真っ青な青空で、朝食後の散歩に西早稲田の方に行こうと思っていましたが、お正月はやっていない庭園などあるので、夏目漱石ゆかりの地を散歩することにしました。途中地元の神社の混み合い具合など見ながら、早稲田方面に娘とウォーキング。家の近くの諏訪神社は道路まで人の列ができていて、今回のコロナ感染者の拡大で大きな神社への参拝に注意の通達が出ていたせいかと思われます。それで私たちも地元で済ませようと思ったのですが・・・ それより先の穴八幡宮では帰りに寄ろうとしたところ長蛇の列であきらめました。帰ってニュースを見たら、明治神宮とか並ばずに参拝できたとのことでした。
穴八幡宮のすぐ先に夏目坂はありました。来迎寺までの短い距離を夏目坂といいます。この坂を登り始めてすぐが夏目漱石生誕の地です。漱石は、慶応三年(1867年)にこの地で生まれました。夏目坂はこのあたりの大地主であった漱石の父直克が名づけたもので、自分の姓で呼んでいたのが、人々に広まったとのことです。地名の喜久井町という名も直克が、井桁に菊の夏目家の紋章にちなんで名づけたものだと言われています。
江戸時代から馬場下の名主を世襲していた夏目氏は、明治の新市政の実施にあたり町名を夏目家ゆかりのあるものとしたとされています。
お寺の多い江戸の名残がある街です。
誕生の地からそれほど遠くないところに漱石が晩年を過ごした通称漱石山房がありました。
その場所に漱石山房記念館があります。お正月は休館となっていましたが、場所を知っておきたかったので散歩コースに選びました。
まわりが漱石公園となっていて、そこは開いていたのでぐるっと回ってみました。
カサカサと葉っぱを動かす音がするかと思ったらメジロちゃんの大群が来ていました。すぐ飛び散ってしまいましたが、塀の近くに行ったメジロをなんとか写すことができました。さすが元旦のお散歩には一眼レフを持って歩いていませんでした。何とかスマホで撮りました。
「何となく、今年はよい事あるごとし。元日の朝、晴れて風なし」 という啄木の詩を思い出します。メジロに出会えばそんな気分です。
猫ちゃんのお墓がありました。
漱石は十代の頃、「草枕」や」「三四郎」、「吾輩は・・」 と「こころ」しか読んだことがありませんが、なんだか身近に感じることができそうな気がしてきました。
公園のまわりも公園にマッチしたいい感じでした。
教会か何かでもあるのかと思ったら、なんと区立の小学校でした。おしゃれですね。
これが幼稚園なんて信じられません。
穴八幡近くであったかそうなワンちゃんを見ました。思わずかわいいと言ったら、横浜の中華街で買ったとのことでした。ワンコも寒いのね。
穴八幡も上に階段を登ったら、すごい列だったのでお参りはやめて帰りました。
戸山公園近くです。
諏訪神社も帰りはもっと人が出ていて、こちらもパス。代わりにすぐ先の玄国寺で静かな時を過ごしました。
玄国寺の墓地の方に田植地蔵というお地蔵さんが安置されていて、いつもは閉まっているのにお堂が開いていたのでお参りして帰りました。地元にずっと伝えられてきたお地蔵さんです。
いつも通っている不思議なカフェ。Zasshi Cafe となっていましたが、どんなカフェなのかしら・・・
晴れた元旦の程よい散歩でした。10633歩 8.9km となっていました。
Jan.1 2021 Waseda