染織工房きはだや 「店主の独り言」

きはだや店主が今日の出来事を語る。喚く。話す。切る。
でも日記は苦手。
皆様の気軽なコメントをお待ちしています。

「山は輝いていた」

2024年12月13日 | 店主の一日
今年は東京以外はほぼどこにも行かない年でした。他、関西に二回。
大抵、夏になると山にも登って見たり、野湯に浸かったりするのですが、それもなし。

そん中、先日出張に出た際に本を持っていくのを忘れて現地調達、。
欠けているものを補おうとするのか。


登山家たちが書いてきた本を抜粋して紹介したもの。
前半は穏やかに過ぎていくが後半は一気に息苦しくなる。
山野井泰史の章に至っては心臓に負担をかけるほどの緊張が要るのでした。
夜に読んだので悪い夢を見るのではないかとドキドキしたのですが、案外平気でした。

僕はそんなギリギリの登山はしないのだけれど、常にその「場所」に憧れてきたように思います。
「場所」は山の頂きではなく、また山にも限らないけれど、それを手にしたらかといってどれほどの価値があるわけではないのに命を危険にさらしてまでも求めていく「場所」です。

でも、そんな「場所」から離れていると別にそんな難儀なことをしなくてもよいよなとか思ってしまうのです。
来年はのんびり苗場にくらいいけるとよいです。




コメント
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