湖東三山の旅、2日目の朝は彦根城へ。
ホテルの部屋からの眺め
彦根城が見えます。
宿泊したビジネスホテルに飾ってあった「ひこにゃん」です。
朝一番で静かな彦根城に行きました。今日は彦根城をレビューします。
句碑があり、藤原直弼と書いてあったので、家系図を調べたら井伊直弼のことで井伊家は藤原の流れをくむ家柄だったのですね。
あふみの海 磯うつ波の いく度か 御世にこころを くだきぬるかな
琵琶湖の磯うつ波が、打ちくだけてはひき、また打ちくだけてはひくことを何回も繰り返しているように、大老就任以来難問が何回となく押し寄せてくる。しかし、わたしは国の平和と安心を願って、全身全霊を尽くして心を砕いてきたので悔いは残らない。
←2010年 ~ 滋賀 ~ 彦根城 井伊直弼 よりお借りしました。
井伊直弼はどうしても安政の大獄のイメージが強いのですが、井伊家でも取り残されてきた直弼に藩主になる機会が巡ってきて引き継いだ財産も藩で分けて、貧しい民のために尽力したと書かれていました。
変革の時期に日本を開国に導いた人として、歴史を切り開いた人でしたが、文武に優れて、和歌や茶事や能などをたしなんでいた文化人で武士でした。大河ドラマの「篤姫」でもお茶のシーンが記憶に残っています。難しい時代を担った一人の人間の思いが伝わる句です。歴史上の人物でもその場に行けば何かその人となりが身近に感じられるような気がします。日本の歴史も一人一人の苦労の上に成り立って今があるのですね。
参考)
ハクセキレイかセグロセキレイ?
、天秤櫓の中に入ってみました。
玄宮園でお抹茶がいただけるので、黒門を渡って、庭園の方に向かいました。
集合時間までに行かなければいけないのに、途中道が正しいのか不安になったり、結構遠いので焦りました。誰もいないので聞く人もいません。
Nov. 16 2020 Hikone