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北海道機船漁業協同組合連合会
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一般社団法人北洋開発協会

ロシア極東の国境警備当局はカニの密漁者に勝利した 日本海上保安庁との協力

2015-05-28 14:57:11 | 日記
2015年05月28日
モスクワ発
[ロシア極東の国境警備当局はカニの密漁者に勝利した 日本海上保安庁との協力]
ロシアFSB国境警備庁副長官ユーリ・アレクセイエフ(Юрий Алексеев)は、2013年から2014年の活動において、極東の排他的経済水域から、カニの密漁者を完全に近い形で排除することに成功したと発表した。
この中で、特に最終的段階において、日本の当局との情報交換と協力が効果したことを強調した。
昨年2014年、日本の海上保安庁は、ロシア当局との情報交換と連携により、4隻のカニ密漁密輸船を拘束し、一方、サハリン国境警備局も同様の協力で、ロシア排他的経済水域において2隻を拘束した。
また、ロシア漁業庁、外務省、関係機関が協力し、日本、韓国、中国、そして北朝鮮と、IUU漁業(密漁密輸)防止協定を締結し、国際レヴェルで、緊密な対応をとることが可能となったことも、違法行為の大きな障壁となっていると指摘した。
この協定により、港湾において密漁船の入港とカニの陸揚げを阻止することが可能となり、現在、ロシアは米国とも、政府間協定締結に向け取り組んでいる。
さらに、アレクセイエフは、日本と韓国とのIUU漁業防止協定により、国内外のカニ市場に変化が起きている点についても言及した。
ロシア国境警備庁は、2014年から2015年の活動において1万2,000件以上の違反を摘発、5億4,000万ルーブルの罰金を科した。
また、370件が刑事起訴され、233名が有罪判決を受けた。
2,800トン以上の水棲生物資源の損害に450件が関わり、2億2,000万ルーブルの賠償が求められている。
加えて、同庁は、違法操業に関わった51隻のロシア船と45隻の外国船を拘束した。
なお、これらの活動のため28回、武器が使用されたとしている。
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