坂東寛二郎、寛十胤親子の会…赤川次郎氏評➠画期的な舞踊の会
12月21日(金)、国立劇場で、日本舞踊の親子の会があった。
そのプログラムの巻頭の辞で、作家の赤川次郎氏は、「この舞踊の会は、舞踊の会の中でもまことに画期的なものである。」と述べて、
「親子の会というだけでなく、寛十胤さんがリーダーシップを取って、創作舞踊を創り上げたことのすばらしさだ。」と評した。
また、「大勢の子供たちに呼びかけて、日本舞踊の愉しさ、面白さを伝えようと出演してもらった情熱に打たれる。」としたうえで、
「父親から受け継いだバトンを、さらに将来渡すべき世代を見据えてつなごうとする姿勢は高く評価されるべきだろう。」
そして、「今、寛二郎さんほど幸せな舞踊家はいない。」と結んでいる。
当日のプログラムには、友禅作家の鈴木三千絵さんなども、お祝いのことばを寄せられていました。
寛二郎(かんじろう)先生、寛十胤(かんとみ)先生、「第十回寛和会」おめでとうございます。
ベテランから新人まで、相モデルで技術の向上めざして
鹿児島の「きつけ塾いちき」では、年末の時期に忙しくなります。
宮崎もそうですが、年明けの成人式(1月13日〔日〕)の新成人の振袖着付けの特訓の日程が目白押しです。
着付け歴、ン…十年のベテランから、今年初めて着付け現場を経験する新人まで、相モデルをしながら技術を高めています。
特訓は、着付け師がすべての力を注いで、新成人のために、行う特訓の場なのです。
足りない着付け師…需要に追いつかず、東京にも技術者を派遣
全国的に観てみると、着せ付けの出来る方(着付け師)が圧倒的に少なく、現在の需要に応えられていないのが実情です。
1月13日(日)の、鹿児島と宮崎の成人式の着付けを済ますと、その日のうちに11名の着付け師が東京に向かいます。
翌日行われる、東京の成人式の着せ付けに行くためです。
お読みいただいている方で、2020年の成人式の振袖を着付けられるようにお勉強してみませんか。