2011年05月23日 モスクワ発
[ロシア連邦漁業庁が漁船船長の罰則強化を提案]
ロシア連邦漁業庁は、ロシア漁船船長の違反に対する罰則を重くする提案をしており、大手漁業者団体はこれに反対している。
ロシア連邦漁業庁は、海洋水棲生物資源の保護管理に関する連邦法を改正し、これに違反した管理者責任を重くする提案をしている。
この案では、ロシア排他的経済水域、大陸棚で漁獲された製品を所持し、領海を出入域することに関して違反した場合、最高7年の懲役刑に処することが規定されている。
これに対し、スケトウダラ漁業者協会会長ズベレフは、現行法では、漁獲した製品は、関税手続きを行うために一度ロシア領海内へ持ち帰ることが義務付けられており、これを守らなければ、製品の輸送はできず、また漁獲割当が剥奪されると語り、この案の設計にはいくつかの間違いがあると指摘した。
またズベレフは、これらの提案がロシア海域で密漁を行っている便宜地籍船を対象にしていないことにも問題があると加え、反対の意思表明を当局へ送付済みであると明らかにした。
(別添画は、裁判所へ入廷する船長と、その背景にある連邦漁業庁を、斧を銜えて待ち構える鳥として表現している)
[ロシア連邦漁業庁が漁船船長の罰則強化を提案]
ロシア連邦漁業庁は、ロシア漁船船長の違反に対する罰則を重くする提案をしており、大手漁業者団体はこれに反対している。
ロシア連邦漁業庁は、海洋水棲生物資源の保護管理に関する連邦法を改正し、これに違反した管理者責任を重くする提案をしている。
この案では、ロシア排他的経済水域、大陸棚で漁獲された製品を所持し、領海を出入域することに関して違反した場合、最高7年の懲役刑に処することが規定されている。
これに対し、スケトウダラ漁業者協会会長ズベレフは、現行法では、漁獲した製品は、関税手続きを行うために一度ロシア領海内へ持ち帰ることが義務付けられており、これを守らなければ、製品の輸送はできず、また漁獲割当が剥奪されると語り、この案の設計にはいくつかの間違いがあると指摘した。
またズベレフは、これらの提案がロシア海域で密漁を行っている便宜地籍船を対象にしていないことにも問題があると加え、反対の意思表明を当局へ送付済みであると明らかにした。
(別添画は、裁判所へ入廷する船長と、その背景にある連邦漁業庁を、斧を銜えて待ち構える鳥として表現している)