「じぇんごたれ」遠野徒然草

がんばろう岩手!

鮎貝氏考察・煙雲館にて

2008-11-13 19:05:58 | 歴史・民俗
 連日氷点下の朝、しかし、陽が高くなるとこちらも連日となる抜けるような青空、特に東側の空が澄んだ青色、早速遠野ブルー、いや、憧れのオリンパスブルー出現を目指してシャッターを切る。


福泉寺上方の空・・・正午頃



我家の庭から東方向



 さてここからが本題・・・・
 昨日の気仙沼行きでの本来の目的ということで・・・・

○ 煙雲館・・・宮城県気仙沼市










 遠野市小友町鮎貝に残される中世城館跡、鮎貝館・・・この鮎貝館と共に館主と伝承される鮎貝志摩守なる武将、そして妄想的ながらも当ブログやHPで何度か取り上げたことがあり、インターネットを通じ、これらのサイトをご覧になられたという、伊達家家臣鮎貝氏のご末裔で、気仙沼煙雲館主の鮎貝氏からメールが寄せられておりました。
 若干の鮎貝氏に関する情報と共に疑問がありましたら、丁度煙雲館の正式公開日が何日かありますので、よろしければお越しになられては・・・とお誘いを受けておりました。

 しかし、指定された日は勤務日であり、どうしても休めないこともあり、11月中にうまく休みと暇が重なった際に急に行けるかもしれない、この場合は平日の可能性が大きく、なかなかタイミングが計れずにいたのですが、今回、海岸方面に行くことになり、この機を逃したら・・・そんな思いで煙雲館を訪ねてみようと思ったのですが、何の連絡もなしに急にということも甚だ相手に失礼なこともあり、今回は場所の確認と説明板等があったらその撮影、できたら遠景とかの撮影で済ませて帰ってくるつもりではありました。


 嫁さんと義母は折角来たのだからと、そそくさと庭園の方に向って歩き出しておりましたが、ダメもとで小生はお宅の玄関を訪ねますと、館主様のお母様がご対応くださり、小生が遠野から来たとお伝えしますと・・・「息子から聞いております、どうぞあちらからお入りください」とご丁寧なご対応をいただきました。
 息子さんの鮎貝氏は仕事でお留守ということで、わかっていながらも平日の真昼間に訪問というなんとも一般社会とは少しだけかけ離れた内容となりましたが、それでも、色々とこちらの質問等にお応えくださり、また貴重な資料等もお見せいただき、さらに一部コピー等もいただき、たいへん有意義な訪問となりましたこと、この場をお借りしてお礼申し上げます。
「ありがとうございました」


☆煙雲館
 伊達家御一家筆頭、鮎貝氏歴代の居館。
 庭園は、江戸初期の寛文年間、仙台藩茶道頭、石州流二代目、清水道閑の作と伝えられる。
 仙台藩士鮎貝氏歴代、さらに国文学者で近代俳句の先駆者として与謝野鉄幹や尾上柴舟、金子薫園・・・等の著名歌人を門下とした「落合直文氏」の生家としても有名である。






 四季折々のすばらしい景観を堪能できる由緒ある庭園、今回小生は眺めるだけで広大な庭園散策は叶わなかった。
 こちらが大汗かいて恐縮の連続の中、嫁さん達は何も知らずに庭園散策、ほぼ同じに駐車場で会った際は「どこさ行ってらった、すげい立派な庭っこだったじぇ」・・・汗・・・連れてきた小生がいけないということで、なんとも返す言葉もありませんでした・・・汗


 今回の気仙沼訪問、そして本日は小友町鮎貝館を探訪、さらに近所の方々からも鮎貝館に関する伝承やら情報を収集、そして市立図書館にて若干裏をとる調べ、考察を展開するにはいつもよりは条件や情報が打ち揃ったという雰囲気であり、次回にその考察をご紹介したいと思います。

 次回とは11月15日(土)を予定しております。


もったいぶった内容ですみません。
おまけ画像での、日向ぼっこ中に虫が飛んできて、その虫が気がかりなネネでも観ていてください・・・汗



コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする