東京の向島の芸者さんから…芸者の着付け教えて…
昨年の6月ごろ、東京の向島の若い芸者さんからお電話を頂きました。
「きつけ塾いちきには、関東芸者の着付けテキストがあると聞きました。お売り頂けませんか。」とのお問合せ。
お話を聞くと、専門の箱屋(着付け師)さんが少なくなってきているとの事。
特に、「お正月に着る『出の衣裳』の着付けを覚えて、三名の芸者で「着せ合い」をしてお座敷に出たい。」
そこで、月一回、向島の3人の芸者さんに教える教室が始まりました。
着付けの教室回数5回。メイク講座1回。
今年のお正月に、一枚の写真がラインに入りました。
「出の衣裳」を身につけた、向島の粋な芸者の写真です。
指導が実を結んだ瞬間です。
上の写真は、「出の衣裳」を粋に身につけた向島の芸者衆!
5月の婚礼に間に合いますか?…緊急の特訓でこれから挑戦
現在宮崎では、この5月に婚礼の着付けをお受けになった美容師さんが、「花嫁の着付けを身につけたい」とご相談にお越しになりました。
サア大変です。
お教えするほうも責任がありますし、生徒さんの覚悟も必要です。
婚礼まで時間がありません。
河野さん…今からスタートダッシュですヨ。
福岡、舞踊 振袖の着付け、柳結び 股旅 浅草講座 浅草西会館
「花嫁の着付けを引き受けてから」…一週間の特訓で…
数年前の6月、沖永良部島の美容師さんからお電話がありました。
お電話の内容は、「12月予定されている、花嫁の着付けを引き受けました。鹿児島に伺って、泊り込みで覚えたいのですが…。」
しばらくして、彼女は鹿児島市内のホテルに泊まりこんで、鹿児島のお稽古場に通う、一週間の特訓教室が始まりました。
朝・昼・晩、一日3教室、追い込みは、朝・昼・夕方・夜の4教室で学んでいきます。
沖縄の北側の島からお越しになって、お金と時間と情熱がかかっているだけに、その真剣さは普段の教室とは違うものでした。
「一週間で覚えなければならない」という環境では、教える学院長も真剣、学ぶ美容師さんも必死です。
花嫁着付けの資格試験にも合格して、11月の認定式典にも参加されました。
しかし、12月のにお受けした花嫁着付けは12月。
翌月の沖永良部島から届いた学院長への彼女からのラインには、彼女の着せ付けたかわいい花嫁さんの写真が写っていました。
苦労のし甲斐があったというものです。
教えさせて頂いた私どもも、一番うれしい瞬間です。
沖永良部からもうひとり、そして奄美大島、与論島の方も
鹿児島は南の島々の多い県です。
これまでも、沖永良部島から複数の美容師さん。奄美大島、与論島などからもお越し頂いています。
もちろん鹿児島から多くの美容師さんが来られています。
「今度、卒業式の袴の着付けをお受けしたので、復習したい」とか、年末には「美容室で○○人の着付けを受けたので練習したい」と、「振袖特訓」の合流されることも多いのです。
困ったときの「駆け込み寺」ならぬ「駆け込み教室」の役割も果たしているわけです。
上の写真の岩下さんは卒業生(鹿児島)。時々おさらいに来られています。
今日の着付けは附下げ・訪問着のおさらいです。(3月19日午前)
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