碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
見たり、読んだり、書いたり、時々考えてみたり・・・

今週の「読んで書いた本」 2011.04.22

2011年04月22日 | 書評した本たち

大学院の授業、そしてゼミを終えて、夕方から汐留の電通へ。

ある映像アワードの審査会。

無事、受賞作も決まって、外に出たら、すっかり夜だ。

さすがに空腹を覚え、新橋駅近くの店に入り、ひとりの夕食。

新橋なので、勤め帰りのグループが多い。

各テーブルで、みんな、食べて、飲んで、話して。

「あの案件はですねえ・・・」とか、
「聞いてくれる?アイツったらさあ・・・」とか、
「これ食べたかったんだよ・・・」とか。

そんな会話が、ちょっと懐かしいような、どこか旅先にいるような、おかしな気分でした。


さて、今週、「読んで(書評を)書いた」のは、以下の6冊です。

原 宏一 
『佳代のキッチン』 祥伝社

五木寛之・梅原 猛 
『仏の発見』 平凡社

茂木健一郎 
『脳の王国』 小学館

井上章一 
『妄想かもしれない日本の歴史』 角川書店

中村 稔 
『文学館を考える』 青土社

谺 雄一郎 
『醇堂影御用 裏切った女』 小学館文庫


・・・原さんの作中にある、その名も「佳代のキッチン」で作ってもらった料理を、ぜひ食べてみたいものだ。

佳代さんにも会ってみたいし(笑)。


* 上記の本の書評は、発売中の『週刊新潮』最新号(4月28日号)に
  掲載されています。