遊びをせんとや

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杉本博司 本歌取り ~姫路市立美術館、灘菊~

2022-09-19 07:26:31 | 美術館、博物館
あんまりどこにも出かけてなくて毎日出勤しているとなんだかストレスが溜まってくる。

連休である。台風が来そうだが、何とか土曜日はお天気も持ちこたえそうだ。
久しぶりに大谷記念美術館へ「ボローニャ絵本原画展」でも観に行く?と旦那に聞くと
我が家の「歩くぴあ兼コンシェルジュ」が実は行きたい美術展があるという。
それがこの土曜日から始まった「杉本博司 本歌取り」姫路市立美術館開催。
「姫路かー」と思いながらちょっと遠いけれどいいかと思って出かける。


この建物なんだかレトロでかっこいい。HPを調べると元、姫路陸軍兵器支廠(後、第10師団兵器部)の西倉庫だったそうだ。
金沢に移転になった工芸館を思い出した。
 

  

 

広い美術館内に杉本博司の日本文化の本歌取りの作品が「本歌」と共に展示されている物もある。
このポスターは8月に圓教寺で開催されていた展覧会。

彼が小田原文化財団に持っている古美術の作品を再生したり、表装したりしている作品群だ。
私にはなんだか上質なパロディに観えた。

「笠(傘)がない」とか。
これは写真がない。

「きゃんべるしるかん」とか

HPからお借りしました。


和紙に写真を印刷することの美しさに気づいた「天橋立図屏風図」
空の感じが今私が描いている日本画にインスピレーションを得た。和紙に印刷するということはこういうマチエールが表現できるんだと思った。

自作のガラス器や陶芸のお茶碗などが展示されていて、すごく多才な人だなと感心した。

泉と名付けられたガラスの茶器。ネットから写真はお借りしました。
本歌はマルセル・デュシャンの「泉」

ネットより写真はお借りしました。


杉本さんについて改めてネットで調べたら、ニューヨークに渡って食べていくためには「何か人と違って面白いことをしたら現代美術になる。」と思った。とあった。本当にそういう感じ。

観終わって駅まで戻り激混みそうな姫路城を横目に山陽鉄道で手柄という次の駅まで乗って、灘菊という日本酒醸造所のレストランでランチ。



 


塩麹鳥のランチセット1980円。とろろご飯とか着いてる。食前酒を途中で出された。

日本酒は三種飲み比べ

800円です。私は真ん中のひやおろしが美味しかった。

お土産に吟醸と生酒のセットを買って、山陽電鉄→高速神戸→阪神という気の遠くなるような経路を同じ電車に乗って梅田まで帰った。台風の風はまだまだと言った感じ。

でも帰宅したら夕方疲れてきっちり血圧が上昇していた。





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