ロシア漁業ニュースヘッドライン

北海道機船漁業協同組合連合会
http://kisenren.com
一般社団法人北洋開発協会

ロシアFOC/IUU取締情報125”Masu Maru No.5”МасуМару5”第5ます丸”

2013-01-01 14:07:27 | 日記
2012年12月28日
モスクワ発
[カムチャツカ司法当局がカニ密漁船を没収]
モスクワタイムズ紙は、カムチャツカ司法当局が、カニの密漁を行った、中国企業(香港)“Gritter Line Shipping Limited”所有の*”Masu Maru No.5”を没収したと伝えた。
”Masu Maru No.5”はロシア排他的経済水域で漁業許可をもたずカニを密漁(具体的な日時、場所などの指摘はないが、おおよそ下記参考過去情報の事件と推察される)、ロシアFSB国境警備局の検査により所持していた23トンの活カニ製品などを発見され拘束された。
なお、これに加えて中国船主は、密漁に対する罰金1,450万ルーブル(484千ドル)を支払わなければならない。

*船舶情報 www.grosstonnage.com による検索結果
Ship info
IMO number 7714519
Call Sign: XULW8
Name of the ship MASU MARU NO.5
Type of ship FISHING VESSEL
Gross tonnage 188 tons
Year of build 1977
Builder NAGASAKI SHIPBUILDING - NAGASAKI, JAPAN
Last known flag CAMBODIA
Former names:
EFA until 2006 Mar
NORD until 2003 Apr
MASU MARU NO.5 until 2002 Feb

(参考過去情報”Masu Maru No.5”“МасуМару5”第5ます丸”事件)
2012年06月18日 カムチャツカ発
[北東管区国境警備局がカニ密漁カンボジアFOC船を拘束]
ロシアFSB北東管区国境警備局は、オホーツク海において20トン以上のカニを違法に漁獲、所持していたカンボジアFOC船“МасуМару5”(第ます丸)を拘束したと発表した。
国境警備当局が、この船長の違法行為により拘束するのは3回目となる。
当局所属警備艇“Барс”(バルス)は、オホーツク海のロシア排他的経済水域において、“МасуМару5”を発見、呼び出したが、応答がなかったため、モーターボートも使用して停船させ、これを検査した。
“МасуМару5”はカンボジア旗で、船長と9名のロシア人、ほかに2名のウクライナ人で乗組員は構成されていた。
“МасуМару5”は船内に、専用漁具、海水循環式活魚水槽と冷凍製品の輸送機器を設備し、20トン以上のタラバガニ、アブラガニ、ズワイガニ(オピリオ)などの活カニを許可なく違法に所持していた。
違法に所持されていた活カニは、当局により生息地へ海中還元され、“МасуМару5”はペトロパブロフスクカムチャツキー港へ連行された。

(2012年ロシアFSB北東管区国境警備局拘束船情報から抜粋)

судов, задержанных за нарушение природоохранного законодательства в зоне ответственности СВПУ БО в 2012 году.
Дата задержания: 17 июня 2012
Название судна: "Masu Maru № 5"
Собственник,судовладелец,порт приписки:
"Gretter Line Shipping Limited"Hong Kong
Характер нарушений:
В результате осмотра производственных помещений судна, обнаружена рыбопродукция общим весом около 21 тонны., сокрытой от учета в промысловом, технологическом журналах и данных ССД.
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韓国はロシア産カニの輸入を諦めない

2013-01-01 13:24:32 | 日記
2012年12月28日
モスクワ発
[韓国はロシア産カニの輸入を諦めない]
韓国市場におけるタラバガニの価格は、ロシア産カニの供給が縮小するとの予測による心理的要因もあり、キログラム当り50万ウオン(47ドル)を超えた。
カトリックのクリスマスの前夜、ノリャンジン市場におけるロシア産カニのキログラム単価は、平均5万6,000ウオンから6万ウオン(52ドルから56ドル)となったが、わずか1ケ月前までは、4万ウオンから4万5,000ウオン(37ドルから42ドル)程度だった。
さらに、11月中旬の卸売価格は2万1,000ウオンから2万3,000ウオン(19ドルから21ドル)で、平均市場価格も3万2,000ウオン(30ドル)以下だった。
この価格の上昇について専門家は、ロシア産カニの輸入メカニズムに関し、11月に行われた韓ロ漁業委員会で交渉が決裂したため、今後の輸入数量の予測がたたず、不安定供給への市場心理の影響を指摘している。

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サハリン国境警備局が2週間にわたるカニ密漁集中取締活動を報告

2013-01-01 11:56:46 | 日記
2012年12月28日
サハリン発
[サハリン国境警備局が2週間にわたるカニ密漁集中取締活動を報告]
ロシアFSBサハリン国境警備局は、2012年12月12日から2週間にわたり、集中的にオホーツク海とタタール海峡においてカニ密漁取締活動を展開した。
この活動には20を超える警備艇と哨戒機等が参加し、100隻を超える船を検査、違反が認められた4隻のカンボジア船を拘束した。
この結果、19件の環境法等への違反を摘発、40トン以上の密漁カニを押収し、34百万ルーブルの損害を未然に防いだ。
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