日々の覚書

MFCオーナーのブログ

やっぱり男はAVが好き

2009年12月01日 22時46分43秒 | 与太話

CDレコーダーが壊れてしまったのである。

「CDレコーダーって何?」なんて質問が飛んでくる事はないと思うが(笑)、一応説明しておくと、CD・MD・アナログレコード・カセットテープなどからCD-Rに録音する機械の事である。近頃では、CDなんてパソコンでコピーするのがフツーになっているが、LPやらカセットやらに録音されているものを、パソコンに取り込んでCD-Rに焼く、というのは、それなりのインフラが必要になり、結構面倒だ。そんな時には、CDレコーダーは大変便利なんである。かつてのカセット感覚で使えるのがミソで、データをコピーするのではなく、メディアを再生して録音する、という方法なので、聴きながら録音する訳で、時間が勿体ない、という人もいるかもしれないが、それはそれでまた良いものだ(笑)

そのCDレコーダーの異常に気づいたのは10月終わり頃。録音したCD-Rが、CDプレーヤーで再生出来ない、という現象が発生したのだ。パソコンでも再生不能。CDレコーダーの動きを見ていた限りでは、どうもファイナライズ動作がおかしい。それで、メーカーに電話して修理に出す事にした。ちなみに、このCDレコーダーのメーカーはDENONである。“でんおん”ではなく、“でのん”と読む。かつては“でんおん”だったけど、2001年から“でのん”に変更されたのだそうな。知らなかった。

で、先月初めにCDレコーダーをDENONサービスセンターに送った訳だが、2週間程経ってから「修理不能」との連絡があった。部品が手に入らないのだそうだ。最初に電話した時の反応から、ある程度予想はしていたが、でも困った。ま、CDの再生には問題ないので、返却して貰ったけど。

8年間愛用してきたCDレコーダーが使えないとなると、新しいのを買わなければならない。CDレコーダーなんて、絶対エコポイント対象製品ではないだろうから、決して消費に貢献する事にはならないのだが(笑)、でも買わねばならない。で、あれこれと調べてみたら、今ではCDレコーダーを生産してるメーカーって少ないのね^^; DENONも今じゃ作ってない。ONKYOにもない。余談だが、オーディオ関連機器に於いては、僕が最も信頼するメーカーが、DENONとONKYOである。その2社で生産してないとなると、一体どうすればいいのか。

結局、ティアックとソニーで生産してるらしい、というのは分かった。現在では、CDレコーダーって需要が少ないらしい。しかし、ソニーはともかく、ティアックは使った事がないメーカーだ。DENONとONKYOに全幅の信頼をおいていた僕としては、やや不安がある。けど、仕方ないかも。近々、オーディオ機器専門店に行って、相談してみよう。

そこで思ったのだが、実は数年前からアンプも調子悪い。片側から音が出ないことも、たまにある。これはONKYOだけど、20年使ってるからね。そろそろ換え時かもしれない。それなら、スピーカーも新しいの買おうかな。音が出ない云々というのは、決してスピーカーのせいではないが、こっちは30年以上前から我が家にある物だ。換えてもいいかもしれない。

スピーカーは、やはり大きいのがいい。最近のは、小さくても出力デカくて良い音がするけど、でもスピーカーは大きいのがいい。いや、大きくなければならない。スピーカーに限らず、オーディオ機器は小さいのはダメだ。デーンと部屋に鎮座していなくてはならない。ミニコンポなんて邪道もいい所である。10畳(或いはそれ以上)くらいの広さで、窓が大きくて山なんて見えたりして、床はフローリングで、そういう部屋にデーンとオーディオを置いて、他の家具は一切置かず、椅子ではなく床に座って音楽を聴く、という生活に、僕は今でも憧れている(笑)

男って、オーディオ好きだと思う。車・飛行機・電車も好きだけど、オーディオも好きなのが男というものなのではないのか、なんて気がする。思えば、昔は趣味はと聞かれると「オーディオ」と答える男が多かった。給料のほとんどをオーディオにつぎ込んでいた先輩も知ってる。僕が10代の頃、20才以上で働いていた男(つまりオトナの男)は、先輩でも親戚のおじさんでも学校の先生でも、みんな部屋に立派なオーディオ機器が鎮座していた。必ずしも、オーディオ好き=音楽好き、という訳ではなかったのが、面白いといえば面白いが(笑)

今じゃ、そういうオトナは少ないのでは。ま、確かに、昔と今じゃ事情が違う。LPやらカセットテープやら、アナログの時代は、再生装置で音に差があったから、良い音で聴くには良い再生装置が必要だった。もちろん、高い物であれば、音も良い訳で、良い音を追求すると金がかかる。音楽好きではないのに、音質にこだわるというのも矛盾してるけど(笑)。所が、今はデジタルの時代であり、前述したけど、再生装置が何であれ、だいたい同じレベルで再生出来る。せいぜいスピーカーにさえこだわっていれば、良い音で聴ける。そんな時代に、オーディオに大枚はたこう、なんて人は少ないだろう。音だけではなく、視聴も含めたホームシアターとやらに、関心が向いているようだ。こちらも、一種のオーディオ・マニアと言っていいと思うけどね。

という訳で、男はオーディオが好きなのである。オーディオ好きは、システムコンポなんて買わないのだ。僕も買った事ない。

近頃、テレビ見ないから分からないけど、オーディオのCMってあるのだろうか? ま、ホームシアターとか人気だから、流してはいるのだろうけど、印象にない。反面、昔のはよく覚えてる。そりゃ、昔だってテレビはそんなに見なかったけど、よく見る音楽系の番組では、電機メーカーがスポンサーについていて、オーディオ機器のCMをたくさん見た。ミュージシャンが出演してるのも結構あった。

そういうCMで、未だに印象強烈なのが、渡辺香津美が出ていた日立Lo-DのCMである。バックに流れたのは「ユニコーン」、周囲でも評判だった。僕が、渡辺香津美に興味を持つようになったのも、このCMがきっかけだったかもしれない。

という訳で、YouTubeにないかな、と探してみたらありました。恐るべしYouTube。

http://www.youtube.com/watch?v=CocSZysizcM

そういや、高中正義もパイオニアのCMに出てたなぁ。うんうん、「ブルー・ラグーン」だ。

http://www.youtube.com/watch?v=abiIRKlYcIk

う~む、二人とも若い(笑)。これ、どちらも1980年頃のCMだし。そのCM自体も、映像と音楽だけで十分なのに、商品説明のアナウンスが入るのは、ちと鬱陶しい(笑)。当時は気にしなかったけど(笑)。それと、CMのラストに商品名コーラスが入るのも、なんだか可笑しい(笑)。

オーディオのCMなんだから、ミュージシャンが出演していてもおかしくない。が、この頃、フュージョン系のミュージシャンが出演してるのが多かったような気がする。良い音→最新のシステム→最先端→フュージョン、という発想だったんだろうか。フュージョン系なら、音にこだわっていそうだしね。ダイレクトカッティング、なんて事をやってたのも、フュージョン系だったし。日野皓正も、あの頃CM出てたしね。って、あれはオーディオではなくウィスキーだっけ?(笑)

てな訳で、男はオーディオが好きなのだ。最近、そういう男が少ないとすれば、男が男でなくなってるのだ。少子化の原因はそこにある(果てしなく意味不明)。

コメント (21)
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