はちきんizyのアメリカ丼

料理にすると丼カップル
はちきんイジーとアメリカンいごっそうバッキーの
山あり谷ありの国際結婚ブログです。

養子になった子たち (J君の事)

2009-03-19 | アメリカの家族

義妹の再婚相手  Bさん も義妹と同じく 大家族で育っていたので 

たくさんの子供を持つことは 彼の ひとつの夢 というか 

当たり前のことでもあった。

彼らはまず 両親に問題を持つ子供たちを

一時的に預かるフォースターファミリー になった。

彼の家に最初に来た J君 は 母親が 躁うつ病 を持ち 

父親は自分の家族をすでにもっており 母親とは たんなる 浮気 

であったことから J君の面倒をうまく見る家族がいなかったため

 彼は フォースターファミリーのケアに入った。

どのぐらいの期間 彼が義妹夫婦の家にいたか覚えていないが 

母親の 希望 もあり J君は 正式に 義妹夫婦の子となった。

彼は5歳ぐらいだっただろうか、、。

来た当時は 短気で 嘘をつく 手におえない子 だったが 

今では マナー のあるとてもいい子に成長している。

私は 彼の父親を知っている。

昔 働いていた チャイニーズレストランで シェフ をしていた メキシコ人だ。

そのことを知ったJ君がある日 私に父親のことを聞いてきた。

涙で 声が かすれてきた 彼は

  ”僕 なぜだか 分からないけど 両親のことを考えると 泣けてくるんだ。”

と言って 手で 涙を 拭く彼を見て 胸が一杯になった。

なにしろ 体もガッシリしていた彼は 泣くタイプ ではなかった。

”あなたのお父さんは 世界で一番上手な シェフだよ。” と話した。

実際 彼の料理は美味しかったし 忙しいときも うまくこなしていた。

働き者だった。

そのメキシコ人には5人の子供たちがいた。

上の二人が 私の娘たちと 同年齢  だったこともあり 

彼らの写真を持っていた私は それを コピー し 

”あなたのハーフブラザーとハーフシスターだよ。”

と言ってJ君に渡した。

義妹の話では 彼は その写真を 枕の下 に置いているらしい。

にほんブログ村 海外生活ブログ アメリカ情報へ  今日の夕暮れ 一番星が きらきら 光っていた。

         子供の頃から そんな星を見ると 心が救われる思いがした事だ。

             
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