2015年06月05日
一般社団法人北洋開発協会(原口聖二)
[流し網漁業禁止法案下院可決 早ければ6月9日]
当北洋開発協会は、2015年5月22日、太平洋サケマス流し網漁業禁止法案にかかる下院審議の第2読会と第3読会が、同年6月10日にスケジュールされている旨をカメルサント紙が伝えたと報告した経緯にある。
この件に関して、本日6月5日付北海道新聞は、当該禁止法案の発効を2016年1月1日から2020年に延期する調整改正案をサハリン州選出議員が下院天然資源環境委員会委員長へ提出したものの、これが却下され、早ければ、同年6月9日にも同院本会議で可決される見通しだと報じた。
(配信済関連情報)
2015年06月01日 モスクワ発
[サ州選出下院議員カルロフが流し網禁止法の改正案の提出を水産業界紙に発表]
2015年4月24日、太平洋サケマス禁止法案にかかるロシア下院第1読会が行われ可決されたが、その発効を2016年1月1日から、2020年に延期する調整改正案を、同年5月21日、サハリン州選出下院議員カルロフが、第2読会に向けて下院天然資源環境委員会委員長へ提出したと水産業界紙(WEB)に明らかにした。
この提出理由として、サハリン州を中核とするロシアの流し網漁業者が、漁獲割当をオークションで獲得し、政府との2020年までの合意に基づき操業を行ってきた経緯にあること等を指摘している。
2015年05月31日 カムチャツカ発
[ロシアWWF 流し網漁業は多分最後の漁期となるだろう]
今年2015年漁期、カムチャツカ地方沿岸における太平洋サケマス操業は、6月1日から解禁され、その一方で同10日には流し網漁業の運命が下院で論議される。
法案のイニシアティブは、同地方の数名の議員がとった経緯にある。
ロシアの排他的経済水域における流し網漁業全面禁止法案の第2読会と第3読会は、6月10日に予定されている。
この作業は、かなり先行されていると言えるが、しかしながら、議員、環境団体らは、満足していない。
WWFは、あらためて、カムチャツカ地方沿岸のベニザケ操業の脆弱性の原因として流し網漁業が与える産卵行動への悪影響を指摘、海鳥と海洋哺乳類への被害をサイト(WEB)で批判した。
2015年05月22日 モスクワ発
[流し網漁業禁止法案 下院第2読会は6月10日]
2015年5月22日、カメルサント紙(WEB)は太平洋サケマス流し網漁業禁止法案にかかる下院審議の第2読会と第3読会が、同年6月10日にスケジュールされている旨を伝えた。
また、同紙は、下院議員の中から、この禁止措置の施行を2016年から2020年へ延期する提案がなされているとしている。
この法案のイニシアティヴをとった上院議長マトヴィエンコは、以前から産業界が強い抵抗を示す可能性を示唆していた。
サハリン州を中核とするロシアの流し網漁業者は、漁獲割当をオークションで獲得し、政府との2020年までの合意に基づき操業を行ってきた経緯にある。
なお、同下院審議の第1読会は同年4月に行われ、結果、賛成多数で可決されている。
(*報告担当者 原口聖二: ロシア下院は3読会制であり、第1読会は、法案の骨子、合憲性、緊急性、発効した場合の効果等を審議、近々予定されている第2読会は、より具体的な条項、修正と補足の審議や採択、そして、第3読会は、法案全体の最終審議で、この段階で行われる修正は編集上のもののみとされている。)
2015年05月21日 サハリン発
[ベルホフスキーがサハリン州議会へ流し網漁業禁止法案賛成を報告]
サハリン州選出上院議員ベルホフスキーは、同州議会に対して年次活動報告を行い、その中で、上院審議において流し網漁業禁止法案に賛成したことを伝えた。
ベルホフスキーは、流し網漁業の海洋環境への悪影響について言及し、多くの国がこの漁法を禁止しており、自身もそれが正しい判断だと考えている旨を加えた。
しかし、ベルホフスキーは、ロシアの流し網漁業者が漁獲割当をオークションで獲得し、政府との2020年までの合意に基づき操業を行ってきた経緯にあり、それまで、この禁止措置を延期する調整案を支援することで、同州選出下院議員カルロフと合意している。
2015年04月24日 モスクワ発
[ロシア下院 第1読会 太平洋サケマス流し網禁止法案可決]
2015年4月24日、ロシア下院第1読会が行われ、太平洋サケマス禁止法案が可決された。
法案の説明文は、太平洋サケマスの再生産の最適な条件を維持し、産卵行動を保護するため、流し網漁業を停止する必要がある等を述べた。
一般社団法人北洋開発協会(原口聖二)
[流し網漁業禁止法案下院可決 早ければ6月9日]
当北洋開発協会は、2015年5月22日、太平洋サケマス流し網漁業禁止法案にかかる下院審議の第2読会と第3読会が、同年6月10日にスケジュールされている旨をカメルサント紙が伝えたと報告した経緯にある。
この件に関して、本日6月5日付北海道新聞は、当該禁止法案の発効を2016年1月1日から2020年に延期する調整改正案をサハリン州選出議員が下院天然資源環境委員会委員長へ提出したものの、これが却下され、早ければ、同年6月9日にも同院本会議で可決される見通しだと報じた。
(配信済関連情報)
2015年06月01日 モスクワ発
[サ州選出下院議員カルロフが流し網禁止法の改正案の提出を水産業界紙に発表]
2015年4月24日、太平洋サケマス禁止法案にかかるロシア下院第1読会が行われ可決されたが、その発効を2016年1月1日から、2020年に延期する調整改正案を、同年5月21日、サハリン州選出下院議員カルロフが、第2読会に向けて下院天然資源環境委員会委員長へ提出したと水産業界紙(WEB)に明らかにした。
この提出理由として、サハリン州を中核とするロシアの流し網漁業者が、漁獲割当をオークションで獲得し、政府との2020年までの合意に基づき操業を行ってきた経緯にあること等を指摘している。
2015年05月31日 カムチャツカ発
[ロシアWWF 流し網漁業は多分最後の漁期となるだろう]
今年2015年漁期、カムチャツカ地方沿岸における太平洋サケマス操業は、6月1日から解禁され、その一方で同10日には流し網漁業の運命が下院で論議される。
法案のイニシアティブは、同地方の数名の議員がとった経緯にある。
ロシアの排他的経済水域における流し網漁業全面禁止法案の第2読会と第3読会は、6月10日に予定されている。
この作業は、かなり先行されていると言えるが、しかしながら、議員、環境団体らは、満足していない。
WWFは、あらためて、カムチャツカ地方沿岸のベニザケ操業の脆弱性の原因として流し網漁業が与える産卵行動への悪影響を指摘、海鳥と海洋哺乳類への被害をサイト(WEB)で批判した。
2015年05月22日 モスクワ発
[流し網漁業禁止法案 下院第2読会は6月10日]
2015年5月22日、カメルサント紙(WEB)は太平洋サケマス流し網漁業禁止法案にかかる下院審議の第2読会と第3読会が、同年6月10日にスケジュールされている旨を伝えた。
また、同紙は、下院議員の中から、この禁止措置の施行を2016年から2020年へ延期する提案がなされているとしている。
この法案のイニシアティヴをとった上院議長マトヴィエンコは、以前から産業界が強い抵抗を示す可能性を示唆していた。
サハリン州を中核とするロシアの流し網漁業者は、漁獲割当をオークションで獲得し、政府との2020年までの合意に基づき操業を行ってきた経緯にある。
なお、同下院審議の第1読会は同年4月に行われ、結果、賛成多数で可決されている。
(*報告担当者 原口聖二: ロシア下院は3読会制であり、第1読会は、法案の骨子、合憲性、緊急性、発効した場合の効果等を審議、近々予定されている第2読会は、より具体的な条項、修正と補足の審議や採択、そして、第3読会は、法案全体の最終審議で、この段階で行われる修正は編集上のもののみとされている。)
2015年05月21日 サハリン発
[ベルホフスキーがサハリン州議会へ流し網漁業禁止法案賛成を報告]
サハリン州選出上院議員ベルホフスキーは、同州議会に対して年次活動報告を行い、その中で、上院審議において流し網漁業禁止法案に賛成したことを伝えた。
ベルホフスキーは、流し網漁業の海洋環境への悪影響について言及し、多くの国がこの漁法を禁止しており、自身もそれが正しい判断だと考えている旨を加えた。
しかし、ベルホフスキーは、ロシアの流し網漁業者が漁獲割当をオークションで獲得し、政府との2020年までの合意に基づき操業を行ってきた経緯にあり、それまで、この禁止措置を延期する調整案を支援することで、同州選出下院議員カルロフと合意している。
2015年04月24日 モスクワ発
[ロシア下院 第1読会 太平洋サケマス流し網禁止法案可決]
2015年4月24日、ロシア下院第1読会が行われ、太平洋サケマス禁止法案が可決された。
法案の説明文は、太平洋サケマスの再生産の最適な条件を維持し、産卵行動を保護するため、流し網漁業を停止する必要がある等を述べた。