世の中にいる読書家というのはモノすごい理解力でたくさんの本を読んでいるので、僕はとてもその部類には入らない。
新聞の書評を読んで、たまに買って積んでみる。
そのていど。
あはは。
それなり本はたまって場所をとるのですが、なかなか捨てられないものです。
やはり、本には記憶がある。本そのものにも、その本を読んでいた自分にも。これはレコードやCDにも同じ匂いがあります。
また一つ、本を捨てられない理由は、いつかこの本たちに子供達が興味を示す時を楽しみにしている感があります。
でも意外とないものですよね。
当代きっての人気作家、村上春樹も意外と興味がないらしい。
高校生の時に読んだ村上龍の「限りなく透明に近いブルー」は衝撃的だった。司馬遼太郎も椎名誠も江戸川乱歩も、果ては横山光輝の三国志ですら関心がないらしい。
唯一、接点を持ったのは沢木耕太郎の「深夜特急」くらいだが、幸か不幸か個人にそれほどの影響はもたらしませんでした。
それだけSNSやYouTubeの方が生活に染み込んでいる。
┐(´ー`)┌
学校で習う書き手もすっかり変わっていて、鷲田清一氏や内田樹氏が人気らしい。
小林秀雄も中村雄二郎も時代が変わったのだ。
伝記といえば野口英世やヘレンケラーではなく、スティーブ・ジョブズなのだ。
陰鬱な気持ちで本棚を眺めていると、次男が聞いてきた。
「お父さん、丸山眞男って知ってる?!
キター♪───O(≧∇≦)O────♪