2週間程前のある夜 寿司子から電話を受け取った。
”話をする時間はある?” と私に訊く寿司子の声に
何か職場であったな と思った私は話を聞き落とさないようスマホをあてた耳に神経集中した。
話は 中華で働くフィリピン人のフィリさんが店長に寿司子と私への不満を訴え その件で店長に呼ばれ質問を受けたという内容だった。
店長に呼ばれた事は寿司子にとって かなりショッキングだったようで心が乱れているのが話の仕方で手に取るようだった。
英語が母国語でない私達は心が乱れた時などいつもに増して上手く表現出来ない事は多く、後でそれを後悔したりする時って多い。
想像ではあるけど その件が今も心にあり、ビッグボスにゴミ出しへの不満を自分から言いたくなかったのでは と思ったのだ。
フィルさんが寿司子と私に持つ不満も 彼女が自分の仕事以外の事をするのを嫌う事から来ているけれど、今回 彼女が私達の事で店長に不満を訴えるまでの行動に出たのは それだけでなくある事で私達に腹を立てていたからだと思う。
フィルさんが店長に訴えるちょっと前、私の手伝いをしていた中国人のビンさんが仕事を辞められた。
”彼の代わりにフィリさんに君の手伝いをしてもらおうと思っている。” と 部署のマネージャーであるトンさんに言われた私はフィルさんが寿司の仕事に興味を持っていることは知っていたけれど
”フィルさんに寿司の仕事を教えるのは難しいので中華で働く中国人のチューさんが良いと思います。” と応えた。
トンさんは
”あーそうか” と簡単に了解し、フィルさんでなくチューさんが私と一緒に働く事になった。
この件について、トンさんがどうフィルさんに説明したかは知らないけれど、寿司の仕事につけなくなった事を私と寿司子のせいだ と彼女が思い私達を責め、前々から私達に持っていた不満を店長に訴えたとしたら それはそれで自然な流れでもある。
傷つくと自分を守るために人を責め、攻撃的になる事はある。
金曜日からかめ君が我が家で過ごしている。
釣りの好きな彼に魚料理を食べてもらうようにしている私はサーモンとティラピアを料理した。
オーブンで焼いたサーモンは日本食研USAのテリヤキソースで仕上げた。
ぽちっとね
この写真のお皿は私のです。 かめくんのは鮭がこの半分でやさいは菜心がほとんどなくブロッコリー
おにぎりは3人で分けました。