ロシア漁業ニュースヘッドライン

北海道機船漁業協同組合連合会
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一般社団法人北洋開発協会

ロシア漁業庁がフェロー諸島代表と協議

2015-05-22 14:10:26 | 日記
2015年05月21日
モスクワ発
[ロシア漁業庁がフェロー諸島代表と協議]
ロシア漁業庁は、2015年5月21日、在モスクワのフェロー諸島代表と、漁業、養殖に関する協議を行ったと発表した。
この協議のロシア側代表は、同庁副長官ソコロフ(ウラヂミル)が務めた。
双方は、北東大西洋海域での水棲生物資源の管理と利用、および養殖漁業の発展のための協力等について話し合った。
また、北極海域での漁業規制に関し、ロシア、デンマーク、ノルウェー、カナダ、そして米国の5ケ間会議における行動計画について、ロシア側は説明を行った。
なお、加えてロシア側は、EUによる経済制裁問題について言及、貿易の発展の重要性を指摘した。

(関連過去情報)

2014年11月27日 モスクワ発
[対フェロー諸島と対グリーンランドの漁業委員会が開催される]
ロシア漁業庁は、2014年11月28日-同29日、同年12月1日-同2日、ムルマンスクにおいて、第38回対フェロー諸島と第28回対グリーンランドの漁業委員会が開催されると発表した。
両委員会のロシア側代表団代表は、同庁副長官ソコロフ(ウラヂミル)が務める。
また、両委員会では、来年2015年の相互の漁獲割当と規制、そのほか漁業分野の協力等について話し合われることとなる。

2014年09月19日 モスクワ発
[ロシア・フェロー当局は第3国製品取引排除に取り組む]
ロシア動植物衛生監督局とフェロー諸島当局は、通信を利用した会議を開催し、第3国の水産物製品がフェロー諸島を経由してロシアへ搬入されることを防ぐための対策を協議した。
フェロー諸島は、経済制裁参加国からの水産物禁輸措置をとっているロシアへの製品供給拡大に強い関心をもっている。
ロシア動植物衛生監督局によると、フェロー諸島からの水産物の輸入量は年間6万トン-7万トン程度で、製品はチルドサーモン、ニシン、サバ等が中心となっている。
なお、2014年9月8日、モスクワにおいて、ロシア農業副大臣(漁業庁長官)シェスタコフが、フェロー諸島首相Kaj Leo Holm Yohannesenと会合し、スモルトの供給や生産設備等、養殖漁業の分野での協力の強化と、ロシアへの市場性の高い水産物の供給の拡大について話し合った経緯にある。

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ベルホフスキーがサハリン州議会へ流し網漁業禁止法案賛成を報告

2015-05-22 00:15:33 | 日記
2015年05月21日
サハリン発
[ベルホフスキーがサハリン州議会へ流し網漁業禁止法案賛成を報告]
サハリン州選出上院議員ベルホフスキーは、同州議会に対して年次活動報告を行い、その中で、上院審議において流し網漁業禁止法案に賛成したことを伝えた。
ベルホフスキーは、流し網漁業の海洋環境への悪影響について言及し、多くの国がこの漁法を禁止しており、自身もそれが正しい判断だと考えている旨を加えた。
しかし、ベルホフスキーは、ロシアの流し網漁業者が漁獲割当をオークションで獲得し、政府との2020年までの合意に基づき操業を行ってきた経緯にあり、それまで、この禁止措置を延期する調整案を支援することで、同州選出下院議員カルロフと合意している。
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