3連休第一弾の今日は、敬老の日だった。僕は20世紀の教育を受けているので、敬老の日=9月15日、と刷り込まれており(笑)、てっきり一昨日が敬老の日と思っていたが、実は違った。これは、毎日新聞の朝刊のマンガでもネタにされており、15日の朝刊では、老人が二人で「敬老の日だというのに、若い連中は感謝の気持が足らん」などと憤っていると、子供に「敬老の日は明後日だよ。去年も同じ勘違いしてたよ」と指摘され、苦笑いする。今日の朝刊では、同じ二人が「自分を老人と感じたのはどういう時か」という会話をしており、「自分より年下が総理大臣になった時」「あるある!」と意見の一致をみる、という内容。ま、僕自身も敬老の日(体育の日でも成人の日でも同様)の度に、同じ事を考えるので、苦笑いするしかない。確かに、まだ自分より年下の総理大臣は出てないけどね(笑) ま、でも、時間の問題でしょう(笑)
で、敬老の日に、両親に何かしたのか、と言われそうだが、誕生日とか父の日母の日とかならともかく、敬老の日に息子に祝って貰いたくはなかろう。なので、何もしてない(爆)
さて、以前に、あれ・これとネタにさせて貰った、レコードコレクターズ(以下レココレ)の「ロック・アルバム・ベスト100」企画だが、予告通り増刊号が出た。60年代から80年代までのオールタイム「ロック・ベスト・アルバム100」を、レココレライター陣と読者の投票によって選出しようというものである。レココレ4月号から6月号に掲載され、色々と物議を醸した年代別「ロック・ベスト・アルバム100」だが、今回増刊号にまとめるに当たって、選出されたアルバムの順位だけでなく、得点や誰が何を選出したか、というデータも掲載されており、また100位圏外も紹介されているので、割と納得のいく内容となっている(笑)
という訳で、20位までだけど、結果を勝手に紹介させて頂く(爆) まずは、ライターによる結果から。
1.ペット・サウンズ/ビーチ・ボーイズ
2.追憶のハイウェイ61/ボブ・ディラン
3.ミュージック・フロム・ビッグ・ピンク/ザ・バンド
4.クリムゾン・キングの宮殿/キング・クリムゾン
5.リボルバー/ビートルズ
6.勝手にしやがれ/セックス・ピストルズ
7.ベルベット・アンダーグラウンド&ニコ
8.ラバー・ソウル/ビートルズ
9.ザ・ビートルズ(ホワイト・アルバム)
10.アフター・ザ・ゴールド・ラッシュ/ニール・ヤング
11.ブロンド・オン・ブロンド/ボブ・ディラン
12.つづれおり/キャロル・キング
13.フリーク・アウト/ザ・マザーズ・オブ・インベンション
14.ジョンの魂/ジョン・レノン-プラスティック・オノ・バンド
15.狂気/ピンク・フロイド
16.エレクトリック・レディ・ランド/ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス
17.アー・ユー・エクスペリエンスト?/ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス
18.サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド/ビートルズ
19.ベガーズ・バンケット/ローリング・ストーンズ
20.リメイン・イン・ライト/トーキング・ヘッズ
相変わらず、いかにもいかにも、って感じ(笑) 続いて、読者投票による結果。
1.アビー・ロード/ビートルズ
2.ザ・ビートルズ(ホワイト・アルバム)
3.クリムゾン・キングの宮殿/キング・クリムゾン
4.ジョンの魂/ジョン・レノン-プラスティック・オノ・バンド
5.いとしのレイラ/デレク&ザ・ドミノス
6.ペット・サウンズ/ビーチ・ボーイズ
7.フィルモア・イースト・ライブ/オールマン・ブラザーズ・バンド
8.レット・イット・ブリード/ローリング・ストーンズ
9.サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド/ビートルズ
10.狂気/ピンク・フロイド
11.リボルバー/ビートルズ
12.ミュージック・フロム・ビッグ・ピング/ザ・バンド
13.アフター・ザ・ゴールド・ラッシュ/ニール・ヤング
14.ラバー・ソウル/ビートルズ
15.メイン・ストリートのならず者/ローリング・ストーンズ
16.追憶のハイウェイ61/ボブ・ディラン
17.つづれおり/キャロル・キング
18.レッド・ツェッペリンⅡ
19.ホテル・カリフォルニア/イーグルス
20.オール・シングス・マスト・パス/ジョージ・ハリスン
ライター陣の結果とは、全く違うようで、実はそうでもない、という所が大変興味深い(笑) ただ、80年代のアルバムが全然入ってないのは、ちと残念。若い読者たちに、もっと健闘して貰いたかったが。
これだけでは面白くないので(笑)、僕が20枚選出して投票したのを公開させて頂く。こっちでも紹介したけど、その時と若干内容が変わっている。つーか、20枚選ぶのを25枚と勘違いしてたので、修整せざるを得なかったのだ(笑)
1.オペラ座の夜/クイーン
2.栄光の旅立ち/フォリナー
3.キャプテン・ファンタスティック/エルトン・ジョン
4.ロックス/エアロスミス
5.地獄の軍団/キッス
6.幻想飛行/ボストン
7.ブラック・アンド・ブルー/ローリング・ストーンズ
8.ハイドラ/TOTO
9.スイートハート/フランキー&ザ・ノックアウツ
10.リオ/デュラン・デュラン
11.ルック・オブ・ラブ/ABC
12.狂気/ピンク・フロイド
13.ライブ・イン・ジャパン/ディープ・パープル
14.ブロウ・バイ・ブロウ/ジェフ・ベック
15.幻想の摩天楼/スティーリー・ダン
16.メイン・コース/ビージーズ
17.ジョージ・ハリスン帝国/ジョージ・ハリスン
18.トゥルー/スパンダー・バレエ
19.ライク・ア・プレイヤー/マドンナ
20.世界の女は御用心/グランド・ファンク
上2つとは、全く違う内容である(爆) 当たり前だけど(爆爆) 評論家・読者・MFCオーナー、の各々の20枚のうち全てに共通してるのは、ピンク・フロイドの『狂気』のみ、というのが何とも...という事は、『狂気』こそが誰しも認めるロック・ベスト・アルバムのナンバーワン、という事か?(違)
ちなみに、僕が1位にした『オペラ座の夜』は、読者投票では40位である。こんなとこかな(笑) 評論家投票では、60~80年代のオールタイムだと圏外だけど、70年代に限れば105位。あれこれケチつけたけど、『オペラ座の夜』を選出したライターもいたのだ。その他だと、『クイーンⅡ』が212位、『ジャズ』が203位、80年代を見れば、『ザ・ゲーム』が201位、とそれぞれ入ってるし、それなら許してやろう、という気にもなる(爆) あ、そういえば、レココレ次号の特集はクイーンらしい(爆爆)
この結果で気づいたのだが、レココレのライターも読者も、ほぼ同世代だ。上↑の20枚を比較しても、選ぶアルバムは違っても、アーティストはだいたい同じ。読者も、ビートルズやストーンズやザ・バンドが好きなのだ。レココレって偏向してると思ったけど、この結果を見る限り、読者が求めているものをレココレは提供してる、という事になるので、偏向は仕方ない所かな。と、割にあっさり納得するのであった(爆)
ちなみに、僕の20枚が、読者投票の結果で、どの辺りに食い込んでいるのか、これも気になるので(ないない)、紹介しておく。尚、掲載されているのは300位までである。
1.オペラ座の夜/クイーン → 40位
3.キャプテン・ファンタスティック/エルトン・ジョン → 268位
4.ロックス/エアロスミス → 100位
5.地獄の軍団/キッス → 252位
6.幻想飛行/ボストン → 83位
7.ブラック・アンド・ブルー/ローリング・ストーンズ → 118位
12.狂気/ピンク・フロイド → 10位
13.ライブ・イン・ジャパン/ディープ・パープル → 54位
14.ブロウ・バイ・ブロウ/ジェフ・ベック → 60位
まぁまぁかな(笑) さすがにフォリナー、デュラン・デュラン、グランド・ファンクは300位以内には、一枚もなかった。フランキー&ザ・ノックアウツは誰も知らないので、当然だけど(爆) あ、TOTOやスティーリー・ダンは、僕のとは違うアルバムが選出されてるので、ご心配なく(笑) ストーンズやエルトンは、別のアルバムがもっと上位にいるのは、お分かりですよね?(笑)
という訳で、僕の嗜好は、レココレ編集部及び読者、両方ともリンクしない、という事がはっきりした(爆) う~む、これでは、何を言っても無駄だ(爆) ごまめの歯軋りにしかならん(爆爆)
ただ救いがあるとすれば、評論家投票の80年代の100位以下に、フォリナー、ジャーニー、エイジア、デュラン・デュラン、カルチャー・クラブ、ワム!、ABC、TOTO、ヘアカット100、バン・ヘイレン、といった名前が見えることだ。100位以内には、マドンナ、ヒューイ・ルイス、なんてとこも入ってるし。そこいらに目配りしてるライターもいる、という訳だね。これらに投票したライター達が、もっと発言力を持つようになると、レココレも変わるんだろうか(笑)
てな訳で、勝手に遊ばせて頂きました。楽しいなぁ、こういうの(爆)