「家」 @ 鎌倉七里ガ浜 + 時々八ヶ岳

湘南七里ガ浜(七里ヶ浜とも)から発信。自分の生活をダラダラと書きとめるブログ。食べ物、飲み物、犬の話題が多い。

山肉料理@七里ガ浜自宅厨房(3) 猪の骨でダシを取りシシ鍋を作る長丁場の調理 / スズキヤとのコラボ

2010-11-05 00:09:21 | 食べ物・飲み物
南信州のジンギスカン・山肉専門店スズキヤさんから、もらっちゃったもんねぇ~♪ 猪の骨。冷凍状態である。



スズキヤ感激賞でもらったとはいえ、どうすればいいんでしょ? 唐揚したうなぎの骨せんべいなんてのはあるが、猪の骨じゃねぇ・・・。



スズキヤさんの若旦那さんに聞いてみた。「シシ鍋は普通こうして、ああして・・・」と教えて下さった。



そうか、やはり真正面からだな。正統派シシ鍋か・・・。やってみよう!



「そ・それ、なんすか? たまらん香りっすね? 私のガン・ドッグとしての血が騒ぐんですが、ホント、それなんすかね? ちょっと舐めさせてもらえませんかね?」と、猪の骨と初めて対面した茶々之介。あまりに関心が強く、私のそばを離れない。



水にぶっこんでみた。巨大な寸胴鍋は我が家にはないので、パスタ用のかなり大きめの鍋を使うのである。



グツグツグツグツ。どんどん煮詰めちゃう。かなりの量のダシが取れるだけの骨がある。煮詰めるとしっかりした味になるぞぉ。味つけはかなり濃いものにするので、エグさは出ないと思う。



ここまで来ると、ガラでダシをとるラーメン店の厨房の如き香りだ。



しかし鶏や豚ではない。猪だ。私もラーメン店を開こうかしら。鶏ガラでもトンコツでもなく、次世代ラーメンは牛骨ラーメンか!?と皆が思っている時に、意外にも「シシ骨ラーメン」。受けるかもしれない。あくを取り除きながら、煮詰めて行く。しかし「シシコツ」ラーメン? 昔「クシコス」ポストって曲の演奏を練習させられたが、ちょっと違う。惜しい!



「気になるなぁ。ちょっとでいいからくれませんか、その骨」と、しつこい茶々之介。いろいろ作業しながらだが、朝からゆっくり煮詰めて3時間。一旦中断してお買い物だ。



シシ鍋の材料を買いに行かねばならない。お米や花も。ウインター・シーズン用に鉢植えを入れ替えるのだ。七里ガ浜ガーデンで購入したビオラとガーデン・シクラメン。カンちゃん(七里ガ浜ガーデンの守護神のようなワンコ)にご挨拶してから、花を持ち帰る。後で植えよう。



さて、厨房にカムバックした。材料の下ごしらえだ。大根、ゴボウ、さといも、しめじ、そしてシシ肉。



シシ肉を解凍。



何せ初めてのシシ鍋。しかし貴重な骨までもらったので、失敗は出来ない。骨からとったダシに加えて、普通のシシ鍋に使いそうな調味料と、いつも自宅でやる鶏とネギの鍋の調味料を合わせて入れて、鍋のベースになるスープを作ってみる。酒、みりん、醤油、塩、味噌、ごま油、ニンニク、豆板醤。投資の鉄則、リスク分散である。「超分散型調味料利用法」で味つける。少しずつ少しずつ味見しながら、あれこれたくさん加えて行く。



調味料や材料を入れてからは約1時間煮詰める。順番は材料の味の浸みやすさや崩れやすさを考えて。大根から先だ。シメジは最後の何分かで十分だ。どんどん味が濃くなる。



トータルで4時間。あぁ~朝から大変だった。シシ鍋の完成である! 

いやぁ~~っ、おいしい。山のエネルギーを骨から身まで全部頂く。よく出たダシ。味の深みがちゃうなぁ。山の生活者っぽいランチ(まだお昼。しかも山じゃないし)。



最後はおじや。やさしい味である。ボボボボッボ! たっぷり精がついた。有難いなぁ。ごちそうさま!!



さあ、皆さん、見てみようスズキヤのHP! スズキヤで山肉を買おう! 通販可能だ。

スズキヤのHP: http://www.jingisu.com/
コメント (6)
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