日々の覚書

MFCオーナーのブログ

2024年始

2024年01月04日 20時49分47秒 | 与太話

皆さま、明けましておめでとうございます。
旧年中は大変お世話になりました。
本年も当ブログをよろしくお願い致します m(_ _)m

しかし、今年は一体どうなっているのか、と思ってしまう新年である。元日いきなり、能登半島で震度7の地震、それも発生してから今日に至るまで、何回か余震(と言っていいのか?)も発生している。被災者の方々も気が休まらないだろうし、救助活動にも支障をきたす。一体どうなっているのか。被害に遭われた能登半島の方々には、本当に心よりお見舞い申し上げます。何も出来ないけど、せめて希望だけは失わないでいて下さい、としか言えない。

地震だけでも大事件なのに、2日には、羽田空港で旅客機と海保の航空機が衝突する、という大事故が起きた。空港の滑走路で飛行機同士が衝突するなんて、普通はあり得ない。旅客機の方は、衝突して炎上したけど、奇跡的に乗客乗員全員避難して無事だった。これは凄いことだ。限られた時間で400人近い乗客をほぼ無傷で機外に避難させるなんて、旅客機の乗員たちは普段からかなり訓練されていて、尚且つ現場で冷静に対応したという事だ。本当に凄い。海外のメディアでは大絶賛という話だが、当然である。その反面、海保の乗組員は6人中5人が亡くなった。若い人もいて本当に痛ましいことだ。地震と違い、こちらはおそらく人災なので、徹底的に原因を究明して、絶対に再発しないようにして貰いたい。

聞けば、今回旅客機と衝突した海保の航空機だが、能登に物資を運ぶために滑走路にいたそうで、事故が起きる前に何往復かしてたらしい。もし地震がなければ、この事故は起きなかったのか、と思うとやり切れない。

この他にも、小倉の飲食店街で35店舗が焼ける大火災が発生し、鎮火に13時間かかったとか、JR山手線の車内で20代の女が包丁を振り回して5人に切りつけたとか、物騒な事件が起こっている。マジ2024年はどうなるのか心配だ。こんな状況だと、僕自身の新年について書くなんてとんでもないので止めておく^^;

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2023年末

2023年12月31日 19時49分32秒 | 与太話

早いもので、2023年もあと4時間程で終わる。思い起こせば、今年も色々な事があったなぁ。プライベートでも、実は大きな出来事があったのだが、さすがにここに書く訳にはいかないので、一応自粛させて頂く(笑)

世間でも、今年は色々な事があった年だった訳で、一般的にはどんなニュースが一番印象的だったのだろうか。という訳で、『読売新聞の2023年読者が選んだ日本10大ニュース』を見てみる。

1位・・・WBC、日本14年振り優勝
2位・・・大谷翔平メジャーリーグで本塁打王
3位・・・ジャニーズ性加害問題
4位・・・藤井聡太竜王史上初8冠
5位・・・阪神タイガース38年振り日本一
6位・・・闇バイト「ルフィ」逮捕
7位・・・新型コロナ5類移行
8位・・・ビッグモーター保険金不正請求
9位・・・記録的猛暑、夏の平均気温過去最高
10位・・・福島第一原発処理水海洋放出開始
【番外】自民党安倍派裏金疑惑4閣僚交代

スポーツネタが多いな(苦笑) 今最も世間を騒がせている安倍派議員の裏金疑惑が番外というのはヘンだ、と思った人も多いだろうが、この重大ニュースの読者アンケートの応募を開始した時、ここまでの騒ぎになっておらず、重大ニュース候補に載せていなかったのでは、ということらしい。

個人的にも、WBCでは盛り上がってた(笑) 久々に試合も結構テレビ観戦したし。大谷翔平の大活躍は同じ日本人として、素直に喜ばしい。シーズンオフの移籍騒動でも、日米共に完全に他のネタを喰っていたし、飼ってる犬までトレンド入りするなんて、本当に凄いことだ。もう、こんな選手は出てこないのでは。けど、大谷も凄いけど、忘れちゃいけない(笑)のが阪神タイガースで、岡田監督が復帰してすかさずリーグ優勝、クライマックス・シリーズも勝ち抜いて日本シリーズに駒を進めると、3年連続日本シリーズのオリックスを4勝3敗で下し、38年振りの日本一。決してタイガースのファンではない僕も、やはり興奮してしまいました(笑)

ジャニーズの問題とか、10位までに入ってないけど、宝塚歌劇団のパワハラ問題とか、盤石の体制を確立させて安泰と思っていた組織ですら、ひとたび何か起きてしまって対応を誤れば、決して盤石ではない、というのが世間に周知されてしまったのは、正に大事件だ。本当に文字通り、声も存在も小さい人たちの訴えが反映されるようになると、社会は変わっていくのだろうか。

読売の読者ランキングだと、22位に「音楽家 坂本龍一さん死去」が入っているが、坂本龍一もショックだけど、他にも多くの有名なミュージシャンが天に召された。こればかりは避けられない。残念だが、来年も悲しい訃報に多く接することになるのだろうね。

新型コロナが5類に移行し、ほぼ3年間続いたコロナの呪縛から、ようやく解き放たれたように思ったのは、僕だけだったのだろうか。それ以降、プライベートではマスク無しで過ごしている(外出も)。あまり報道されなくなったけど、新型コロナの新規感染者は相変わらず多いが、新型コロナに対するスタンスを改めることで、行動制限等もなくなり、社会はすっかり普通に戻ったように思う。忘年会や食事付きの会合も、徐々に復活し始めた。ただ、そのせいではないと思うが、僕個人は今年2回も37度以上の高熱で会社を休んでしまった^^; 病院での診断は風邪だったけど、風邪自体も久々だったもんで、結構しんどかったな。年はとりたくないものだ(笑)

という訳で、高齢もとい恒例ですが、写真で振り返るMFCオーナーの2023年12月(笑)

 

 

 

 

 

実は、5月に続いて、12月にもユーミンの50周年記念コンサートツアーに行ってきたのである。隠しててすいません(爆) まさか、ユーミンのコンサートを年に2回も見るとは思わなかった。ただ、5月も12月も内容は一緒だったけど。

それと、こちらも恒例、NHK交響楽団のベートーベンの第九演奏会にも行ってきた。第3楽章が終わった時、合唱隊の1人が倒れて運び出される、というハプニングがあったが、その後は何事もなかったかのように、演奏は続けられた。カーテンコールの時に、その件についての説明があるかと思ったけど、なかった。ネットで調べたら、団員が気分が悪くなって本番途中に退出したけど、大事には至らず、すぐ復活したそうな。なんとなくホッとしました。

という訳で、今年もお世話になりました。来年も当ブログをよろしくお願い致しますm(_ _)m

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イギリスパン

2023年12月29日 19時45分42秒 | 与太話

間違ってるぞアンデルセンはイギリスじゃなくてデンマークだろ、と言う人もいるだろうが(ないない。爆)、そうではなくて、アンデルセンというパン屋で買ってきたイギリスパンである。でも、ただイギリスとしか表記されてないので、混乱する人もいるかも(だからいないって)

という訳で、何故か唐突にイギリスパンである。実は、僕は子供の頃から、普通の食パンよりイギリスパンの方が好きで、どこがどう違うのかは分からなかったけど、とにかくイギリスパンの方が好きだったのだ。形が違う以外は同じなんだから、単なる雰囲気だろ、なんて周囲には言われたけど(笑) 好きな割には何故イギリスパンと呼ぶのかも分からず、フランスパンがあるのだから、イギリスパンがあっても不思議ではないかな、という程度の認識しかなかった。昔から知的好奇心がないというか自身の行動や嗜好を正確に把握する能力に欠けているというか(笑) ちなみに、製造者によっては、同じ物でも、イギリスパンではなく山型パンという商品名になっている。

で、イギリスパンである。食パンよりもなんとなくサクッとした食感、なんとなく上品な味わい、といったところが好きなのだろうと思うが、最近になってようやく、色々と調べてみた。前述したように、向学心とか探究心とか、全く縁のない子供だったからね(笑) そしたら、食パンとイギリスパンには、大きな違いがあったのだ。単なる雰囲気なんかではない(爆)

一般的にパンを焼く際、材料をパン型(ティン)に入れてオーブンで焼く訳だが、食パンを焼く時はパン型に蓋をするが、イギリスパンの時は蓋をしないで焼くのだそうな。そのため、イギリスパンは四角くならず、パンの一辺が山型に盛り上がる形状になる。これが、山高帽を被った紳士に見えるので、イギリスパンという呼ばれるようになったらしい。イギリスの紳士イコール山高帽という訳か(笑) もちろん、この呼び名は日本独自のものとのこと(そりゃそうだ)。ついでに言うと、青森県内で販売されている”イギリストースト”という食品があるが、これの名前の由来もやっぱりイギリスパンだそうな。

食パンのように、蓋をして焼いた場合、水分の蒸発が少ないので、しっとりとした仕上がりになり、イギリスパン(山型パン)のように蓋をしないで焼くと、ふんわりとした仕上がりになるそうな。イギリスパンはトーストにすると、さっくりとした食感になり、しっとりした食パンはサンドイッチに向いているらしい。

確かに、イギリスパンはトーストにすると美味さが倍増するような気がする(笑) ま、これは個人の見解なんで、そう思わない人もいるだろうけど、当たってる気もするね(笑) ちなみに、どうでもいい話だが、現在の僕の朝食は、ほぼ9割方パンであるのだが、同じトーストにしても、食パンの場合は何かはさんで食べる事が多いが、イギリスパン(山型パン)だと、はさんだりするのが勿体なくて、トーストのみで食べるケースが多い。やっぱりイギリスパンだね(意味不明)

という訳で、何故かイギリスパンが好き、というネタでした。オチなくてすまそ(爆)

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ロックTの現状

2023年08月15日 08時17分26秒 | 与太話

クソ暑い日々が続いておりますが、皆さま如何お過ごしでしょうか? 今年の暑さは異常ですが、まだ続きそうなので、ご自愛下さい。

夏といえば暑中(残暑)見舞いですが、なんと!寒川神社様より残暑見舞いを頂いてしまいました。有り難いことです。

という訳で、真夏の話題あれこれ^^;

東海道新幹線の車内ワゴン販売が廃止になるそうで、こういう話を耳にすると、やっぱりJRというのは、こういう会社なんだな、と思ってしまう。運行時間は正確この上ないし、安全第一を貫いているのは凄い事だけど、それ以外の、利用者にはメリットあるけど、自分とこには全くメリットのない案件については、やる気がないというか真剣に考える事すらしない。車内販売にしても、乗客のほとんどが乗車前にホームの売店などで買い物を済ませてしまうので、利用する人がいなくて無駄である、というのが建前だろうけど、要するに維持するのが面倒で人件費もかかるので止めたい、大した売上にもならんし、というのにすぎない。利用者へのサービスなんて事は、全く頭にないのだ。ホームからゴミ箱を全て撤去したり、駅構内の時計をいずれ全部撤去する方向で進めていたり、とにかく自分とこの都合だけ。ゴミ箱がなくなってどれだけ困ってるか、時計がないとどれだけ不便なのか、なんて事は自分には関係ないから考える事もない。ユーザーは言われた通りにするしかないしね。困ったものだ。

困ったものだと言えば、今の内閣というか岸田首相のやってる事はひどい。いわゆるサラリーマン増税はもちろんだが、LGBT法案を強引に押し切って通したり、入管法の改正をすると見せかけて、意味不明の救済措置を盛り込んだり、と無茶苦茶である。一体誰に褒められたいのか? 少なくとも、日本国内では、自民党支持者からも野党支持者からも顰蹙を買っている。そりゃ支持率も下がるよな。解散さえしなければ大きな国政選挙も当分ないし、なんとか政権を維持することは出来るので、安心してこのような暴挙に出ているのだと思うが、国民はもちろん、自民党もそれでいいのか? ま、確かに、自民党がこんなでも野党が輪をかけてひどいので、支持者が野党に流れる心配はないし、そうなれば選挙にも有利だし、ってんで打倒岸田政権を掲げる党員が出てこないのは理解できる。自民党も地に墜ちたな。岸田総理には不満はあるが、かといって代わりもいないし、なんて考えてるのも多いのだろう。しかし、それは間違っている。代わりというか、次にふさわしい人はいる。現時点では、次期自民党総裁は高市早苗氏しか考えられない。なんとしても、高市内閣の実現に向けて自民党は動いて貰いたいものだ。

と、クソ暑いせいか(笑)愚痴ばかり書いてしまったので、ちょっと違う話題を。

夏といえば、Tシャツである。MFCオーナーは実は隠れたTシャツコレクターである、というのは知ってる人は知ってると思うけど(笑)、近頃、TシャツそれもロックTの人気が高く、古着でもかなりの高値で取引されている、というのを耳にした。自分でも、ほぼ全国チェーンの古着買い取り店で、ただのTシャツがだいたい1500円から2000円くらいで売られていて、それでも高いのに、ロックTとなると値段が跳ね上がるのを確認している。その店では、ロックTはだいたい5000円前後、中には8000円前後の値がついていた。まぁ、とにかくひたすらびっくり。こんなTシャツを5000円も出して買う人がいるなんて、ほんと信じられない世界だ。しかし、まだまだ甘かった^^;

原宿とか渋谷とかの、若者の集まる街には、TシャツそれもロックT専門の古着屋がたくさんあり、信じられない値段がついているらしい、と聞いたもんで、先週の、とあるクソ暑い日に、原宿まで現状調査に行ってきたのである(笑) いやはや、35度の気温をものともせず、原宿は若者で溢れかえっていた。どんなかというと、

ま、こんな感じです、分かるかな(爆)

で、Tシャツ専門店には、5軒行った。確かに、とんでもないことになっていた。こちらが確認出来た限りでは、古着とはいえロックTで一番安かったのは5990円、店にもよるが、7990円~12900円あたりが相場らしい。もちろん、それ以上、50000円超えのロックTを置いている店もあった。色々見てると、ただのロックT(アーティストのロゴとか写真がプリントされただけの)より、いわゆるツアーTの方が値段は高いようだ。期間限定なんで価値が上がるのだろうか。なんというか、何かが狂っているとしか思えなかった(笑)

ご存知の通り、ツアーTとはコンサート会場で売ってるものだが、昨今だと1枚3500円くらいである。昔は、3000円前後だったと思う。それが、いつの間にか、下手すりゃ10倍近い値がついているのである。お宝ところの騒ぎではない。100枚くらいロックT持ってたら、もう立派な資産家だ(爆)

ちゃんと数えた事はないが、おそらく僕の持ってるロックT(ツアーT含む)は、今手元にあるのだけで3~40枚程度と思う。ところが、それが全て10000円で売れるとしたら、3~40万円になってしまうのだ。決して少なくはない。葬式代にはなる額だ(爆)

それにしても、何故こんなにロックTが人気で、値段もつり上がっているのか。正直言うと、理解に苦しむ(笑) 誰か教えて下さい(笑)

という訳で、原宿で色々見てきた結果から類推すると、僕の持ってるロックTのなかで、状態も良く最も高値で売れそうなのは、以下2枚かと思われる。

 

 

ストーンズにキッス、どちらもツアーTだが、この2バンドはやはり人気あるのか、もしくは他と比べるとアート性が高いビジュアルのせいか、どの店でも高値がついていた。せいぜい大事にすることにしよう(爆)

あと、おまけだが、別に売るつもりではないが(笑)、Tシャツを整理して、着る順番とか決めてたら(一体何してるのだ)、こんなのが出てきた。

これは何を隠そう、大学生の頃、当時やってたバンドのメンバーが皆に買ってきたもので、デザインは同じで色違いが4色(4人組だったもんで)、僕は青を貰って、人前で演奏する時は、全員でこのTシャツを着ていたのである。懐かしいな。40年くらい前のTシャツで、卒業後も結構着ていたんだけど、なかなか状態も良くてまだまだ着れる。これを眺めてたら、あの頃の事を色々と思い出してしまった。あのバンドまたやりたいな、とか思ったりして^^; このTシャツはストーンズとは違って二束三文だろうけど(爆)

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たとえあなたが去って行っても

2023年06月25日 22時12分19秒 | 与太話

先日、とあるテレビ番組で、良い睡眠・正しい睡眠を専門家が検証し、スタジオにいるタレントたちにレクチャーする、というのをなんとなく見ていたのだが、出演していたとあるお笑い芸人が、「本人がよく眠れている、と言ってるのに、それは間違っているとか言うのは、単なる言いがかりではないのか」と発言していた。正にその通りと思う。そこにいた専門家の一人は、「よく寝れたと思っていても、昼間眠気がさしたり、車を運転していて眠気を感じる、という事があるのなら、それは睡眠が良くないからだ」と言っていたが、では、正しい睡眠であれば、絶対に昼間眠気を感じる事はないのか。昼間電車やバスで、年齢問わず、座って居眠りしている乗客を常に見かけるが、その人たちは全て睡眠が良くないのか。最近、昼寝の効用というのが見直されていて、作業効率をアップさせる為、毎日30分から1時間ほど全社員に昼寝の時間を設けている企業もある、と聞いたが、それは全社員が悪い睡眠という前提なのか。良い睡眠の人は、昼寝なんか出来ないから却って迷惑なのか。

言いがかりだと発言したお笑い芸人は、それ以上ツッコまなかったので、発展する事はなかったが、実際、特にテレビで、専門家と称する人たちが、常識の嘘を指摘する、みたいなノリで、要するに、他人(この場合、スタジオにいるタレント)のやってる事を全否定する、という企画が多く、僕は見る度に辟易している。お前ら素人は俺たち専門家の言う通りにしていれば、万事うまくいくのだ、文句言うな、という感じですな。明らかに体調不良とかを訴える人に対してならともかく、少なくとも自分では不具合を感じていない人に対してまで、お前が気づいていないだけでそれは間違っている、と言うのは、本当におせっかいというか言いがかりだ。素人が気づいていない問題に言及する優れた専門家、というイメージを作り上げて商売したいだけだろう、って気がする。何かあっても、どうせ責任は取らないくせにね。

似たような話という何というか、最近、60歳過ぎたらこういう事は止めましょう、その方が幸せになれますよ、という本というか雑誌を読んだ。ま、実際還暦なもんで(笑)そういうのって色々気になるのだ。で、読んでみると、この本の作者(というか編者)が言いたいことは、年なんだからストレスを感じる事は止めて、のんびりと余生を過ごしましょうよ、ということかと思われる。ま、それは分からなくもない。ただ、そういうコンセプトを意識しつつ読んでいくと、ちょっとヘンだなと感じる事も出てくる。

この本では、人間関係・健康・家族・財産・生活等々の項目に於いて、ストレス感じるから止めた方がいい、ということを列挙し解説していく。中には、うむなるほど、というのもあるが、読んでいくにつれ、この人は単なる面倒くさがり屋なのではないのか、すぼらで手抜きな性格なのではないか、人付き合いが苦手な偏屈な人ってだけではないの、なんて感じるのが続々と出てくる。祝ったり偲んだりする気持ちがあれば、結婚式や葬式に行く必要ないし墓参りもしません、とか、洗い物とか面倒だから料理はしません、とか、同じ理由で朝食なんていらない、とか、疲れるから掃除なんてしなくていい、年寄りの家なんて汚れないし、とか、風呂も浸かるだけでいい、体や髪を洗うのは数ヶ月に一回でいい、とか、誰かの為に何かしようなどと考えるな、とか、やや疑問を感じるのも多い。ま、人それぞれなんで、否定するつもりは毛頭ないのだが。

健康に気を遣うのはストレス溜まるからやめとけ、というのは、なんとなく理解出来るかな(笑) ただ、だから無理に禁酒・禁煙はしなくてもいいのだ、というとこまで行くとどうかな、と思ったりもする。確かに、禁酒・禁煙を強いられるのはイヤなんだけど。↑のように、健康寿命の為に○○しましょう、と専門家が押しつけてくるのに対抗してるような感じなんだろうか(笑) 腐れ縁の人間関係は絶つべき、というのも分かるけど、大抵の人は60歳ともなると、付き合いの長い友人なんて、数は限られてると思う。そういう人たちを切ってしまったら、僕なんて友人がいなくなってしまうので、絶対イヤだけど、そういう人間関係ですら面倒な人はいるのだろうね。掃除や料理もやめよう、なんてのを見ると、本当は家事が嫌いなのかな、という気もする。

お気づきのように、この本は女性目線で書かれている。主婦の立場に立ってみると、ここにある60歳過ぎたら止めた方がいいこと、というのにも納得がいく。年取ったら夫はいないもの、という前提みたいだし(笑) ま、こういうのは、あくまでも参考程度にしておけばいい、と思うのだが、100%影響されてしまう人もいるのだろうね。この本にある事を全部実践しようとすると、周囲とかなり軋轢を生むと思う。↑のテレビ番組の話もだけど、まず自分の考えをしっかりと持った上で、他人の意見を聞いてみる、という姿勢が大事だ。啓蒙されてるだけではダメだよ。今更だけど(笑)

で、ここでいきなり、最近買ったCDから(なんなんだ)

DA・DI・DA/松任谷由実

ブログネタにしたが、先月ユーミンのコンサートを見て以来、ちょっとユーミン・モードである(笑) 僕が一番ユーミンを聴いていたのは80年代なのだが、よくよく考えてみると、この時期のアルバムは2枚しか持っていない。当時、レコードは買わず、レンタル等で借りてきて録音して聴く、というのが主流だったもんで^^; で、当時のアルバムを色々入手して聴いてみよう、ってことで手始めに買ったのが、この『DA・DI・DA』である。1985年発表。

個人的には、一曲目の「もう愛は始まらない」が、とにかく好きだった。当時のプロモーションCMなどでは、この曲がフューチャーされていたのではなかったかな? 今聴いてもカッコいい。アレンジがとにかくいいね。ドラマティックな展開もいいし、クールな歌詞もいい。続く、打って変わって微笑ましいムードの「2人のストリート」も割と好きな曲。ベスト盤には欠かせない人気曲「シンデレラ・エキスプレス」「青春のリグレット」に続いて登場するラストの「たとえあなたが去って行っても」も、これまた感動的な名曲である。力強い歌詞が頼もしい。さすがユーミン。他の80年代のアルバムと比較すると、やや地味目かもしれないが、曲もアレンジも演奏もクォリティ高い傑作だ。

この頃(『DA・DI・DA』から『Delight Slight Light KISS』あたりまで)のユーミンって、非常に当時の気分とシンクロしてるような気がする。といっても、当時の世相とかいう意味ではなく、あくまでも僕個人の気分という意味なんだけどね(笑) あの頃はいわゆるバブルの時代で、世間は好景気に浮かれていたのだろうが、この当時僕は20代半ば、就職して2~3年の若造であり、バブルも何も分からず、ただひたすら仕事に励んでいたというより、早く仕事を覚えて一人前になろうとバタバタしていた、という感じ。失敗もしたし、落ち込んだ事も多い。ただ、どんな事があっても、悲観する事もなく、焦る事もなく、自覚はなかったけど前向きに過ごしていたような気がする。何故、前向きになれたのかと言うと、おそらくいつかきっと良い事がある、と思っていたからではないだろうか。今思うと恥ずかしくて顔も上げられないが(爆)、若さ故なのか、あの頃は自覚はしてないものの、漠然と未来は明るいような気がしていたような。もちろん根拠はないけど、いつかは良くなる、と。意識はしてないけど漠然とそういう気持ちがあったから、落ち込んでも何しても、暗くなることもなく過ごしていたのだろう。若いって、きっとそういうものなのだ(笑) 実際、30歳になる頃には現実が見えてきて、そんな気分ではなくなっていた気がする。

そんな若かった頃の気分に、この頃のユーミンがぴったりハマるのである。若かったなぁ、あの頃は(爆)

続いて、

Fuse/Everything But The Girl

今年に入ってから、また聴き始めたエブリシング・バット・ザ・ガール(EBTG)であるが、久々に新作が出たので買ってみた。なんと!!24年振りらしい。この間、ベン・ワットとトレイシー・ソーンの2人には、色々な事があったと思うが、この新作では、全くその長いブランクを感じさせない。というか、久々の新作というより逆に、24年前の作品です、と言われても違和感ない内容だ。古臭いとかいうのではなく。

24年振りという事で、現代のEBTGはどんなサウンドを提示するのか、興味津々だったが、聴いてみると、特に大きな変化はないような気がする。90年代半ば頃から取り入れ始めたエレクトリック風のバックトラックは今回も継続しているし、ストイックな音作りも変わらない。トレイシー・ソーンの歌も年齢を重ねた雰囲気こそあるが、元々明るく華やかな声質の人ではないので、こちらもあまり違和感ない。包み込むような雰囲気は相変わらずだし、EBTGらしいメロディラインも健在。つまり、特に文句はないのだが、反面、EBTGだけに、あまりの変化の無さが、ちょっと物足りない。ベン・ワットは、活動休止中に、ディープ・サウスと呼ばれるダンス系の世界で活動していたらしいが、そういうエッセンスも少しでいいから、加えて欲しかったな、と思ったりするのであります。

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