卍の城物語

弘前・津軽地方の美味しいお店と素晴らしい温泉を紹介するブログです

鶴ヶ城

2012-03-20 00:37:02 | 観光地
東日本大震災一周年復興祈願企画「福島の旅」に行ってきました。


地震・津波・原発のトリプルパンチで大打撃を被った福島県をなんとか少しでも支援したいとの思いで、福島に小旅行に行く事にした。

高速道路無料も今月いっぱいだし、やっと雪も溶けて春らしくなって遠出出来るようになったし、連休も取れたのもあります。


土曜の朝に弘前出発。

休日の無料高速なので途中渋滞にあって多少時間がロスしたのもあり、最初の目的地である会津若松に到着したのは5時間後でした。

到着してすぐ会津名物のソースかつ丼を食べたかったが、時間が無かったので昼飯は抜いて急いで観光します。


そんなわけでまずこちらの「鶴ヶ城」に行きました。


駐車場は鶴ヶ城内の公園の中にあります。
1時間200円、2時間で300円です。


鶴ヶ城敷地内は本丸の天守閣、茶室麟閣、稲荷神社などがある。


天守閣入場券は400円。
茶室麟閣入場券は200円。
両方の共通入場券だと500円。


さっそく天守閣へ入城!


五層からなる天守閣は寛永16年に現在の形になった。

明治7年に廃城になった後、昭和40年に再建・復元されたものが現在の鶴ヶ城である。


一層から四層までは会津藩と鶴ヶ城の歴史がわかる展示コーナーになっている。

一層の走長屋は売店もあり、お土産買うならここです。

この歴史展示はよく出来ており、会津の歴史が一通りでわかるようになっている。


会津は戦国時代に多くの大名が入れ替わっている。
芦名、伊達、蒲生、上杉、安科、松平と変遷している。


会津藩といえば京都守護職に命じられ、鳥羽伏見の戦い、そして戊辰戦争と、幕府軍として最後まで抵抗した歴史を持つ事で知られている。

戊辰戦争の時は新政府軍が鶴ヶ城に侵攻するも、松平容保は一ヶ月もの篭城に耐えています。

その他有名な白虎隊の歴史も展示されています。

最上の五層は展望台になっています。
四方を眺望出来、会津磐梯山や、白虎隊が自刃した飯森山、中心街まで見渡せます。


天守閣から出て、少し離れたところに茶室「麟閣」があります。

 

ここは千利休の息子・少庵が建てたと言われる茶室。

もともと場内にあったが、戊辰戦争の折に城下へ移築。
現在はもとの場内に移築され直されました。

千利休が豊臣秀吉に自害を命じられ、千家が追放された折、息子の少庵は会津に匿われる。
その時作ったのがこの茶室です。

よく見る質素で小さな茶室です。

受け付け裏では抹茶を500円で頂けます。


あいにくの雨でしたが、天守閣内にいたのでさほど気にならず、楽しく歴史を学べました。

復元とはいえ、とても立派な城で見応え充分です。


春は園内の桜も立派に咲き誇るみたいなので、桜の時期の訪れもいいですね。

 
 (売店の近くには他県の中学校からのメッセージが掲げられています)