4日ぶりに仕事に行くと
新しい寿司が出ていた。
何とそれは
カリフォルニアロールにまぶした寿司で
その名も
”チートス激辛寿司ロール”
チートスって
日本で言うならカルビーのかっぱえびせんのように
辞められない 止まらない
な
スナック菓子なんですよ。
この国で初めて口にしたチートスに
これと言った思い出もない私が
バッキーに訊くと
チートスにまつわる
小学生時代の思い出を話してくれた。
あっ
大した内容じゃないですがね。
毎週木曜日の夜
友人とチームを組み
ボーリングをしていたバッキー少年の父親は
”あなた ボーリングに行くなら
子供も連れて行って頂戴。
私一人で皆の子守は大変だわ。”
と
妻に言われ
仕方なく子供を一人だけ
ボーリングに連れて行ったらしい。
厳格な父親を
怖がりもしていたバッキー少年だけど
夜も9時過ぎまで外に出ていられるのは
バッキー少年にとって
特別の事。
ボーリングに行けるこの夜を
楽しみにしていたらしい。
父親は子供のためにお菓子を買ったりすることはなかったけど
父親のチームメイトが
ボーリングを観ているだけのバッキー少年に
お菓子を買ってくれたらしい。
”ラッキーな日はな
お菓子とソーダを買ってもらえたんだ。”
その頃に返ったかのように
バッキーが嬉しそうに話す。
ボーリング場で
バッキー少年が毎回選んだお菓子が
このチートスだったのでした。
大人たちの集まりで子供を見ると
バッキーは必ずのように
その子達にお菓子やドリンクを買い与える。
それもこれも
自分の子供時代の嬉しかった思い出が
そうさせるんでしょうね。