河太郎の読書日記

本とか映画とかいろいろ

一瞬の風になれ 1

2008-01-18 21:09:10 | 読書(小説)
佐藤多佳子、講談社。
ショートトラックのお話。
バッテリーとか大きく振りかぶってとかに近いものを感じる。
スポーツもので、個人個人の性格が、競技に影響する、というような部分。
努力だけではどうにもならない、才能というものがあるということ。
主人公神谷新二は、中学までやってきたサッカーに見切りをつけ、
高校で陸上を始める。ライバルは、幼なじみの一ノ瀬連。
連は、努力嫌いの天才型。新二の兄健一も、サッカーにかけての天才だ。
新二は、どうやら足が速いぞ、ということで、連と一緒に陸上を始める。
始めたばかりの陸上で、フォームもなってないけど、持ち前の勢いで
100メートルで部内2位の位置に立つ。
3部作。1巻の副題はイチニツイテ。このあと、ヨウイ、ドン!と続く。
新二が、どこまで成長するのか楽しみだ。
この作者の本は「黄色い目の魚」しか読んでない。
あー「しゃべれどもしゃべれども」の映画は見たな。
これらから見るに、著者は、人には分かってもらえないけど
あいつのいいところは、おれがわかってる、的な恋愛が好きなのか?
ともあれ、試合直前におなかを壊す新二にかなり親近感・・・
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福音の少年

2008-01-16 22:23:19 | 読書(小説)
あさのあつこ、角川書店。
この人の書く話は、たいがい子どもが出てきて、
その子どもが、大人が考える、神秘的な子ども、
っていうかんじで、違和感を覚える。
今回のは、殺人事件というか、サスペンスだが、
途中でどこかファンタジックになって、現実味がない。
明帆(あきほ)と陽(よう)という二人の少年が出てきて、
仲は良くないが、悪いわけでもない、不思議な関係。
自分が理解できないでいる自分、に似ているとお互いに思っているからか。
物語は、明帆の彼女で陽の幼なじみの少女が、
アパートごと火事で死亡する事故を調査に来た文筆業秋庭が
その街にやってくるところから始まる。
このはじまりが、この間読んだ「風の館物語」にそっくりだ。
駅にいるのが、少女じゃなくて、おっさんだが。
結局、なんか既視感のあるラストに終わった。
とりあえず、どうなるんだろう、と思った少年二人の正体は、
分からないまま。ふつうの人間だから、分かるわけはないのだ。
人間って言うのは、複雑で、自分でも分からないところがあるのだ。
たぶん、そういうことなんだろう。
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庭先案内3

2008-01-15 21:57:02 | 読書(マンガ)
右脳で考えるってか考えずに読む漫画?
分かった気になってるけど、ホントに分かってるかは疑問。
じじいどもがええわー。
関西弁姉妹も相変わらず。姉ちゃんがいい。
七福神がまた出てきたが、こんどは見捨てられとるし。
時計を直すじさまたちの話が、ちょっと切なくていいねえ。
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風の館の物語1

2008-01-13 19:40:52 | 読書(小説)
あさのあつこ、講談社。
ううむ。
序章みたいな話で、
ぜんっぜん先が見えない。
父には死別、母が病に倒れたため、
祖母の姉の家に預けられることになった、
小6の水内洵と沙菜の姉妹。
通称「風の館」といわれる風間家には、
生き物でないものが棲んでいる・・・?
洵吾とかがあんまりあっさり出てくるんで、
深刻なような、あっけらかんとしてるような。
対象年齢いくつくらいのお話なんだろう。
なぞだ。
漫画雑誌に連載してるくらいだから・・・中学生か?
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マーマー

2008-01-12 22:02:14 | 読書(マンガ)
ウィスット・ポンニミットの漫画。
っていうか、サイレントムービー風コミック。
この人の書く、犬がたまらんの。
へっへっへっ、ってしっぽふっとる白い犬。
で、この本は、犬の漫画。
ペットショップで売れ残ってるもこもこの犬が、
(ほかの悪犬もだけど)飼われるまで。
アニメも見てみたいけどねー。
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