岩風呂

ラーメンを中心に食べ歩きとかレシピを乗せてます。そして時々猫が登場するブログです。

麺屋ひょっとこ

2009-02-24 12:24:24 | ラーメンレポ
本日は有楽町の某国際フォーラムでM氏と共に打合せ、昼時にはちょっと早い時間に終わったのですが、このまま品川に帰社しても、昼のラッシュになってしまうし、この辺で食べて帰るかと・・・言われれば・・・待ってました!
久しぶりに、銀座交通会館の地下にやってきました。



2007年度の岩風呂ラーメン大賞受賞店、ひょっとこです。


注文は当然のように、和風柚子らーめん!
それにプラスして茶飯も付けました。


極々あっさりしたスープに、なぜか迫力あるバラ肉チャーシュー、そして上には三つ葉の香り


食べ進むと底の方からは柚子の香り。
このスープには、やはり細麺が合います。


こちらが、唯一のサイドメニューの茶飯。
麺をすべて食べ終わった後に、この茶飯を食べながら、スープをすするのは、

今時の魚粉や脂などのインパクトある飛び道具が満載のラーメンとは逆を行くあっさりの極みでありまして、この辺りは好みが分かれてくるようですな。
ここのところ「二郎」とか「なりたけ」とかの記事ばっかりなので、意外と思う人もいるかもしれませんが、こんなラーメンも指示しておるのですよ!
M氏も「もっと早く食べておくべきだった」と絶賛(?)。
久しぶりの来店でしたが、変わらず美味しい和風柚子。
ごちそうさまでした。
ではでは。

【地図】東京都千代田区有楽町2-10-1 東京交通会館B1F
【ラーメンデータベース】麺屋ひょっとこ

■最新!最強!究極のラーメン(2009 首都圏版)


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短時間で作る白濁スープラーメン(濃厚京都系)

2009-02-24 00:00:14 | 自作ラーメン

3時間でゼロから白濁スープを作れ!?
あの豚骨スープとかって、時間とガス代の産物であることは重々承知しています。
むちゃぶりだと、判っていながらそこに挑戦してみました。
結論として、出来ました。
スープが白濁するのは、油の粒子をゼラチンが包み込んで乳化するからなのですが、豚骨ではなく、鶏がらを中心にして、軟骨部分のゼラチンと皮からの脂をスープに大量に加えることで短時間で何とかならんかなあ・・・と。
鶏系の白濁スープといえば天天有やますたになど新しい京都ラーメンの系列ですね。
今回は九条ねぎも使ってそれっぽく作っています。

★★材料★★
 ■スープ
  豚骨(背骨)・・・・1本
  鶏がら・・・・・・・1羽分
  鶏ひざ軟骨・・・・・1パック(120gくらいだった)
  鶏皮・・・・・・・・1パック(そう、120gくらいだった)
  たまねぎ・・・・・・1個
  にんじん・・・・・・1/3本
  にんにく・・・・・・1かけ
  生姜・・・・・・・・1かけ

 ■チャーシューと醤油だれ
  豚もも肉・・・・・・1ブロック(※1)
  薄口醤油・・・・・・300ml
  日本酒・・・・・・・300ml
  塩・・・・・・・・・大さじ2
  昆布・・・・・・・・1枚

 ■その他
  中華麺・・・・・・・細麺を買ってきた
  九条ねぎ・・・・・・小口切りしておく

★★作り方★★
 ■スープ
  1.豚骨、鶏がらを50~60℃のお湯で洗う
  2.鶏がらはキッチンバサミや包丁で小さく切り刻んでおく
  3.豚骨も手で折れる様なら折る
  4.5リットル以上入る鍋に水を張り、豚骨、鶏がらを入れて火にかける
  5.沸騰してきたら最初の5分は徹底的に灰汁を取る
  6.軟骨、鶏皮を加えて強火でガンガン1時間煮る。途中水が蒸発して足らなくなったら、別鍋で沸騰させたお湯を足す
  7.チャーシュー用もも肉も入れ、1時間ほどで取り出す
  8.残っていた野菜類をすべて入れ、更に強火で1時間煮込んで完成(※2)

 ■チャーシューと醤油だれ
  1.日本酒を鍋で煮立て、アルコールを飛ばす
  2.塩、醤油、昆布を加えて再度煮立てる
  3.火を弱火にして、チャーシューを加え1時間ほど煮込む
  4.チャーシューを引き上げて、チャーシュー、醤油だれの完成

 ■最終調理
  1.中華麺を茹でる(※3)
  2.麺を茹でている間に、丼で醤油だれとスープを合わせる(※4)
  3.麺を湯きりして丼へ
  4.九条ねぎと薄切りにしたチャーシューを乗せて完成!

★★ポイント★★
(※1)今回チャーシュー用のもも肉はスープで下茹でしてから醤油だれに漬け込んで、ちょっとパサッとしたそっけない感じのチャーシューに仕上げてます。
下茹でせず、醤油だれで30分ほど煮込むと灰汁が出ますが、足が染みて肉汁も蓄えたチャーシューになります。

(※2)今回は即席のレシピですが、時間が有れば更に2時間ほど煮込むことをオススメします。

(※3)麺の茹で時間は丼に移してからの時間も逆算して、袋に記載されている時間より、は30秒~1分くらい早めに上げると、茹で過ぎを防げます。

(※4)今回はスープと醤油だれを5:1で合わせましたが、煮詰め具合や醤油の種類によって微妙に変化するので、最初は味見しつつ試すことをオススメします。

以上、こんな感じで作ってみた結果がこれです。



ほら、結構白濁してるでしょう?
鶏軟骨と鶏皮を使っているので、原材料が非常に高価で、普通のラーメン屋さんでは使えない手法でしょうね。
まあ、こんな原価無視のラーメンが作れるのも自作ラーメンの醍醐味でしょう。
今回は、3時間という枠で作りましたが、本来ならこの材料で5時間くらい煮込んで、さらに濃厚トロトロのスープに仕上げてみたいものです。
ではでは。


■プロのためのラーメンの本


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