ジトジトするなぁ・・・。
この季節は苦手だ。
どうして私はもっと乾燥した気候の土地に生まれなかったのだろう。
7年前に行ったアリゾナ州なんて、カラッカラだったもんなあ。
月みたいだ。
雲ひとつなくて、ずっと飛行機から地上が全部撮影できた。
気温は高くなるが汗をかかなかったな。
対照的に、見るからにジトジトした景色(↓)。
鶯吟亭の南側の道だ。
鎌倉中心部から戻る。
江ノ電稲村ヶ崎駅で下車して、はぶか牛肉店へ。
さらに踏切の向かいのセブンイレブンへ。
神奈川県特産湘南ゴールドをご存じですか?
それを使ったおかし(↑)もある。
しかしおじさんはやっぱり湘南ゴールドサワー(↓)。
爽やかなんだなー。
神奈川県下のセブンイレブンでは取り扱っている店舗が多いよ。
神奈川限定の文字が光る。
神戸市灘区新在家南町にある企業が作っているね。
私にとっては懐かしい住所だ。
こちらがはぶか牛肉店で購入したハチノス(牛の第二の胃袋)。
これを熱湯でゆでる。最初は10分。お湯を替えて次に20分。また替えて次に30分。
酢を加えて煮る。
下準備段階だ。これは切ってあるが、胃袋っていうくらいだから、本来は袋状だ。
恐ろしく分厚い肉だよ。だからどんなに強く煮ても大丈夫。
北米のスー族(ネイティブ・アメリカン)の歴史を見ると、彼ら彼女らは現地に多かったバッファロー(バイソンとも)の内臓をバッファローのこの頑丈な胃袋に入れて煮て食べたという。
胃袋を鍋としても使ったんだね。我々が使うハチノスより、バッファローの胃袋はもっと頑丈だったことだろう(と想像する)。
そしてスー族は最後にはバッファローの胃袋も食べてしまったらしい。
素晴らしい調理方法。肉を食べるなら全部食べましょう。食べやすい肉だけじゃくて。内臓も胃袋もだ。スー族の人たちは生活スタイル自体が自然にSDGs的だったんだねえ。
彼らが古来から食べていたバッファローはみな野生のものだ。現代人が食べる肉は、野生のつまりジビエなものはほとんどなく、食糧用に生産されたものである。そして拡大し続ける畜産業は地球温暖化を促進している。
また運動不足かつ(あるいは)過食に陥っている現代人の生活習慣病を抑えるにも低カロリーなタンパク源を混ぜることが望ましい。
さらに円安が進行すると、日本人の購買力はこれから相対的に落ちそうで、国際的な肉の獲得競争の中で「買い負け」しそうである。
様々な理由から、6月30日の日経新聞によると、2050年代の食卓では肉の50%超が植物由来の代替肉になるとの予想が紹介されていた。
ちなみに、バッファローつながりで言うと、私のPCのキーボード、マウス、Wi-Fiルーターは全部Buffalo(バッファロー)社のものだ。
スー族には、ダコタ、ラコタ、ナコタなどの部族があるが、ダコタは州の名前にもなっている。ダコタって、アイダホなんかと同じで英語じゃないよね。
明るい緑色のところがノース・ダコタ州、サウス・ダコタ州だ。
映画Dances with Wolves(邦題はカタカナでダンス・ウィズ・ウルブズ(狼とのダンス))に感動的なシーンがある。私が大好きなシーンだ。言葉が通じない者たちの最初の意思疎通だ。
主演者ケビン・コスナーがこの地域のラコタ族の人たちを家に招いてもてなす。言葉は通じない。そこで彼はバッファローの動きの真似をする。ラコタ族の中には辛抱強くそれを理解しようとする人がいて、その人はやがてそれを理解し「それはTatanaka(タタンカ)だ」と言う。ケビン・コスナーは「(我々は)Buffalo(バッファロー)と呼ぶ」と言う。ここで両者に「Tatanka = Buffalo」という認識が生まれる。
Kevin Costner - Dances With Wolves Extract
ということで、皆さん、バッファローのことを今後は「タタンカ」と呼びましょう(笑)。バッファローなんて呼称は新しい。太古からあの巨大な牛は北米の人によってタタンカと呼ばれて来たのだ。私もPCのマウスを製造する会社(バッファロー社)のことを、タタンカと呼んでいる(笑)。
その次に、ケビン・コスナーはラコタ族のみんなにコーヒーをふるまうが、そこでの砂糖に対するラコタ族の人たちのリアクションが面白い。
長時間ゆでる。バッファローの胃袋の中で内臓を煮たスー族ってどんな風な味付けにしたのか?なんて想像しながら。それぞれの地域に、それぞれの食材、調理があるね。
茹で終わったら切る。
ちょっと細長い三角に切るのが私の好み。
これくらいが食感的に良いように思う。
話が変わるが、私の古いジーンズ。Leeだ。
膝もかなり擦り切れている。
脱色しても、擦り切れても、そんなにおかしくないのがジーンズだ。
最初から破いて履いている人もいるくらいだからね。
しかし座面に最も擦れるところがついに破れて来た。
最近まで破れていなかったが、朝、ドガティ君の散歩中にしゃがんだ時にビリビリっと音がして、こんな穴が開いた。
いくらなんでもねえ。
環境負荷に配慮し、代替肉も内臓も胃袋も食べて、耐久性のある服を長年使うべきだと言っても、そろそろ捨てましょうかねえ。ケツが見えても困るから。
ニンニク、長ネギ、ピーマン。
ニンニクは擦る。
ピーマンと長ネギはご覧のとおりにザクザクと切る。
スープをつくる。
ドガティ君は散髪中。
「おとーさん、助けて」
ドガティ君、耐えなさい。
砂糖、コチュジャン、香味ペースト、醤油、ニンニク、唐辛子の味がする炒め物を作る。
ただしコチュジャン多めで韓国風だ。
加熱してどりゃーーーー!!!!!と叫んで中華鍋振り回して終わりだ。
超短時間の調理。
ごはんにスープで韓国風ハチノス炒め定食。
サクッと仕上がってますでしょ。
ケビン・コスナーに食べてもらいたいね。
きっと彼も「おいしい」と言うと思うな。
おやつはチョコバリ。
こういうのがおいしい季節になった。
はぶか牛肉店では焼き豚も買ったのだ。
これはまたあとで食べようかね。
ということで、これは夜になってから食べたのでした。
いつもおいしいはぶか牛肉店の焼き豚でした。
狼にからかわれてでもいるようなケビン・コスナー。
Dances with Wolves - Two Socks at Play
まさにDances with Wolves(狼とのダンス)。
巨匠ジョン・バリーの美しい音楽とともにどうぞ。
あの007シリーズや野生のエルザなど、多数の映画音楽を担当した人だ。