碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
見たり、読んだり、書いたり、時々考えてみたり・・・

歯医者さんとアナログプレーヤーのシアワセな関係

2011年04月13日 | 舞台・音楽・アート

信州で歯医者さんをしている弟が、発売中の『サンデー毎日』に登場している。

しかも、専門の歯科医療の話(かなり優秀な歯科医なのです)ではなく、趣味であるところの「アナログプレーヤー」のマニアとして、である。

巻末にある、カラーグラビア「ON and OFF」のコーナー。



以前から、古いオーディオ機器(動かないものが多い)を入手して、時間をかけて自分で修理し、その機器が作られていた時代のレコード(このコレクションもすごい)を聴く、というのが、弟の楽しみなのだ。

特に入れ込んでいるのは100年前のエジソン蓄音機だったりする。

私も帰省するたびに、“新作コレクション”を見せてもらい、音を聴かせてもらう。

たとえば、70年代の音楽を、70年代のオーディオ機器で聴く。

当時は当たり前のことだったわけだが、今や貴重な異次元体験(笑)。

いや、これが実にいいのだ。



少し前から、そのコレクションの一部を、「昭和のなつかしいメロディを、当時のオーディオ機器で鑑賞する」というコンセプトのブログで公開している。

浪漫紀行
http://keiai1515.blog51.fc2.com/


このブログが『サンデー毎日』の記者さんの目にとまり、今回のグラビア登場となったようだ。

弟は、誌面で「(動かないジャンクであっても)同じ品を3台入手すれば、完全作動品が一台できる」と言っている。



歯科医としての“腕”が趣味にも生かされた(笑)、シアワセなオーディオ・マニアなのだ。

というわけで、興味のある方は、ぜひ本誌と弟のブログをご覧ください。





(サンデー毎日 2011.04.24号)