いよいよ城館跡探訪シーズン到来!
とは言っても既に小友町の鮎貝館を一応探訪はしておりますが、まずは遠野郷内の知られざる城館跡探訪前に足慣らしとばかりに市外の館跡ふたつばかり探訪して参りました。
田瀬・・・花巻市東和町田瀬(旧和賀郡東和町)
正面に聳える山は確か・・・砥森山
田瀬館跡
かつての主郭部分に建つ標柱・・・かなり大きい・・・笑
主郭部分は今は観光用の駐車場となり往時の面影はみじんもない、それでも湖寄りの斜面には・・・・。
2段の平場(帯廓)
二の郭?
湖側の東斜面下に二の郭と思しき平場と遺構が確認できる。
平場にはお稲荷さんが祀られている。
かつての遺構、小路として利用されているが、主郭との連絡は土橋で下部は空堀跡と思われる。
主郭部分
上の画像部分、舗装され平らになってはいるが、かつては二段、三段の平場が展開されていたかもしれない・・・少し複雑な心境ですが、今となってはなんともいえない・・・。
田瀬湖
猿ヶ石川を堰止めてのダム湖である。
当然ながら館が機能していた時代は、湖ではなく川が流れていただけ・・・。
全景
築年代、舘主は不詳といわれるも、葛西氏重臣であった江刺郡の惣領、江刺氏の一族が一時期在館していたとも伝えられる。
和賀郡と江刺郡、そして遠野郷と隣接する地域であり、どの勢力が把握しようとも最前線といった位置付けで、まさに軍事交通の要衝という場所柄だったと推察できる。
遠野孫次郎(阿曽沼広郷)時代、田瀬地域は遠野勢の勢力下で、遠野郷の内との見解もありますが、この田瀬館に遠野の配下の武将が居た時代もあったかもしれません。
後に南部領となっている。
実は、ふたつの館跡探訪の内、江刺区の青篠館跡も探訪、こちらは遠野菊池一族四として菊池右近恒邦と江刺から遠野流入の菊池一族について、後日考察の予定です。
おまけ
花巻市(旧東和町)
奥州市江刺区(旧江刺市)
史跡、特に城館跡の標柱に関しては、画像のような文言が記名されている。
かつての江刺市も東和町も小さな館跡に至るまで標柱や説明板が設置され地域の歴史や史跡の保存に力を入れていたことが伺われます。
遠野遺産制度で守られる史跡や伝承は良いとして、他の知られざる史跡、こうしたものにもせめて標柱くらいは・・・・遠野物語だけが遠野の宝ではないはず・・・と思います・・・謝
※デジブックなるものに登録いたしました。
姉妹ブログ「遠野発信・MAYAKUSYAず!」に記念すべき壱号デジブックを公開しております。
こちら
久しぶり・・・懐かしの・・・こちら
とは言っても既に小友町の鮎貝館を一応探訪はしておりますが、まずは遠野郷内の知られざる城館跡探訪前に足慣らしとばかりに市外の館跡ふたつばかり探訪して参りました。
田瀬・・・花巻市東和町田瀬(旧和賀郡東和町)
正面に聳える山は確か・・・砥森山
田瀬館跡
かつての主郭部分に建つ標柱・・・かなり大きい・・・笑
主郭部分は今は観光用の駐車場となり往時の面影はみじんもない、それでも湖寄りの斜面には・・・・。
2段の平場(帯廓)
二の郭?
湖側の東斜面下に二の郭と思しき平場と遺構が確認できる。
平場にはお稲荷さんが祀られている。
かつての遺構、小路として利用されているが、主郭との連絡は土橋で下部は空堀跡と思われる。
主郭部分
上の画像部分、舗装され平らになってはいるが、かつては二段、三段の平場が展開されていたかもしれない・・・少し複雑な心境ですが、今となってはなんともいえない・・・。
田瀬湖
猿ヶ石川を堰止めてのダム湖である。
当然ながら館が機能していた時代は、湖ではなく川が流れていただけ・・・。
全景
築年代、舘主は不詳といわれるも、葛西氏重臣であった江刺郡の惣領、江刺氏の一族が一時期在館していたとも伝えられる。
和賀郡と江刺郡、そして遠野郷と隣接する地域であり、どの勢力が把握しようとも最前線といった位置付けで、まさに軍事交通の要衝という場所柄だったと推察できる。
遠野孫次郎(阿曽沼広郷)時代、田瀬地域は遠野勢の勢力下で、遠野郷の内との見解もありますが、この田瀬館に遠野の配下の武将が居た時代もあったかもしれません。
後に南部領となっている。
実は、ふたつの館跡探訪の内、江刺区の青篠館跡も探訪、こちらは遠野菊池一族四として菊池右近恒邦と江刺から遠野流入の菊池一族について、後日考察の予定です。
おまけ
花巻市(旧東和町)
奥州市江刺区(旧江刺市)
史跡、特に城館跡の標柱に関しては、画像のような文言が記名されている。
かつての江刺市も東和町も小さな館跡に至るまで標柱や説明板が設置され地域の歴史や史跡の保存に力を入れていたことが伺われます。
遠野遺産制度で守られる史跡や伝承は良いとして、他の知られざる史跡、こうしたものにもせめて標柱くらいは・・・・遠野物語だけが遠野の宝ではないはず・・・と思います・・・謝
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