"遠いけど00に外食に行こうか” と
嬉しい誘いがバッキーからあった土曜の午後
化粧もし支度の出来た私を見て
”何や それ 化粧か?
オマエ 棺桶から出てきたみたいな顔やなぁ” と
バッキー 😂
何時も使うファンデーションが
何故かこの日は白くなってしまったけど
死人の顔にするとはバッキーらしい表現に笑った。
古い教会をレストランに改造したその店は
週末とあり5時前ではあったけれど
テーブル待ちの客までいるほど混んでいた。
通りを隔てたパーキング場に車を停めに行ったバッキーが
店に入ってくる前に席の順を取っておきたかった私は
接客をしていたホスト(案内人?)の注意を受けようと
じっと彼の方を見つめていた。
ホストの目と合う瞬間はあったけれど
嫌がられているような目で見られた私は
2人席が必要で予約は入れていない と伝える言葉が出なかった。
そのホストが私より一つ前に並んでいた客をテーブルに案内し
戻ってきたので
次は私の番だ と待つものの
彼は私に目も向けなければ 話しかける隙も見せない。
ここまで悪いサービスを受けたのは初めて。
腹が立つと言うより呆れた。
そうして
”無視されるのは私がアジア人だから?” などと
おかしな事が頭をかすめた。
席を待つのが嫌いなバッキーは客が列になっているのを見ただけで
しかめっ面になり店を出ようとするのに
この日は珍しく温厚な顔つきで
”どうする?” と 私に訊く。
私が行きたがっていた店なので
私の気持ちを考えてくれたんだろう。
ホストの態度の悪さから食事をする気持ちも失せてしまった私は
”ギフトカードだけ買って出ましょ。” と伝えた。
この店に来たのは食事だけでなく
知人に贈るギフトカードを買うのも目的だったので
ギフトカードを買う為、元祭壇だった箇所に出来たバーに歩いて行った。
2度とこんな店に来るものか と思って店を出たのに
”火曜日は淡水魚のブルーギルが食べ放題だぞ。” と
その店のスペシャルを見たバッキーからそう聞くと
”じゃぁ 今度は予約も入れてもっと早めに来ましょう。” と
食べ放題と知り目の色を変えた私が言った。😂