染織工房きはだや 「店主の独り言」

きはだや店主が今日の出来事を語る。喚く。話す。切る。
でも日記は苦手。
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六郎いん

2011年06月07日 | 店主の一日

昨日は六郎いんでした。古くからある黒姫神社を参る講が大きくなったもののようで、この「六郎」あるいは「いん」が何なのかはよくわかりませんのでまた、知恵者に聞いてみます。

昔からこの日は機を生業にする人や農業はお休みです。もっとも今では会社ごと休むところは少なく、機織りだけは休みにしているようです。

神社の入り口には「黒姫まつり」のぼんぼりが立ちます。もう、ぼんぼりが立つとすっかりお祭り気分です。まあ、六郎いんはおまつりって感じではないですがね。

社務所の前の提灯は「黒姫神社」と書かれた専用もの。この日にしか使っていないようです。

十日町の6月は程よく涼しくていい気候です。単衣の着物を風が抜けると実に心地いいですね。きものはその季節や風を体感させてくれます。そんなところが好きなのかなあ。

朝九時から例祭が行われ、織物に携わる人達が羽織姿で集まります。宮司様が来て織物業の発展やら家内安全やらを祈ってくださいます。

その後で社でお神酒をいただきます。黒姫樣の社には重鎮が集まり、若手は隣の金比羅樣に社です。

車座になってお神酒をいただきますが、昼間から飲むお酒は実にご機嫌です。

ごちそうはこんな感じと赤飯。棒鱈とかタケノコの煮物とかが実にいですね。まずはビールを飲みましたが、どうも神社で飲むとなると日本酒の方が似つかわしく思えて、ついそちらもいただきます。

去年、初めて六郎いんに出た時はあまりに心地よく、「来年は6月6日は休める様にしよう」と思ったのですが、なかなかダメでした。残念。。

程よく一時間くらいごちそうになって戻りました。

六月、きもの、単衣、昼酒。 実に心地よい組み合わせです。これを「講」と一緒に体感できるのは実にステキな事です。

 

 

 

 

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