河太郎の読書日記

本とか映画とかいろいろ

冠(コロナ)~廃墟の光

2008-07-25 21:10:13 | 読書(その他)
沢木耕太郎、朝日文庫。
そういや「杯(カップ)」読みかけで放置かも・・・
これと対になっている。
1996年のアトランタオリンピックの観戦記。
さわやか沢木節全開。
「廃墟の光」とあるように、著者は、オリンピックに
終末を予感している。
このあと、シドニー、アテネ、そして今年の北京に続く訳だが、
商業主義全盛のこのお祭りに、好感を持てないでいるようだ。
彼の目線が面白くて、ほぼ全作品を読み継いでいる。
スポーツ好きではないので、ふーん、そういう見方もあるんだなと
この傍観者を傍観している。
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しゃべれどもしゃべれども

2008-07-25 21:03:00 | 読書(小説)
佐藤多佳子、新潮文庫。
前に映画はみたので、今度は小説を読んだ。
さわやか落語物語です。
映画では、三つ葉のいとこ綾部良って少女漫画風キャラは
出てこなかったよなー。
このいとこと、猫のような女十河五月と、
いじめられっこの浪速少年村林優、元バッター湯河原の4人が、
スランプ突入中の今昔亭三つ葉こと戸川達也に弟子入り。
5人の成長を描く。
映画の方が、めりはりあってよかったね。
まあ、小説は小説で。
ちょっと読後さわやかすぎて、しゅわっと記憶から抜けていきそうな予感も・・・


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