染織工房きはだや 「店主の独り言」

きはだや店主が今日の出来事を語る。喚く。話す。切る。
でも日記は苦手。
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お年玉つき年賀ハガキでささやかな楽しみについて考えた。

2016年02月14日 | 店主の一日
「ささやかな楽しみ」ってなんでしょう。
大人になったので「ささやかなこと」では楽しめなくなったのは確かだと思います。
では今の子供にとって「ささやかな楽しみ」ってなんなのでしょう。

僕が子供の頃の「ささやか」な事を時々考えてみたりします。
風邪をひいて泣く泣く病院で注射をされて、我慢のご褒美にもらえたシールであったり、
今みたいにお刺身なんてそうそう食べなかったので、母親が「今日はお刺身だ」と言ってお魚を買ってきた日には必ず新しいご飯を炊いたり(そう、冷えたご飯は翌日に回して)
お年玉つき年賀ハガキの当たりを探したり。いただいたレモンケーキのお裾分けだったりなどなど。

消費そのものではなく、「消費にくっついている何か」が子供にとってささやかな楽しみであったように思います。
昨今では100円ショップの登場やデフレで「消費にくっついているささやかなもの」は、子供の消費そのもの、もしくは町内会や子供会でたやすくもらえるアイテムになってしまったように思います。
なんでも手に入るので、楽しみが長続きしない感じです。
対してそれ以外のものは何でも高価になってしまって、子供だけでは手が届かない感じです。
豊かでいい世の中になったものです。


さて、年賀状の当たりを見たら末当が二枚当たっていました。
今は下三桁とか、ないんですね。末等の当たりの本数も減ったし。
下三桁辺りは「ささやかのちょっと上」な感じでよかったのですが。
子供らに来た年賀状の当たりを見たかと聞いたのですが、もう一つ興味がないようでした。
尤も一等に現金10万円が加わってくると、ずいぶんリアルになってしまった気がしてどうもよくありません。
昔は当選番号の部分を切り落として切手シートと交換してもらいましたが、何年か前からこんな感じで消印を押して交換になりました。
昔の五現業の頃は切手と当たりの数が合わないとうるさかったのかも知れません。
こんなとこを見ても幾分、スタイリッシュになった気がします。で、切り落とした当たり番号と在庫を確認していたのかもしれません。
でも、この切手っていつ使うのでしょう。
正月を過ぎてしまうと些か時期ハズレな感じです。
あはは。
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