”はさみを持って来てくれ!” と
庭仕事をしていたバッキーに言われ
それを手渡すと
”こっちに来てみろ” と
バッキーが私を連れて行った所は

水仙が咲く 庭の一角、、。
庭に花が咲くと いつも
それらをカットし 家に持ってくるバッキー、、、だ。

”貴方 子供の頃
そうやって お母さんに花のプレゼントをしていたでしょ” と
聞くと
胸が じ~~ん とする話をしてくれた。

バッキー少年は 10歳ぐらいの頃から新聞を配達していた。
朝早く 新聞を近所に配達していると
庭に咲く綺麗なチューリップが目に入る。

”母さんが喜びそうやな” と



可愛い天使が

”誰も見ていないぞ” と
小さな悪魔が

もちろん その次のバッキー少年の行動は
こそこそと 綺麗なチューリップを 数本カット、、、

家に帰るや 花瓶に刺し
テーブルの上に置いた、、、。


新聞少年、、バッキーが その集金に回ると
一人の婦人がこう言った、、、。
”おばさん 見てたのよ
僕が 私の庭に咲いていたチューリップを切って
持っていったの、、。”
それを聞くや
おっかない 両親の、、、、特に父親の顔が浮び
バッキー少年の心臓は
激しく鼓動し始める、、、(ガクガク、、、ぶるぶる、、、あわあわ)


”確か 5本のチューリップだったわよね
1本 20セントとして 1ドルになるわ
その分の仕事を うちで してもらうわよ。”
数時間 雑草を引いたりして
その婦人の庭仕事をしたという バッキー少年だ。
”あの時は 夢中でやったけど
考えたら お袋は テーブルにチューリップを見た時から
俺が何をしたかを 知って
その婦人と話し合って こんなレッスンを俺に与えたんやろ”
母親に喜んでもらおうとした
バッキー少年の気持ちを大切にした
義父母のそんな粋な計らいや
皆がこうして
周りの子供を教育していた その時代が
なんとも 素晴らしく
胸が じぃーーーーーん
写真は この辺りでは 珍しいイングリッシュ ガーデンのある家
これからの草花の成長がたのしみだ、、
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