日々の覚書

MFCオーナーのブログ

最近のあれこれ(令和6年12月中盤)

2024年12月22日 09時15分54秒 | 時事・社会ネタ
皆さん既にご存知の通り、読売新聞社社長や読売ジャイアンツのオーナーなどを歴任したナベツネこと渡邉恒雄氏(読売新聞グループ本社代表取締役主筆)が亡くなった。享年98歳。長らく読売新聞およびジャイアンツに君臨し大きな影響力を誇ったのは周知の事実で、正に我が世の春を謳歌しての大往生と言えよう。慎んでご冥福をお祈り致します。

ま、確かに、"読売のドン"という称号がふさわしい人だった。もちろん、新聞記者出身だが、記者というより実業家みたいな人だったように思う。読売系列の新聞では、渡邉恒雄氏(以下ナベツネ氏)の功績として、新聞業界やプロ野球界に多大な影響力を誇り、読売新聞やジャイアンツの発展に貢献し、圧倒的なリーダーシップで業界の改革を推し進めた、という意味の記事を載せていて、まぁ間違いではないが(笑)、確かに、プロ野球のFA制度確立の後押しをしたり、1リーグ制への移行を提唱したり、改革には積極的だったように見えるが(野球ではないが、当時Jリーグ・チェアマンだった川淵三郎氏とのバトルも記憶に新しい)、実際にはプロ野球の事を考えてというのではなく、単にジャイアンツが有利になるように画策してただけで、そういう意味でも実業家って感じ。要するに、自分ファーストなのである。全体の事なんて考えていないのだ。僕が、ナベツネ氏の事を凄いとは思いつつも、好きになれなかったのは、この点にある。

かなり前だが、魚住昭著の『渡邉恒雄 メディアの権力』というルポを読んだ事がある。これだ。ナベツネ氏の礼賛本ではなく、攻撃してる訳でもない、実に冷静に公平に事実に忠実にナベツネ氏について書かれた本だ。いち新聞記者だったナベツネ氏が、仕事で得た人脈を駆使して、闘争に勝ち抜き、頂点に上り詰めていくさまを読んでると、やはりこの人はジャーナリストなんかではないな、と思う。でも何故、読売新聞グループという民間企業とはいえ、長期に渡りトップに立ち、思うままに権力を振るう事が出来たのか。故中曽根康弘氏は、「君のおかげで首相になれた」とナベツネ氏に感謝したそうだが、相手は一介の新聞記者である。こんな事言うかね普通。凄い人だとは思うけど。

ま、そういった影響力も業界内部の事に過ぎず、他の世界からの反応は冷ややかだったようだ。そういう意味でも、結局自分とこの利益しか見えてない実業家だったのだな、と思わざるを得ない。ただ、今後の読売新聞に与える影響は気になる。なにせ、我が社にとっては一番の顧客なもんで(笑)

さて、早いもので2024年も残すところ10日程になった。年の瀬は何かとせわしないが、その"わさわさ"感がなんとなく楽しかったりもする。そんな、我々にとって年末の風物詩となりつつあるのが、これだ。

 

はい、年末恒例、ベートーベンの『交響曲第9番』の演奏会である。今年もNHK交響楽団、場所もNHKホール、とほんと恒例になってしまった。第九聴かなきゃ年越せない、みたいな感覚になりつつあるのが怖い(笑)

演奏会自体は、なんたってN響である。実に安定した素晴らしい演奏だった。やはり、生楽器の生演奏を体験するのは良い事だ。気のせいかもしれないが、今回は特に良かったような気がする。合唱隊が違うのだろうか。たぶん、気のせいと思うけど(笑) 

N響の人たちは、毎年それも何年も続けて、この時期第九を演奏している訳で(N響に限らないけど)、ほとんど楽譜見ないでも弾けるんだろうな。もしかすると、練習しなくても、当日の音合わせ程度で大丈夫なのかも。



クラシックの演奏会の場合、暗黙の儀式みたいなのがあって、毎年第九を聴きに行く度に思うのだが、演奏が終わった後、鳴りやまぬ拍手と歓声の中、指揮者と合唱ソリストが、何度も舞台袖に引っ込んだり出てきたりして、観客に応えるという場面があって(カーテンコール?)、これ必要なのだろうか。いや、あってもいいけど、ここまでせんでも、なんて思ってしまうのだ。指揮者及びソリストたちは、観客に応えるだけで、挨拶をする訳でもないし、もちろん演奏する訳でもない。「おおきにおおきに。ほな、もう一曲やりまひょか」なんて事には決してならないのである。観客もそれを分かってて拍手し続けているのだろうけど、「そろそろ終わってくれないかな」なんて思っていたりなんかして(笑) 知らんけど。それと、曲が終わったら、間髪入れずに拍手するものらしくて、これも何とかならんのかな、と毎回思う。ま、いいけど(笑)

今日M-1の決勝が行われる。これもいつの間にか年末の風物詩となった。確実に、2024年は終わろうとしている。
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最近のあれこれ(令和6年12月前半)

2024年12月15日 22時43分41秒 | 与太話
毎年言ってるけど、早いもので、もう12月も半分過ぎた。2024年も残りあとわずか。異常気象と言われてたけど、ここ数日、ようやく冬らしくなりましたが、皆さま如何お過ごしでしょうか(なんだいきなり)。という訳で、12月のグルメレポなぞ(訳分からんぞ)

12月になってからのとある休日、古いお札を返しに、箱根神社に行ったのである。もちろん、新しいお札も頂いてきたのだが、帰りがちょうど昼時で、我々も何か食べようという事になり、ならば良い機会なので、以前から気になっていた芦ノ湖畔の歴史ありそうなレストランに行ってみることにした。


ブライト。1971年創業だそうな。懐かしいような、けどモダンでオシャレな雰囲気の店構えがたまりません。入る前から期待大。

 

僕が頼んだのはポークソテー。神奈川県のやまゆりポークというブランド豚を使っている。美味い。とにかく美味い。柔らかく風味豊かなやまゆりポークが絶品。美味い豚肉というのは脂身が特に美味い、と僕は思っているのだが、こちらのやまゆりポークも正にそれ。いやいや、とにかく美味かった。また是非食べたい。

こちらブライトは、要するに洋食レストランであり、ハンバーグやポークソテー、ビーフシチューといった洋食定番メニューの他、数種類あるスパゲティも美味そうだった。次箱根に行くときには、必ず寄らせて頂きます。箱根駅伝グッズが一角に飾られた店内も良い雰囲気^^

それからしばらくして、たまたまテレビ見てたら、東京の大門、ま、要するにJR浜松町駅周辺というか、増上寺や芝大神宮の近所というか、あのエリアを紹介してて、実は、大門は何十軒もの中華料理店がひしめく、いわば激戦区なんだそうな。知らなかった。そんな話を聞いてしまうと、ちょっと行ってみたい、という気になり、とある休日、近くを通ったので、行ってみた。

で、我々が入ったのは、こちら。


東海飯店。ネットのグルメサイトの情報では、大門で1、2を争う人気店らしい。と聞くと、こっちも構えてしまうのだが、庶民的な店構えとお値段に安心して(笑)、入店。店内はお客さんで溢れ、とても賑やか。けど、我々はすぐテーブルに通された。

実に美味そうな中華の定番が並ぶメニューの中からも僕がチョイスしたのは、

 

麺セット(小チャーハン付)。五目ラーメンや葱ラーメン、チャーシューメンといった選択肢の中から担々麺にした。ちょっと寒かったもんで^^; で、出てきた担々麺は、担々麺というより台湾ラーメンに近い感じがしたが、自分としてはどちらも好きなので、あまり気にせず完食。実に美味かった。スープもさることながら、麺が美味い。細麺である。チャーハンも美味。

店内には、中華ならではの丸テーブルがいくつかあり、宴会をやってるグループで埋まっていた。時節柄忘年会だろうね。また来たいです。

と、今回は、中年オヤジのクルメブログ風にまとめてみました(笑)

それにしても、韓国の戒厳令とかシリアのアサド政権崩壊とか、話題が多い年末だが、このニュースにはひたすらびっくりした。


時間になっても来ないので、スタッフが自宅を訪ねてみたら、浴槽で亡くなってたとか。まだ54歳。実はまだ信じられない。まだまだ若いのに...謹んでご冥福をお祈り致します。
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プログレッシブ・メタルとか

2024年12月02日 23時15分19秒 | 本と雑誌


レコード・コレクターズ(以下レココレ)最新号の特集は「プログレッシブ・メタル」である。よく分からんけど、確かに90年代あたりから、プログレ的なメタル系バンドというのが色々と登場していたような気はしてた。僕自身の感覚では、この動きはドリーム・シアターあたりが元祖かな、と思ってたけど、レココレに依ると、キング・クリムゾンの『ブルーム』に端を発するという説も有力らしい。どちらにしても、よく分からんが(笑)

メタルという音楽は、意外と細かくジャンル分けされていてスタイルも様々、他ジャンルとの融和性も高いようだ。今回のテーマのように、プログレと接近してみたり、パンクの要素を取り込んだりもしてる。未確認だけど、カントリー・メタルとかファンク・メタルなんてのも、きっと存在するのだろう。何故、メタルは他ジャンルと融合しても違和感ないのか? 最近、妻が買ったメタル・クリスマス的なオムニバスCDを聴いたが、結構面白かった(笑) メタルって結構深いかも(笑)

今回のレココレのプログレッシブ・メタル特集は、いつものパターンで、ライター諸氏が選んだリストを編集部でまとめたもので、プログレ・メタルのアルバムが121枚(!)セレクトされている。70年代から2010年代まで幅広いが、70年代は知ってる(聴いてる)の多いけど、80年代は名前は知ってるけど未聴というのが大半、90年代以降は名前を知ってれば上出来、って感じ。まぁ、予想通りかな(爆)

前述したが、僕の感覚ではプログレ・メタルと言えばドリーム・シアターである。と言っても、聴いた事あるのは『イメージス・アンド・ワーズ』とライブ音源くらいなのだが、その『イメージス・アンド・ワーズ』はレココレでは6番目に紹介されている。やはり、プログレ・メタルの括りでは重要作なのだろう。70年代の作品で見ると、クリムゾンの『レッド』、ラッシュの『西暦2112』、が上位にきていて、ユーライア・ヒープの『対自核』、イエスの『こわれもの』、クイーンの『クイーンⅡ』なんてとこもセレクトされてたりする。その他、クリムゾン『宮殿』ブラック・サバス『血まみれの安息日』ELP『恐怖の頭脳改革』カンサス『永遠の序曲』レインボー『虹を翔ける覇者』といったところもリストアップされており、ここまで見てると、プログレ・メタルの何たるか、が少し理解できた気がする(笑)

80年代になると、アイアン・メイデン、クイーズライチ、フェイツ・ウォーニング、クリムゾン・グローリー、といったバンドがセレクトされているが、ほとんど名前しか分からない(苦笑) 90年代以降は、ドリーム・シアターはともかく、トゥール、マゼランはかろうじて名前だけは知ってた程度で、他はちんぷんかんぷん(爆)

そんなプログレ・メタルなんであるが、レココレのレビューを見てると、多少の差こそあれ、ドラマティックな展開や組曲的で複雑な構成が特徴の、変拍子等も多用したテクニカルでシアトリカルな音楽なのであろう、というのは想像がつく。プログレで言うなら構築系であり、メタルでもデスとかスラッシュとかではない、もっとシンフォニックなタイプなんだろうね。知らんけど(笑) 当然、歌詞の内容にしたって、「僕には君しかいないんだ」とか「信じるんだ、夢は必ず叶うのだと」とか「あー金が欲しいなー、金さえあれば女だって」なんてものであるはずがなく、ファンタジーや文学や歴史を素材にしたアカデミックなものであるのに違いない。プログレッシブ・メタル恐るべし。

そんな訳で、勉強にはなったけど、ほとんどちんぷんかんぷんだった(笑)レココレのプログレッシブ・メタル特集なのだが、他の特集はというと、ソロキャリアを総括した編集盤が出るブライアン・フェリーのインタビュー、U2の過去作のアニバーサリー・エディション、再結成したオアシスのアナログ・シングル・ボックス、クイーンの1stのリミックス・エディション、桃井かおりのアルバム再発等々で、そっちの方はなかなか読み応えがあった。特に、ファンとして気になるのはクイーンである。

一部では話題だが(たぶん)、クイーンの1st『戦慄の王女』のリミックス盤に、デモ音源、ライブ音源などをプラスした『クイーンⅠ』のコレクターズ・エディションが出た。CD6枚+LPの豪華版である。これのレビューがレココレに載っている訳で、ま、内容はユニバーサルのサイトとかで知ってたけど、じっくり読んでみるとやっぱり凄い中味ではある。ファンを自認するのであれば、つい手が出そうになるのは仕方ないところで、もちろん僕も興味は持っていたのだが、さすがにコレクターズ・エディションは手が出ないので、リミックス盤とレコーディング時のデモ音源をセットにしたCD2枚組のデラックス・エディションを買おうかと思っていた。どうせ2枚組にするのなら、リミックスはともかく、デモ音源より初期ライブ音源とセットにしてくれればいいのに、なんて思ったけど(笑)

このリミックス盤、1stが出た際、レコーディングされていながら外された「マッド・ザ・スワイン」をラインナップに戻し、本来クイーン自身が構想していた通りの内容にした、というのが目玉で、それはそれで面白いけど、よくよく考えてみると、増えるのは一曲だけだし、当時1stに収録されなかった未発表音源がアルバム1枚分あって、本当は『戦慄の王女』は2枚組で世に出るはずだったのだ、という事であるのなら、一も二もなく飛びついてしまうだろうけど、一曲だけだし、しかも知ってる曲だし、なんて思い始めたら、なんとなく興味が失せてしまった(笑) 元々、過去のアルバムのリミックスというのには、あまり興味ないタイプだし(笑)

そんな訳で、『戦慄の王女』ならぬ『クイーンⅠ』、たぶん買わない....かも。悩んでます(笑)

クイーンと言えば、ここ数年、例のアライブ・ザ・ライブのシリーズをはじめ、有象無象のライブ音源が、聞いた事もないレーベルから発売されていて、中には1976年の武道館とか1985年の武道館とか、興味深いライブ音源もあって、1985年の武道館なんて、自分もその場にいたので是非欲しい手元に置いておきたい、という気持ちを抑えきれないのだが、でも本当に買っていいのか、要するにブートではないのか、という不安もある。やけに高いし(爆) アマゾンでは扱ってないのもあるし(爆) 他にも、1976年のハイドパークのライブなんてのが、知らんレーベルから発売されてるのを見かけた。本物なら絶対に欲しい。ユニバーサルからじゃなくても、せめてライノとかからのリリースであれば、安心して買うんだけど(笑)

ほんと、情報の取捨選択というのは難しい。疑ってばかりだと、本当に良い物を逃してしまう事もあり得るし。困ったもんだ(意味不明)
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名古屋~昭和の雰囲気を残す町

2024年11月30日 10時21分12秒 | あれこれレポート
いきなりだが、新札発行から早や5ヶ月、ようやく北里先生にも渋沢先生にもお目にかかれたが、津田先生はまだな気がする(笑) しかし、5ヶ月経っているにもかかわらず、未だに新札対応してない自動販売機や精算機があるというのはどーゆーことなのか? 実に利用者(=国民)をバカにした行為である。こないだなんて、時間貸し駐車場(タ〇ム〇24という)で、出口で精算しようとしたら新札が使えず、またこういうときに限って財布の中には新札しかなく、あいにくと交通系ICカードも家に忘れてきてて、結局出られないので、一旦バックで戻ろうとしたら、なんと!自分の後ろに10台近い車が並んで長蛇の列、前にも後ろにも進めない状況に置かれて恐ろしい目に遭った事があるが、こんなことになったのも、全て精算機で新札が使えなかったせいだ。確かに、自販機や精算機を新札対応にするには金もかかるだろうし、金かけて新札対応にしたとしても稼ぎが増える訳ではない、そんな一見無駄な投資なんてする余裕はない、というのがほとんどの企業の言い分であろうし、ま、それも理解出来ない事はない。が、ほっといていいものでもない。このままにしておくと、僕のような被害に遭う人が増えていく。前述の時間貸し駐車場のケースでは、僕はなんとか脱出する事が出来たが、運の悪い人は駐車場に閉じ込められたまま一生を終える事になってしまう。これを助長させておいていいのか。未だに新札に対応していない自販機や精算機を使っている業者を、もっと厳しく取り締まるべきである。これは国策なのだ。政府も、もっと厳しく言ってやって下さいよ(笑)

閑話休題(笑)

先日、名古屋に行ってきた。目的は友人のライブ観戦。場所は名古屋の栄、地下鉄東山線伏見駅から徒歩数分の所にあるライブバーCedar's。なかなか高級感溢れるバーである。店の名は”シーダーズ”と読む。オーナーが”吉田さん”なので、この店名になった、と当日店員さんが言ってた(笑)

ここで誰のライブを観戦したのかというと、以前ブログネタにしたが、アラン・ホールズワースと深い繋がりのある友人がいて、その彼が開催したホールズワースのトリビュート・ライブなんである。アラン・ホールズワースを崇拝するギタリストである友人に、腕達者なキーボード・ベース・ドラムを加えた4人の編成バンドでアラン・ホールズワースの曲を演奏し、曲によっては、3~4人のゲスト・ギタリスト(もちろん、アラン・ホールズワースの熱心なファンの皆さんである)が参加する、そんなライブだ。

時間がやや短かったのが残念だが、友人のギタリストを筆頭に、高度なテクニックとセンスに裏打ちされたバンドの演奏は、実に素晴らしかった。はっきり言っても知らない曲ばかりだったけど、そんなことは全く気にならず、演奏を堪能する事が出来ました。もっと聞きたかったです、ほんと。良い物を聴かせて頂きました。次回も是非観戦したいです。お疲れさまでした。

 

 

また友人の写真ばかりで申し訳ない(笑)

という訳で、ライブ終了後、ホテルまで栄の町を歩いた。久々の名古屋、やっぱりいいな(笑) なんか昭和っぽい(笑)

 

翌日、せっかく名古屋に来たので、喫茶店モーニングを体験せねば、という事で、ネットで調べて行ってきました。

 

店の名はコンパル。昭和22年創業の老舗である。名古屋市内で8店舗を展開。創業当初から力を入れていたというサンドイッチや、独特の風味のコーヒーが名物なのだそうな。実際、行ってみると昭和な雰囲気が色濃く残る店内も、シンプルなモーニングセットも、苦みのきいたコーヒーも、とにかく懐かしい雰囲気で素晴らしい。時々は来たくなる店という感じ。ナイスです^^ こちらに限らないけど、名古屋の喫茶店って、とにかく店名がいいよね。最近は、カフェドラ〇〇みたいな店名が当たり前みたいになってて、どこの国の言葉か分からんし、もちろん読み方も分からないから店名も覚えないし、中に入りゃミョーにオシャレな雰囲気で気を遣うし、てな店ばかりで、結局家で飲むコーヒーが一番美味い、みたいな心境になってたけど(笑)、名古屋なら安心です(なんのこっちゃ)

せっかくなんて、こっちにも行ってきた。

 

「ノリタケの森」である。実は、名古屋というか愛知県は陶器の町でもあるのだ。実に奥が深い(爆)

最後に。名古屋というか新栄町の辺りを散策してたら、こんな店を見つけた。



ちょっと見にくいか(苦笑) この、これまた昭和レトロな佇まいのビルの2階に、ラジオデイズレコードという店がある。いわゆる中古レコード店なのだが、その筋の人には結構知られた店らしい。偶然発見したのだが、残念ながら、この日は休業日で中には入れず。しかし、見るからにレトロなビルだ(笑)

言ったと思うけど、僕は子供の頃名古屋に住んでいた事があり、それも3歳~13歳という、実に多感な時期を名古屋で過ごしていて、当然のことながら、その頃の影響は自分にとって今でも大きいのである。あれから月日は流れ、日本中どこもかしこも変わってしまった(風景だけの事ではなく)けど、今となっては時々訪れるだけになってしまった名古屋だけは、自分が住んでいた昭和40~50年代の雰囲気を、色濃く残しているような気がする。ま、たぶん、気のせいと思うけど。それに、いくら名古屋に住んでたとはいえ、あの頃は栄も錦も行った記憶がないので(笑)、あの頃のままとは言い切れるはずもないのだが、でも、あんまり変わってないんじゃないか、という気がするのだ。前述のコンパルやラジオデイズレコードが入っているビルとか、ほんと昔の雰囲気だ。

そんな名古屋は、僕にとって懐かしさと同時に安心感を抱かせてくれる町でもある。引退したら名古屋に引っ越そうかな(爆)
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特殊詐欺

2024年11月16日 21時58分06秒 | 与太話

最近特殊詐欺の電話がかかってきた。

ある日の午後、僕のスマホに着信があった。「050」で始まる全く知らない番号からである。海外からかけてきてるような感じもして、怪しさ300%なので、出来れば着信があっても出たくないのだが、たまにお客様からの電話だったりする事もあるので、一応出たのである。

出ると、いきなり相手の男(中年のオジサンと思う)が「MFCオーナー(もちろん、実際には本名^^;)さんの携帯ですか?」と尋ねてくる。個人情報は割れてるらしい。何の電話かも分からないし、仕方ないので「そうです」と認め、そのまま話を聞いてみると、電話をかけてきた男は福井県警の者ですと名乗り、訳分からん事を話し始めた。

オジサン曰く、「犯罪に関わる事なので、出来れば周囲に人がいない場所に移動して下さい」なんて言った後に続けて「いわゆる振り込め詐欺を働いていた男が福井県警に身柄を拘束された。その男の名はホリウチツヨシ(ご存知ですか?と聞かれた)、自宅捜査をしたところ何十枚というキャッシュカードが押収され、その中にMFCオーナー名義のPayPay銀行のキャッシュカードがあった。これは本人が身分を証明するものを提示しないと作れない物であり、他人が偽装するのは難しい。実際に、このキャッシュカードの口座に被害者が振込しており、犯罪に使われた事は間違いないので、口座名義人も共犯者という扱いとなる」なんて言う訳だ。いきなりきたか。

男は続けて、「貴方は犯罪に加担していない、という事を証明しなければならない。我々も疑っている訳ではない。なので、身分を証明出来る物を持参の上、すぐに福井県警に来れますか?」などと無理難題言うので、無理です、と返すと、「では、捜査担当者と電話でお話して捜査に協力して貰う事は出来ますか?」なんて言うので、「この話が本当なら、こちらに警察が来るべきでは?」と答えたら、「それは管轄が違うので出来ない」とかブツブツ言いつつ、「協力して頂けないと貴方を共犯として起訴しなくてはならなくなります。それでもいいのですか?」と、ついに最後のカードを切ってきたみたいな感じだったので(笑)、「好きにして下さい。法に従いますから」なんて事を言ったら、電話は切れた。

一応、僕にも特殊詐欺云々の知識はあるし、いかがわしい電話番号でもあったので、電話に出た時点で詐欺を疑ってはいた。ただ、話を聞いてしまったのは、相手が福井県警の名前を出したからだ。僕が福井県に縁もゆかりもなければスルーするところだが、福井県に縁もゆかりもあるもんで^^;、もしかして、自分の知ってる人に関わる事なのかも、とつい思ってしまったのである。結局関係なかったけど。

電話をかけてきた男は、僕の本名のみならず現住所も知っていたので、個人情報は掴んでいるらしい。恐ろしい世の中だ。話を聞く前から詐欺と疑っていた事もあり、相手の問いには、あまりまともに答えてないけど、福井県というのが気になって、詐欺と疑いつつ疑い切れないような、なんかもやもやした物を感じながら、男との会話を続けていた。会話の途中に何回か、本当に警察の人なんですか?と言ってしまったけど、相手は動じる事はなく「本当ですよ」と軽く言うだけだった。そりゃそうだよね(笑)

結局、相手が一方的に話して電話を切った感じになった訳だが、冷静に考えてみると、相手が僕に何をさせたかったのか、がよく分からない。仮に、相手の「福井県警に来れるか」という問いに対して「行きます。すぐ行きます」と答えていたらも相手はどう反応したのか。この手の特殊詐欺というのは、最終的にはターゲットから金を巻き上げるのが目的と思うが、今回の電話での会話を思い返してみても、どごで僕が金を振り込む展開になるのか、さっぱり見当がつかない(笑) 

詐欺の電話を切ったあと、たまたま妻から電話があったので、たった今の詐欺電話の事を話すと、福井県警に直接電話して確認してくれたみたいで、福井県警からは「詐欺です。近頃多いんです。福井県警の名前を使われています。その手の電話には絶対反応しないで下さい。050で始まる番号および番号非通知には、絶対に出てはいけません」と言われたらしい。正真正銘の詐欺電話だったというオチだった訳だ。

前述したけど、端から詐欺と思い込んでいたけど、反面、もしかして本当かも、なんて思ってたのは事実。僕の名前とか住所とか、本当の事も散りばめてきたからね。勝手にキャッシュカードを作られる、なんてのもありそうな話だし(笑) 詐欺師は100%嘘を述べるのではなく、10%くらいは本当の事を混ぜるらしい。その方が信憑性を打ち出せるんだそうな。ま、何とか踏み止まれて良かったかも。

という訳です。話には聞いていたけど、実際に体験するとは思わなんだ。ほんと、言われているように、まともに話をせず、すぐに裏を取った方がいい、というのはやはり正しい対応なんだな、というのを実感した。でも、実際に経験すると、パニックになってしまうかも。ほんと気をつけないと。明日は我が身と皆さん思ってた方がいいと思います。

治にいて乱を忘れず。大事です(しみじみ)

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