朝食は久しぶりにスパニッシュオムレツ風。
1月に再び緊急事態宣言が出て、その直後のベルカントレッスンはさすが歌うので、気がのらず休んでステイホームしていました。日々の感染者数の増加や、娘の職場にまでコロナの手が伸びてきたので、何か気持ちよく歌うことができないような気がして休みました。 しかし、そのあと、1月の星岡を一日前に申し込んで、やっぱり気をつけながら、社会的な活動もしていこうと思いました。外に出ればコロナウィルスはどこに存在しているか全くわからない訳だから気を付けようがない。結局のところ、手洗いとマスクしか頼るところがありません。ワクチンの接種は海外では始まりましたが、1年たってもメカニズムについての研究は進んでいなくて、しかも新種、変異種の出現・・ オリンピックも全く予想できない状況では準備ができないので通常の開催は無理と誰もが思っているかと・・・
寒く冷えこんだ土曜日の午前、九段までレッスンに行ってきました。発声練習1時間、残り半分で実際に歌いました。先生の話の中で、能内のワーキング・メモリーを広げることが大切で、それには運動がいいということでした。昔から言われているピアノを弾くことは能の活性化のためにすごくいいと。年を取ってくるとメモリーはあるけど、そこまで神経がたどりつけなくなるのが問題だと思いますが。ヨガは改めて心と体と頭にいいかと思いました。歌うこともセレトニンが出て幸せを感じることができるのね。
前々回の時だったか、今カルメンのハバネラでフランス語の歌に挑戦中で、鼻濁音を出すにはニャンニャンと鼻にかけて練習するのがいいとかと言う話でした。歌についてもハミングから練習すると口をあまりあけずに、口の中で響かせることができるようになるとか、それより前はビブラートを取り入れることなど、いろいろ教えてもらいました。今度「グラナダ」が増えて、スペイン語の歌にも挑戦です。息が言葉に乗って歌うから言語はとても重要です。
今度九段生涯学習館でサークル体験があります。今後の状況により、中止、変更になる場合があるかもしれませんが、2月27日土曜日を予定しています。ご興味あれば体験してみてください。
今日は図書館からネットで申し込んでいた本が届いたとの連絡をもらっていたので、午後図書館まで散歩と買い物を兼ねて歩いてきました。雪でなくてよかったです。
辻邦生歴史小説集成 第1巻
1 安土往還記 十二の肖像画による十二の物語 十二の風景画への十二の旅 1993.6.25
深いグリーンのクロスがはってあるだけのすてきな装丁でした。
安土往還記だけでなく安土往還記歴史紀行もついています。
調べてみたら第3巻は俵屋宗達と本阿弥光悦だったのですね。
3 嵯峨野明月記 1992.10.26 が嵯峨本についての小説だったなんて知りませんでした。TVで宗達のことを見て、美術館で嵯峨本の装丁や光悦とのコラボを見ていたので、興味がわきます。
辻邦生歴史小説集成 第3巻辻 邦生【著】
宿命を甘受しての中に生の意味を求める書家の本阿弥光悦、自分の心をひたすら絵筆にこめる画家の俵屋宗達、学問と事業の狭間で懊悩する角倉素庵-。三人の美しい魂の触れ合いをとおして描かれる嵯峨本の世界。
歴史小説集成は岩波書店発行で 他に2 天草の雅歌 4~6 背教者ユリアヌス 7~10 春の戴冠 11 銀杏散りやまず 12 歴史小説論 歴史小説創作ノート とあって、嵯峨野明月記の他は12の創作ノートもおもしろそうなタイトルが並んでいました。
安土往還記は学生時代に立教大学の哲学の加藤武先生に奨められた本でした。50年も経って読もうとするなんてね。デカルトの「方法序説」を徹底的に読んで、ラテン語も勧められたことがあって、のけぞったことがありました。
ふと人生にやり残したことはなかったかしらとよぎるこの頃です。