日々の覚書

MFCオーナーのブログ

過激な楽天主義

2024年12月30日 15時08分21秒 | 音楽ネタ
先日、我が家の年末恒例のイベントでもある、第九演奏会の事をプログネタにしたが、そのベートーベン作曲の交響曲第9番について、色々と興味深い話を聞いた。この曲の初演は1824年の5月、場所はウィーンだったらしい。ちょうど200年前である。つまり、2024年は第九200周年だったという訳だ。特に世間は騒いでなかったけど(笑) で、日本に於ける第九の初演は諸説あるものの、1924年11月とされていて、なんと今年で100周年。実は、第九に関しては、今年2024年はメモリアルイヤーだったのだ。何故、もっと盛り上がらなかったのだろう?

という訳で、最近買ったCDから(相変わらず唐突)



正に現代の歌姫、デュア・リパの今年出た新作。通算で3作目らしい。僕は、デュア・リパと言えば、「コールド・ハート」でエルトン・ジョンと共演した人、という程度の知識しかなく、去年のマジソン・スクエア・ガーデンでのエルトン・ラスト・ライブのアンコールに登場して、エルトンと「コールド・ハート」を歌ったのを見て、モデルみたいなルックスの人、なんて思ったのだが、実際、本当にモデルもやってるらしい。確かに、スタイル良くてカッコいいからね。それでCD買ったわけではないけど(笑)

で、この新作を聴いてみようと思ったのは、FMで「フーディーニ」を聴いて気に入ったからだ。実際に注文するまで時間が空いてしまったが(笑)、聴いてみると、予想通り、なかなかにスタイリッシュなポップスである。基本打ち込みのようだが、意外と楽器感(?)があって、80’sっぽい。メロディも分かりやすいし、デュア・リパのボーカルも割に低音域で聴きやすく、良い感じではなかろうか。ダンサブルな曲が多いが、決してダンス系ではないので、落ち着いて聴いていられるし、個人的にはバラード系が皆無なのもいいと思う。ボートラを除いた本編の演奏時間が、今時珍しく30分台なのもよろしい(笑) 11曲で30分台だから、1曲あたり2分そこそこ、というのも集中力が衰えたオジサンにはちょうど良い(笑) 

と、とても聴きやすく、アーティストの主張も感じられて、飽きの来ない良いアルバムと思います。部屋でじっくり聴いても良し、車でかけてドライブのお供にも良し、とシチュエーションを選ばないのもいい。ジャケットもナイス。

続いては、



この人の事は最近というか2~3年前まで知らなくて、たまたまFMで耳にして注目してたのだが、実はキャリアは長いらしい。1997年にシンバルスというバンドのボーカルとしてデビューし、2004年にソロ・デビューしているそうな(メジャー・デビューは2007年)。全然知らなかった(恥) ちなみに、父親はあの土岐英史氏とのこと。

で、全く土岐麻子の事を知らなかった僕が、何故この人に注目したかというと、FMで偶然聴いて、カバー曲のセンスと素直な歌声に惹かれたからだ。色々とディスコグラフィーを調べてみると、オリジナルだけでなくカバー・アルバムも結構出してて、またその多岐に渡るカバーのチョイスが面白く、一度聴いてみたいと思うようになり、たまたまBSで見た歌番組に出ていて、その時歌ってたのが聴いた事ある曲だったというのもあって、この『Light!~CM & COVER SONGS』を聴いてみた、という次第。ちなみに、聴いた事ある曲というのは「Gift~あなたはマドンナ」で、もちろん本作にも収録、随分前だけどCM曲だったらしい。作曲はなんとあのEPOで、前出のBSの番組でも、共演してた。フックの効いたキャッチーな名曲である。

で、この『Light!~CM & COVER SONGS』、12曲中10曲がカバーである。洋のカバーと邦のカバーが5曲づつで、洋はともかく、邦のカバーは「い・け・な・いルージュマジック」「小麦色のマーメイド」「サマー・ヌード」など、オリジナルの歌い手の個性が強烈な曲が目立つが、アレンジやテンポを変えて、自分の世界にしてしまっているのが凄い。素直でクセのない声質だが、それが却って違和感を覚えさせない要因かも。声質もそうだが、やはり上手いしね。洋のカバーも、英語で歌ってるのと日本語の歌詞にしてるのとあるが、どちらも素晴らしいです。他にも色々聴いてみたくなった。

ところで、その土岐麻子はシンバルスというバンドのボーカルとしてデビューしたのには触れたが、よくよく思い返してみたら、シンバルスのシングルを何故か持っていた。これです^^


「Highway Star Speed Star」というタイトル。ディープ・パープルを連想した人も多いと思うが(笑)、全く音には関係なし(笑) この曲、2000年に出ていて、当時のシンバルスは3人組で、もちろん、土岐麻子もクレジットされてます(Singingとなってる)。割に都会的でオシャレなナンバーで、タイトル通り、なかなか疾走感のある曲調だ。僕の記憶に間違いなければ、このシンバルスも、90年代にちょっとしたムーブメントだった”渋谷系”のバンドとして紹介されてた気がする。オシャレなんだけど、昔っぽい音作りとかも”渋谷系”って感じ。今聴いても、オシャレなレトロって雰囲気で、こういうの、確かに当時多かったかな、なんて思ったりする(笑) なかなかいいんじゃないかな。”渋谷系”というのは、ちと胡散臭いけど(笑)
コメント (2)
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