日々の覚書

MFCオーナーのブログ

テロは正義ではない

2005年07月08日 22時35分38秒 | 時事・社会ネタ
普段は温厚な人として知られている僕であるが(嘘つけ)、今回はちょっと過激な発言をするかもしれない。

またしてもテロである。ご存知の方も多いだろうが、ロンドンで地下鉄3ヶ所と2階建てバスを爆発する同時テロが勃発した。アルカイダのしわざである(犯行声明出してるんだから、奴らのしわざと見ていいだろう)。一体、どれだけテロ行為を繰り返せば、奴らは満足するのか。奴らには奴らの大義名分があるのかもしれないが、卑劣な手段で罪もない人たちを大量に殺し続け、「ジハード」などとうそぶく奴らは、はっきり言って人間ではない。自分たちイスラム教徒以外を人とも思わぬ奴らこそ、正に人間の皮をかぶった悪魔と呼ぶべきだろう。非常に手垢のついた言い回しで申し訳ないけど。

もちろん、そんな簡単に割り切れる問題ではない事は百も承知だ。東洋の島国に暮らす僕らの想像を遙かに超えた、宗教・民族問題が背景にはある。そして、僕はアラブ諸国の味方でもなければ米英を支持するものでもない。自分たちの国や宗教を守る為には、時として強硬な手段をとらねばならない事もあるだろう。だけど、4年前の9・11にせよ、去年のマドリードにせよ、今回のロンドンにせよ、一連のテロ行為はそういったレベルのものではない。単なる大量殺戮だ。そこには欧米諸国に対する憎しみしか感じられない。

国連は総力を挙げて、テロ組織を壊滅すべきだ。話し合いで解決出来る問題ではないし、それで納得する連中ではなかろう。だいたい、こういった問題を話し合いで解決しようなどという考えが甘い。例の9・11の後、アメリカの報復に関して「殺し合いでは何も解決しない」とか「とことん話し合うべきだ」とか、脳天気な発言をする日本人(特に政治家)が結構いたが、その人たちはニューヨークの貿易センタービルに旅客機が突っ込む映像を見て何も感じなかったのだろうか。映画の一場面とでも思ってんたんじゃないのか、なんて勘繰りたくもなる、実に平和ボケした発言だった。僕があの映像を見て感じたのは「怒り」ただそれだけだった。当事者でない日本人の僕ですら、いいようのない怒りを感じたのだ。当のアメリカ人が怒らないはずはなかろう。所詮、対岸の火事としか思ってないから、脳天気な発言も出る。「殺し合いでは何も解決しない」と言った政治家に聞いてみたかった。テロが繰り返されて、あなたの家族や友人が次々と殺されていく、それでもあなたは同じ事を言い続ける事が出来ますか、と。

結局、世界をひとつに、なんて思想自体が無理なのだ。言葉も宗教や風習も違う人たちが、本当にみんな仲良くなれる訳がない。領土をきっちりと決め、そこから出ないで生活するようにした方が、よっぽど世界は平和になるのではないか。テロも紛争も自分たちの領土内で、自分たちの責任に於いてやってくれよ。他国を巻き込むな。回りも口出しするの止そうよ。

以上の僕の発言は、もちろん平和ボケした社会に生きているからこその、無責任な発言である事は認める。ただ、断固としてテロは許されるべきではない、と僕は考える。テロ撲滅の為、そして祖国を守る為なら僕は戦う、という気持ちだけはあるんだけど...(苦笑)

ジハード...ほんと虫酸が走る言葉だ。

コメント
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