母のホームドクターの通院の日
自分の作った有松絞のサーモンピンクのシャツブラウスを着ている。
薄手だが、長袖。「あら、きれいなブラウス。」と褒める。
腕まくりをして朝から暑い道を歩いて診療所まで。
採血をして簡単な問診をする。
その日は先生の後ろにお若い女医さんが。インターンかな?
物干し竿の件を面白おかしく話し、介護認定が要介護1で降りて先生の書いてくださった文章がありがたかったですと伝えておいた。
処方箋をもらっていつも行く薬局へ。
そこで骨の薬もそのまま処方されていることに気づく。「この薬は整形外科でもらってます。」とお薬手帳を見せながら伝えると、診療所に電話で確認してくれた。この先生、本当にいい方で診たてもたしかなのだけれど、処方箋は間違える時がある。
実は12年ほど前に父が渡欧するのに診察を受け降圧剤を半分に減らすところを2倍に増やされていてその副作用で旅行中少し便秘気味だった。そんなことをうっすら覚えていた。こちらが注意をしていればいいことだなと思った。
スーパーが開く時間になったので久しぶりにスーパーへ母と一緒に寄る。
私が主に主導権を取りながら食料品の買い物をする。
母は道端の木に目を止めて「これは本当に古い木やな。」とか「この松見てみ、不思議な形してるな。」とかしゃべる。
そんな時はすごくみずみずしい感性があって散歩に一緒に行けていいなと思うが、「あの人あんな派手な色着て。」とか鋭く他人を観察して口に出すのでひやひやすることも多い。
家に帰ってからその日は行きつけの美容室へカットに行く。暑いのでワンピースに着替える。
ブルーの裾に白いきれいなカットワークが入ったお手製のスタンドカラーの前ファスナーワンピース。靴下はそれに合わせたような紺の模様の入ったシースルーのソックス。サンダル。元来は母はおしゃれなのである。そういう気持ちが出てきて良かった。
不意に「デイサービス週に三回にしようかな。」と言い出す。念を押して確認し、ケアマネさんに電話したらすぐに施設から確認の電話がかかってきた。一日置きに通うことにする。メンバーが少し変わるがそんなことは母は気にしていない。
これから暑くなるのでできるだけこまめに湯船に浸かれるのもいい。
また元気が出てきたのか「料理はせんでいい。できるんだから。」と言う。冷蔵庫を見るとレッドオニオンの一つが腐っていた。ぶっとい長芋も痛んできている。野菜があまり減っていない。
大容量の食料は買わないようにとまた厳しく言った。野菜、魚中心のバランスのいい料理を作ってときつく言う。耳が遠いので大きな声になる。「今までおばあちゃんが食育してきてくれて私たちも健康に暮らしてきたし、子どもたちも自分で料理ができるようになったから感謝している。」と言うことはしっかり伝えた。母はわかっていても「できなくなっている。」と言うことを認められないのだ。
「網戸ももっと早く変えなあかんかった。」という言葉には唖然とした。
行きつけの美容室はこじんまりしていて、優しい男の方がカットしてくださる。
一人で行けるからと言うがお店の方が心配するからと連れていってその間お昼ご飯を作って迎えに行く。
お昼はほぐし鮭を入れたオムレツ。完食。
ふとべランドを見るとゴミ箱回りがとてもきれいに整理されている。
「どうしたん?」と聞くと「自分でやった。」と言う。
きっと網戸の張り替えでベランダもきれいに片付けたのだろう。
何となく実家の生活が前に向いて進み始めたような気がした。
玄関の飾りを替え、ドアを拭き、網戸の網を張り替え、ベランダをきれいに掃いて。そうすると何だか気が循環して生活が前に向かって進む。おしゃれしてデイサービスの回数を増やし、次の段階に母も自分で進めるようになったみたい。
いよいよ、これから本格的に父の遺したの物の整理に入っていく。
少しでも行動を進めようと思う。
昨日の晩御飯。残り物。鯛、サニーレタス、キュウリ、トマト。生海老、スイートコーン、クルミとゴリ。冷奴。
実家から持ち帰った長芋、モロヘイヤをホワイトアスパラの茹で汁を冷凍してあったのでそのスープ(美味しかった)。

今月は食費は抑えめで。
暑いのでビールを飲んだ。
自分の作った有松絞のサーモンピンクのシャツブラウスを着ている。
薄手だが、長袖。「あら、きれいなブラウス。」と褒める。
腕まくりをして朝から暑い道を歩いて診療所まで。
採血をして簡単な問診をする。
その日は先生の後ろにお若い女医さんが。インターンかな?
物干し竿の件を面白おかしく話し、介護認定が要介護1で降りて先生の書いてくださった文章がありがたかったですと伝えておいた。
処方箋をもらっていつも行く薬局へ。
そこで骨の薬もそのまま処方されていることに気づく。「この薬は整形外科でもらってます。」とお薬手帳を見せながら伝えると、診療所に電話で確認してくれた。この先生、本当にいい方で診たてもたしかなのだけれど、処方箋は間違える時がある。
実は12年ほど前に父が渡欧するのに診察を受け降圧剤を半分に減らすところを2倍に増やされていてその副作用で旅行中少し便秘気味だった。そんなことをうっすら覚えていた。こちらが注意をしていればいいことだなと思った。
スーパーが開く時間になったので久しぶりにスーパーへ母と一緒に寄る。
私が主に主導権を取りながら食料品の買い物をする。
母は道端の木に目を止めて「これは本当に古い木やな。」とか「この松見てみ、不思議な形してるな。」とかしゃべる。
そんな時はすごくみずみずしい感性があって散歩に一緒に行けていいなと思うが、「あの人あんな派手な色着て。」とか鋭く他人を観察して口に出すのでひやひやすることも多い。
家に帰ってからその日は行きつけの美容室へカットに行く。暑いのでワンピースに着替える。
ブルーの裾に白いきれいなカットワークが入ったお手製のスタンドカラーの前ファスナーワンピース。靴下はそれに合わせたような紺の模様の入ったシースルーのソックス。サンダル。元来は母はおしゃれなのである。そういう気持ちが出てきて良かった。
不意に「デイサービス週に三回にしようかな。」と言い出す。念を押して確認し、ケアマネさんに電話したらすぐに施設から確認の電話がかかってきた。一日置きに通うことにする。メンバーが少し変わるがそんなことは母は気にしていない。
これから暑くなるのでできるだけこまめに湯船に浸かれるのもいい。
また元気が出てきたのか「料理はせんでいい。できるんだから。」と言う。冷蔵庫を見るとレッドオニオンの一つが腐っていた。ぶっとい長芋も痛んできている。野菜があまり減っていない。
大容量の食料は買わないようにとまた厳しく言った。野菜、魚中心のバランスのいい料理を作ってときつく言う。耳が遠いので大きな声になる。「今までおばあちゃんが食育してきてくれて私たちも健康に暮らしてきたし、子どもたちも自分で料理ができるようになったから感謝している。」と言うことはしっかり伝えた。母はわかっていても「できなくなっている。」と言うことを認められないのだ。
「網戸ももっと早く変えなあかんかった。」という言葉には唖然とした。
行きつけの美容室はこじんまりしていて、優しい男の方がカットしてくださる。
一人で行けるからと言うがお店の方が心配するからと連れていってその間お昼ご飯を作って迎えに行く。
お昼はほぐし鮭を入れたオムレツ。完食。
ふとべランドを見るとゴミ箱回りがとてもきれいに整理されている。
「どうしたん?」と聞くと「自分でやった。」と言う。
きっと網戸の張り替えでベランダもきれいに片付けたのだろう。
何となく実家の生活が前に向いて進み始めたような気がした。
玄関の飾りを替え、ドアを拭き、網戸の網を張り替え、ベランダをきれいに掃いて。そうすると何だか気が循環して生活が前に向かって進む。おしゃれしてデイサービスの回数を増やし、次の段階に母も自分で進めるようになったみたい。
いよいよ、これから本格的に父の遺したの物の整理に入っていく。
少しでも行動を進めようと思う。
昨日の晩御飯。残り物。鯛、サニーレタス、キュウリ、トマト。生海老、スイートコーン、クルミとゴリ。冷奴。
実家から持ち帰った長芋、モロヘイヤをホワイトアスパラの茹で汁を冷凍してあったのでそのスープ(美味しかった)。

今月は食費は抑えめで。
暑いのでビールを飲んだ。