遊びをせんとや

毎日できるだけアンテナを張って
おもしろがりながら楽しみたい。
人は「遊びをせんとや生まれけん」です。

愛知への日帰り旅 その② 大樹寺、岡崎城、Alan

2024-10-08 08:16:47 | 旅行
岡崎に着いて、なんだかお濠の端に屋台とか出ててお祭りみたい。しかもパーキングが満タンだったので、まずは、旦那が行きたい大樹寺へ。

何しろ、徳川家康は岡崎で生まれたし、家康の墓所もある縁の寺、大樹寺。


 

御本尊
奥の庭とか、襖絵とか時間が無くてみれなかくて、とっても残念。






この門の左に置いてあるのが、大樹の後かも。

なんだか慌ただしく車に乗り、岡崎城へ。

お庭。
愛知県に来て、彼岸花が目立ちます。

天守





天守内は新しく、でもエレベーターはなく、でもとても考えられていて凄く面白い展示内容だった。
城内には大河のパネルも1枚しかなかった。今年、「SHOGUN」が話題になっているのだから、もっと宣伝したら外国の人も来るのにと思う。でも楽しそうな、スタンプクイズラリーとかやっていて、盛り上がっていた。
家康の誕生した地なのだから、もっと宣伝したらいいのにと思う。
時間がなくて三河武士のやかた家康館とか行けなかったから、きっとそこらあたりにはあったかも。


芭蕉の句碑





天守内の写真フレーム。

天守閣の上からの猿投山

そうかー、あの山に悪さした猿は投げられたのか。

三河木綿。見るからに手触りよさそうな着やすそうな生地だった。紬と風合いも変わらないような気がする。


家康像と私


東海道、二重七曲りの松


ということで、慌ただしく4時になり、道は見るからに混んでいるので、高速を使って名古屋に戻った。
ここで近鉄が遅れた40分が惜しい。

名古屋に戻れば、もう夜。
私たちにとっては久しぶりのナイトライフだ。

 
コロナ禍が去り、やっと酷暑は去り、この週末はお天気もよく、観光地はど賑わっているだろう。

娘が予約してくれたのは栄のペルー料理のAlan

 
観葉植物が雰囲気よく置かれ、暗めの店内にいい感じに照明が。

インテリアも南米らしいが落ち着く。
週末の夜らしく、カップルや結構女性どうしのお客も多い店内。
テラス席もあるが、3階だからね。

食べたお料理は、どれも食材も珍しく、見た目よりあっさりした感じ。

旦那はテキーラストレート、私はジントニック、娘はノンアルのラベンダーカクテル。
お酒が美味しい。リキュール類が充実。


お芋二種類の間に蟹身が挟まったムースのような前菜。


酸っぱい、ホタテと魚のサラダ。


タコスの上にホタテやいくら、キャビアが乗った一品。


カレー味のジャガイモのサラダ。


炭火で焼いた牛肉。塩かハラペーニョソースを付けて食べる。


娘のおすすめの特製モヒート。モヒートの概念が変わった。

タコス三種、牛、チーズ、豚


最後に飲んだテキーラのソーダ割


本場のテキーラなので文句なく美味しい、満足。

夏の暑さ以来、あんまり出歩いていなかったので、自分がストレスが溜まっていたのが解った。
たまにはこんな別世界の夜があってもいいよなーとつくづく思う。
娘も元気で、色々仕事の事もしゃべってくれた。
これから10月、11月と遊ぶぞー。

昨日の晩御飯は地味に塩鮭、万願寺。人参、玉ねぎ、薄揚げのお味噌汁。トマト、オクラ、ちりめん山椒、モズクの酢の物。
もらった大根のお漬物。蓮根のきんぴら(蓮根が絶品でした)











夏の涼を求めて 高雄の床

2024-08-15 06:41:35 | 旅行
一年に一度、涼しい所でご飯を食べようと、去年は貴船の床に行った。
今年は高雄の床料理に元同僚3人で行くことにした。

待ち合わせはJR花園駅
花園駅と言えば、リサイクル着物の聖地、ユリザクラさんがある。
調てみるとお盆は営業している。
ということでシャトルバスが来るまでの50分、訪れることにする。
近隣に住んでいる友達が以前からこのお店の常連でアテンドしてくれることになった。

JRの駅まで行くバスに乗り、早めに嵯峨野線に乗った。嵯峨野線、まるで万国共通遠足状態になっていた。
車中で友達からラインが来て、駅まで迎えに来てくれた。ありがたやー。
友達のお家に初訪問。噂の黒猫ちゃんズはするっと消えて、いなくなった。残念。
お願いしていた南座の「あらしのよるに」のチケットを受け取り、お金をお支払いして、「商い世傳 金と銀 幾世の鈴」をお貸して業務連絡は終わり、冷たいお茶をいただいて、阪神について歓談。

時間が来たのでユリザクラさんへ。ちゃきちゃきのお姉さんと話をしながら、目当ての帯を物色。
帰りにまた、寄ってお金を払うことにして、シャトルバスに乗り込むべく。
一人がJRが途中で遅れて、4分ほど到着が遅れるとのこと。バスの運転手さんに事情を話し、少し発車を待ってもらうことにする。
先に私ともう一人の元同僚がバスに乗り込み、会ったこともないもう一人の元同僚を改札口で出迎えくれてバスまで誘導してくれた。
ありがたやー。Tさん。ナイスアテンド。遅れてきた元同僚は急に知らない人に名前を呼ばれ、バスに誘導されて無事高雄まで行くことができた。


 
   
もみじやさん別館
吊り橋を渡っていく。河原では家族連れが泳いだり、釣りをしたり、すごく楽しんでいた。


 

お料理は御素麺とか和食の盛り合わせ。ご飯、スイカ。


40代、50代、60代それぞれの子育てとか今の生活とか、色々と話す。
 
すでに帯締めがずれてる。

帰りもシャトルバスで送ってくれるので、近くの神護寺まで階段を上っていく。
この日は猛暑で、ほんまに暑かった。全身汗みずくになる。

早めに花園駅まで着いたが、もう暑くて袷の着物を物色する気力もなく、お金をお支払いして、駅前のデイリーヤマザキでアイスコーヒーを買い、ホームの待合室で飲む。ユリザクラさんで買った品物は後日。

8月は暑くてどこも混んでいて、高いのでこうやって近場や自宅で友達と会うのが一番楽しいなと思った。
笑ってしゃべれるのが一番。なんだかいいペースで充実している。

昨日の晩御飯は、チキンのぎゅうぎゅう焼き、しいたけ。トウモロコシ。セロリ、トマト。モロヘイヤのお味噌汁。

鴨川の夕暮れを満喫

2024-07-04 06:54:23 | 旅行
例年、6月の終わりに息子とビアガーデンに行く。
今年は中之島バラ園にお店が出来たので行こうかと言っていたが、BBQしかないのでパス。
京都の南座の向かいの菊水の屋上ビアガーデンとか候補があがったが、結局東果菜館の床を予約した。
東果菜館の屋上は土日祝、もしくは30人以上の団体で屋上でビアガーデンができる。
平日なので床で。


鴨川と南座と東華菜館
私たちのひそかな風物詩である。



予約したいたで、川沿いの席に案内してくれる。
ここは席だけ取ってくれるし、万が一雨の場合は中で食べられるのが便利。
お料理も当日決定。


まずはビールで

旦那は白ワインで乾杯
午前中に人間ドッグを終えて、晴れて解禁。体重が増えて、ほんの少し血液検査の結果が悪くなっている。食べ過ぎですね。

前菜の盛り合わせ、鶏唐、酢豚、焼き餃子、最後に八宝菜を頼む。
オーソドックスな北京料理。


向かいに南座、向こうに東山。阿国が舞っているような気がする。


鴨川の河原には各国の旅行者が思い思いに和んでいる。
鴨川の堰の流れが珍しいみたい。梅雨で水量も増えて、いい感じ。
みんな、ゆったり、おのおの楽しんでいて、こんな風景を観るとしみじみ平和だなーと思う。
世界は平和じゃないのに。
この日は奇跡的に晴れて、川沿いは日陰になり、涼しい。

紹興酒をオンザロックで


少しずつ暮れて行く夏の鴨川


一年で一番日の長い季節。薄暮。一番好きな時間。


息子の心配事も一つ解決し、娘からラインも来る。
来年は家族全員で来たいなー。

この日も頑張って紗の着物、黒、銀の羅の帯。
着る時はさすがにクーラーを入れた。でも風が吹くと襟足から抜けて涼しい。



北山モノリス 紗の着物

2024-06-27 07:08:56 | 旅行
一旦、叡山電鉄の修学院の駅まで歩き、この日のランチの北山モノリスまで。
駅からはほんの5分。
12時の予約に十分な時間がある。
歩き疲れたので休憩したかった。結婚式場だから、ロビーとかあるだろう。

ありました。予想通り。1時間以上あったので、ロビーの椅子で休憩。

 
   
     
無人であるが、男の人が出てきて「お庭もどうぞ」とガラス扉を開けてくれた。
11時30分には用意ができるとのこと。


この日は初紗。6月だけれど蒸し暑かったのでいいとした。いつもの青茄子と呼んでいるの羅の帯。この羅の帯、息子も褒めてくれて評判がいい。着物は黒い紗に青い模様が入っているが、この青がどちらかと言うと外光で見るとセルリアンブルーがかっているので去年何の考えもなく買った絽の水色の帯揚げと帯締めが、やっと日の目を見ることになった。

お庭はとても綺麗だった。


チャペルもガラス張り



レストラン


息子と待ち合わせだったので、少し早く来れるかラインで聞くと「15分前なら」ということだった。
息子が来るまで庭の池に落ちる雨の水紋をずっと見ていた。前の沿道の車の音もしない。お庭の向こうは高野川。
ぽつぽつ雨が降ったり止んだり。ぼーとしていた。

息子が到着して、お席へ。

レストランの入り口から見る緑も美しい。

お料理はシェフにお任せおばんざいコース

 
お刺身や田楽、茄子の煮びたし、揚げ物とか色々少量6品あって、ジャコごはんと赤出汁。


最後にコーヒー、コーヒーゼリー、アイスのデザート。
これで2850円(税、サービス込み)はお得。
他に3組のお客さんがいてはって、皆さん、懐石コースとかを食べてはる方もいらっしゃった。
総じて、静かで落ち着いた店内。サービスもいい。

満足して、ロビーで息子と業務連絡をして、バスでまた河原町まで。
息子は近代美術館へ「版画展」を観に行くとのこと。是非、倉俣四郎も観るように強く勧めて、お土産のニトリのヒノキのまな板を渡して別れた。

旦那が京都高島屋で並んで仙太郎で和菓子を買い、特急に乗る。

この日の晩御飯は

冷奴、オクラ、ワカメ、生姜の酢の物。温泉卵。銀鮭のトマトソースがけ、セロリ。玉ねぎ、シイタケ、セロリの葉のお味噌汁。




修学院離宮見学 

2024-06-26 09:02:49 | 旅行
旦那が以前から行きたかった修学院離宮。
宮内庁管轄地なのでネットから申し込んで、リターンのバーコードの入った証明書と本人確認証を持参して当日9時に門の前に着く。

そこでチェックされて、中の休所へ。
10人程度の人数で説明を受けながら見学。
そもそも修学院離宮とは江戸時代初めに後水尾上皇が山荘して建物を建てるために上皇の第一皇女梅宮が得度し草案を結んでいた円照寺を移築し、そこに上、下の茶屋を造営されたそうだ。途中で第八皇女光子内親王と東福門院(上皇の皇后、徳川秀忠の娘)の建物を移築したのが中離宮である。

下離宮へ入る門


下離宮
寿月宮

虎渓山笑の絵
欄間も凝っている。


杉戸絵 夕顔 作者不明


 
お庭、小さな滝の上の石は富士山に観たてたそうだ。


次の門を抜けると
中離宮と上離宮の間に広大な農地が広がっている。その間に走る馬車道

ここを明治天皇が訪れた時には場所でお走りになったようだ。


棚田や畑も広大にあった。貸農地にして近所の人が耕しているらしい。農作物はその方たちの物になるそうだ。


中離宮へ




ここは楽只軒、光子内親王の居室。

内部は女性らしい内装になっている。

祇園祭りの鉾を描いた杉戸、可能敦信作

杉戸の鯉は作者不詳。100年後に絵の鯉が池に逃げ出すのでそのために網を描いたのは円山応挙。本当かな?
途中でわざと網が破れたように描いてあるそうだ。

お庭

 


後に御所から移築された部分

ここからまた田地へ戻って、階段を上り丘の上になっている上離宮へ

たどり着いたのは隣雲亭ここで休憩。結構質素な建物である。
縁側のたたきには漆喰に小石を一つ、二つ、三つと埋め込んである。「一二三石」


眼下には京都の街並みが見渡せる。

 


前の浴龍池

池に浮かぶ窮邃亭。ここで上皇はいつも夕日を眺めてはったそうだ。

わざと空を遮った窓。

きっと心休まる眺めだったろう。


そこへ行くまでに千歳橋

 
てっぺんの鳳凰は御所の方を向いているそうだ。


 
池で舟遊びにも興じた。

滝もある

 

ここまで1時間15分くらい。無料。
上り下りがあるのでヒールとかは大変だし、日向を歩くことが多いので真夏もちと辛い。
曇り空で蒸し暑かったけど良かった。

という感じで建物は思ったより質素でフランスのプチトリアノンのような雰囲気だった。
この日は下関の骨董屋で買った黒地に青の紋様の紗着物を初めてきたのですがランチと着物姿は次回。







養老の旅 日本の初夏の美しさ その③ ~西国三十三満願霊場 谷汲山華厳時~

2024-05-14 07:17:01 | 旅行
次の日も快晴。
訪れたのは養老鉄道で揖斐川まで

 
そこからバスにのり谷汲山華厳寺
西国三十三所観音霊場の最後、谷汲山華厳時。
私たちは御朱印を集めてはいないが、所謂御朱印スタンプラリーの最後の上がりのお寺である。

参道

門の前に今年は本当にあまり見なくなったこいのぼり



 
この門の左右にある金剛力士像は運慶作

 
格子の間からしか観られないが、まさに運慶作の力強さを感じる。


 
境内は桜や紅葉の木が青青と気持ちいい気が流れている。

 
   
     


 
   


明治時代に今の建物は建てられたのだが、いい感じに枯れている。そしてあちらこたらに意匠を凝らした肘木が。
 
本堂

本堂の天井

このお寺の御本尊様は秘仏「十一面観音菩薩」で残念ながら目にすることはできなかった。


 
   

本堂の左奥に満願堂というお堂がある。ここで巡礼者は満願成就の御札を納めるそうだ。

 
ここだけ赤い紅葉が。緑とのコントラストがきれいだった。


ここに狸の石像が。「満願を納めて他を抜く」ということだそうだ。

「見たぬき、言わたぬき、聞かたぬき」

お詣りを終え、参道の最後にあったお店でお昼ご飯。

私は味噌田楽定食。旦那は鰻丼。私のお蕎麦は食べてもらった。このあたりのお豆腐は少し硬くで滋味深い味がする。

谷汲口駅までのバスに乗るべく参道を走る。

可愛い無人駅。

可愛い一両電車

 
車内のつり革の環っかが鮎型の木製。

車窓も大きくきれいに景色が見える。


電車の継続がとても上手く行ってほぼ待ち時間なしで新幹線に乗らずに新快速などで大阪まで帰ってきた。
お天気に恵まれて短い旅だったがとても良かった。
ただ、今回はほとんど外国人を出会わなかった。養老公園なんてとてもいいとこだったので不思議だった。
例えば、三十三所霊場などはWestJapan 33Sacred places (Temples) Stamp Rally とか銘打ってもいいのではないか?不謹慎かな?

それにしても今回この地域、トイレの数が多く、どこもきれいに清掃されていて感心した。







養老の旅 日本の初夏の美しさ  その② ~千歳楼に泊まる~

2024-05-13 07:18:09 | 旅行
この日の宿は養老公園の中にある千歳楼
明治時代からこの地に建つ旅館である。

 
レストランとしても営業して、薬膳セミナーなどを行っている。
宿泊は七室。
中でも私たちが泊まったお部屋は大正時代に建てられた竹内栖鳳デザインの袖の間

北東の角で次の間もあり十畳の大きな角部屋。私のこのガラス戸の付いた日本家屋の角部屋大好きである。

畳みにはベッドが二台。これはありがたい。すごく寝心地が良かった。


 
   

  
この先にお風呂もある。

縁側の化粧台もレトロ。

出していただいたお菓子とお茶


玄関

ロビーからレストランは新しく改装されていた。

 
  
   

廊下はかなり痛んでいたが改装予定だということだった。
でも途中に大理石トイレ

趣のある洗面所


晩御飯は個室でしゃぶしゃぶ中心のコース。

娘は宿泊しないので追加した三人前の飛騨牛
柔らかくて美味しかった。

煮物椀。
この他に前菜、おうどん、この時のおうどんの付け出しがとても美味しい。

デザートは酒屋さんのみりんを練り込んだ餡葛餅とフルーツ。

夜明け

大正時代のゆらぎのあるガラス戸から。

朝食前に駅まで散歩してみた。ゆっくり下り坂を20分くらいだった。

帰りは養老公園の中を通って帰ってきた。

朝ご飯から飛騨牛の朴葉味噌焼き。これも美味しかった。

生野菜やヨーグルトが出るのがありがたい。この後、すごく美味しいコーヒーも付いている。

この宿の猫番頭

駅まで車で送ってくださる。
お土産までいただいた。


千歳楼を後にして養老鉄道の養老駅

レトロ。有人駅である。

 
  
駅の天井に沢山のひょうたん


電車の椅子もひょうたん柄。可愛い。




養老の旅 日本の初夏の美しさ その① ~養老天命反転地、養老の滝~

2024-05-12 07:57:39 | 旅行
連休明けには旅行に行くことにしている。
5月のこの頃は4月の花盛りとまた違った新緑が美しい。
本当はこの時期に現存十二天守閣の残る2つのうちの宇和島城、そこからフェリーで渡って大分の臼杵摩崖仏をみようと予約をしていた。それが地震でキャンセルした。やはり、私のチキンハートでは余震におびえる。
とってもいい旅程なので是非近いうちにリベンジしたい。

週末にマンションの理事会もあって、日程を短くして近くに行こうということで、行ったことがない養老の滝付近に行くことにする。
時間はたっぷりあるので、新快速と東海道本線を乗り継いでいくことにする。
天気はこれ以上ないほどの五月晴れ。雲一つない。

関ケ原で外国人(たぶんアメリカ人だと思う)の団体が乗ってきた。みんな山歩きのスタイル。
関ケ原の古戦場を観てきたのだろう。
私もまだ降りたことがない駅である。

 
写りが悪いが、東西両軍の武将の名前の立て看板が。
広大に開けた土地で、いいところだそうだ。
是非、行ってみたい。

車中から観る日本の水田風景がとても美しい。緑は深く景色は美しく、まだ湿度は低く、過ごしやすく気持ちがよく、安全に旅ができる国はないだろうなとしみじみ思う。
米原から30分あまり、やっと大垣に着く。
そこで娘の車に乗せてもらってまずは、行きたかった養老天命反転地へ。

 
全貌


「極限で似てるものの家」の内部

 
   

10時くらいに着いたのだが、入場者が6人くらいだった。
1995年に美術科・建築家の荒川修作とマドリン・ギンズが構想して作ったテーマ・パークだそうだ。
子供たちが小さい時に一度連れて行きたかったが、今に至る。
テーマは「身体を変革し、死を克服し、運命を反転させる手段としての建築」だそうだ。
全て斜面でできていて、歩いていたて老人には心もとない。

警備員のおじさんが撮影スポットを教えてくれた。

ご飯を食べるべく、まず、滝道を歩いてみようということにして、歩き始める。
子供向けのプレイランド、テニスコート、広大な公園。養老公園自体はとてもスケールが大きい。
駐車場も止めやすく無料。
滝道はマイナスイオンで満ち溢れている。
日中は暑くなるが、湿度がすごく低いので気持ちがいい。

地図であたりを付けておいた、このお店で滝ビールと味噌おでんで一杯。

本来なんでもこの甘辛いこの味噌をつけるのが中京の料理文化。私は少し苦手だが、ここのお味噌がすごく美味しい。

名物煮豚入りうどん。

旦那は豚丼

娘はとろろの入った滝うどん

店内も落ち着いてのんびりした。

 
湿度が低いのでビールが美味しい。ここのおうどんは雑穀でお出汁がすごーく美味しかった。


途中に咲く花。
歩いて滝まで


 


木々の間に滝が見える。

光線に映える滝の水

高い空

 
青紅葉がとても美しい。

滝の前の夫婦岩


滝の水がお酒に変わったという言い伝えがある

 

まだ旅館に入るのは時間があったので大垣に戻って「奥の細道むすびの地記念館」へ行く。

中にははいれなかったが、庭にある移築されてきた「無何有荘代醒樹」大垣藩藩老・小原鉄心の別荘だったそうだ。

松尾芭蕉が「奥の細道」の最後に立ち寄ったが大垣。江戸に居を構えていた芭蕉は人生に何度も大垣を訪れている。
3D映像など色々楽しめる展示内容だったが、昼間に飲んだビールのせいでなんだか朦朧となる。

手前の新しいカフェで休憩。

 
私は持参をお茶を旦那と娘はコーヒーと名物「シン・金蝶堂」の水まんじゅう。


水まんじゅうは大垣の夏限定の銘菓だそうだ。甘いものに興味がない私は「へー」と言う感じだが、このビジュアルは涼し気だ。

ここからまた車でこの日の宿、養老の滝の「千歳楼」まで。







唐津、下関の旅 その⑥ ~下関、激動の時代の舞台~

2024-04-20 09:01:41 | 旅行
小倉で新幹線に乗り換えてあっという間に関門トンネルを抜けると下関だった。
駅前のドーミインにチェックイン
一泊は駅前のシティホテルに泊まるということで、今回は楽天トラベルから駅前ドーミインが取れなかった。
しかたがないので公式HPより予約。しかもツインが無かったし、トリプルも取れなかったので隣同士のお部屋ダブルでトリプルという割高になるパターンでの予約。本当はダブルベッドは避けたかった。
結果、狭いながらも過不足なく快適にすごせたのはさすがドーミインだと思った。
でもこれで朝食なしの洋々閣よりも一泊一人2000円も高いには考えさせられた。外国人の旅行者が増えたので高騰しているそうだ。
ドーミインの朝食は2300円ということだった。

駅前の居酒屋へ晩御飯、おかもと鮮魚店

空気が乾燥してたので生ビール
お約束のお刺身の盛り合わせ


天ぷらの盛り合わせ


鯖とサラダ

ということでお腹一杯になって、駅前のスーパーで朝食を調達し、ホテルへ。
息子は隣の部屋でぐっすり眠れたということで結果良かった。旦那のいびきがうるさいのだ。

窓から国際線フェリーのターミナルが見える。



下関はノープランだったので帰りの新幹線の時間からまずはバスで長府まで行くことに。
20分くらいで着く。ここはこじんまりした古い街並みが残り正解だった。
道の郵便ポスト

ブラブラ石畳の疎水沿いを歩きながらまずは旦那が行きたいと言った功山寺。

 
枝垂れ葉桜



静謐な空気の流れるいいお寺だった。


 
芍薬が咲いていた。


ここの山桜もとても美しかった。


珍しい赤い実。

下関歴史博物館

とっても素敵な建物だった。
光あふれる中庭の銅像

 


常設展と企画展がそれぞれ充実していた。

筆者不詳の屏風絵。人物の表情がとても生き生きしていた。
息子は観たい企画展だったようで最終日で良かった。
結構内部は混んでいた。

長府毛利邸

大正8年まで長府毛利家が住まわれていたようだ。

レトロな照明


各所に庭のお花がセンス良く飾られていた。


 

 
   

お庭の青紅葉が目に沁みる。

 


12代藩主毛利元運の長女麟子の肖像。これは複製であるが、狩野芳崖が描いたようだ。

石畳の趣のある街をぶらぶら歩いてバスに乗ろうとしたら、民藝店が。
息子が積極的に入っていって、なんとそこで私も引き込まれるように入って二階の古着のラックで見つけてしまいました。
黒地に青の模様の入った紗の着物。裄もピッタリ。少し衿に汚れがあったのでお店の人に伝えると5000円を3000円にまけると。
即買いでした。息子も凝った博多織模様の角帯、お銚子、揃いのおちょこ、ガラスのお銚子をゲット。
思わぬ買い物ににんまり。

バスに乗って壇ノ浦まで。
ここは修学旅行の下見、本番などで訪れたと思うが橋をバックに写真を撮るだけなので、じっくり観たことがない。
この日も風は強かったけれど、快晴。



砲台

大河で「義経」の時の配役での銅像と手形。

義経はタッキー

知盛は小泉孝太郎



 
ここから海沿いの道を歩いて唐戸市場まで
魚料理ばかりだったのでここでは中華を食べた。

レバニラ、酢豚、五目あんかけそば。

 
餃子と胡麻団子
結構美味しく、窓際の席でゆったり座れたので良かった。

ここから駆け足で唐戸見物。

亀山八幡宮


赤間神宮


一階はカフェにもなっている英国総領事館

 
  
   

 
   
     
      

二階は総領事の住居、三階は広い宴会場となっていた。

 
  
   
   
レトロな窓

 

旧秋田商会ビル

 
金子みすゞ記念館が一階にあった。

現役郵便局


下関駅

 

やっと帰りの新幹線にたどり着く
さくらの車内は座席の幅が広く、前もゆったり。快適。

旦那のおやつ

どら焼き。
午後7時には新大阪にあっと言う間に着いた。

お天気に恵まれ、ブログにまとめると中々バラエティに富んだいい旅だったと思う。




唐津、下関の旅 その⑤ ~唐津城、唐津で買った物~

2024-04-19 08:39:43 | 旅行
唐津三日目も快晴。
さっそく唐津城に行く。

 
青空に映える唐津城。
当然天守は近年建てられた物であるが、その中が資料館になっているので戦国時代からの城主の来歴が解って面白い。
藤棚の花はもう少しで満開になるところだった。

 

寺沢、大久保、松平、土井、水野、小笠原と目まぐるしく城主が替わる。

天守閣の展望台がら観る唐津湾

 
   

石垣に咲く黄色い可憐な花。


旧高取邸へ。
ここは炭鉱主として成功した高取伊好の旧邸。重要文化財に指定されている。
何故か写真が一枚もない。邸内は撮影NG。
ここの多数の杉戸と能舞台の仕掛けがとても興味深かった。
それぞれのエリアでポイント説明をしてくれるのありがたかった。
欄間など細かいところに意匠を凝らした贅を尽くした大邸宅だった。
佐賀観光サイトのリンクを貼っておきます。

旧高取邸

旧高取邸は、杵島炭鉱などの炭鉱主として知られる高取伊好(たかとりこれよし:1850年から1927年)の邸宅です。唐津城本丸の西南の海岸沿い、約2,300坪の広大な敷地に、大き...

【公式】佐賀県観光サイト あそぼーさが

 


次の河村美術館から別行動をとるつもりだったが、息子も観たいというので

 
こじんまりしていたが、とても綺麗な館内で週末と祝日しか開館していない。
当地出身の青木繁の初期の作品があった。落ち着いた館内でとても良かった。
私は個人的には岸田劉生の聖母を描いた小品(ネットで探しても画像が見つからなかった)の油絵が気に入った。

青木繁の「海の幸」のタピストリーの一部

曳山の小さいお着物

ここも敢えて作品の写真は撮らなかった。
入館料500円。館内維持に500円寄付したらマスキングテープをくれた。

ここから息子と旦那は旧大島邸へ。私は買い物へ。
色々下見をしたので、まずは今春完全退職された以前の職場の方へ唐津焼の湯飲み茶わんペアで。
個性的で色がきれいだった。フォルムもいい。

次に目を付けていた箸置きを買いに中野陶房へ。
帯留にと中里陶房へヘアアクセとブローチを。

右上のブローチはそのまま帯締めに付けたらピッタリだった。

駅の傍のアルビノで陶器をもう一度見て、カフェでお昼。

イチゴスペシャルソフト。
とコンビニで買った鮭おにぎり。

もうこんなもんで十分。

ここから電車を乗り継ぎ、小倉から新幹線で下関へ。