ロシア漁業ニュースヘッドライン

北海道機船漁業協同組合連合会
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一般社団法人北洋開発協会

セヴェロ・クリリスク住民が流し網漁業禁止法案について嘆願書を下院議長外へ提出

2015-06-09 16:04:19 | 日記
2015年06月09日
一般社団法人北洋開発協会(原口聖二)
[セヴェロ・クリリスク住民が流し網漁業禁止法案について嘆願書を下院議長外へ提出]
2015年6月8日(モスクワ時間)、ロシア一般紙(WEB)は、サハリン州セヴェロ・クリリスク(北クリール)の住民が、ロシア下院議長ナルイシキン、同院天然資源環境委員会委員長カシン、そして同院水生生物資源委員会委員長グルボコフスキーに対して、流し網漁業禁止法案可決に反対する嘆願書を提出したと報じた。
嘆願書は、サケマス流し網漁業が禁止されると、地域全体が崩壊、悲惨な状態になるとし、その重大さの理解を求めている。
(*報告担当者 原口聖二: 一部情報によると北クリール沿岸では定置網漁業が充実していない)

2015年06月09日
一般社団法人北洋開発協会(原口聖二)
[北海道新聞 流し網禁止、採決延期 ロシア下院]
当北洋開発協会は、2015年5月22日、太平洋サケマス流し網漁業禁止法案にかかる下院審議の第2読会と第3読会が、6月10日にスケジュールされている旨をカメルサント紙が伝えたと報告した経緯にある。
この件に関して、6月5日付北海道新聞は、早ければ、本日6月9日にも下院本会議で可決される見通しだと報じたが、昨日6月8日の同院幹部会で、その採決の延期を決め、週明け以降にずれ込むとの観測を伝えた。
延期の意図は不明なものの、関係筋によると、ロシア政府側から9日に採決しないよう指示があったとしている。
(2015年06月09日 北海道新聞)
“流し網禁止、採決延期 ロシア下院”
【モスクワ渡辺玲男】ロシア下院は8日の幹部会で、日本漁船も操業するロシア200カイリ内のサケマス流し網漁を2016年から禁止する法案について、9日に予定していた採決の延期を決めた。関係筋によると、ロシア政府側から9日に採決しないよう指示があったという。採決は週明け以降にずれ込む見通しだ。
同法案をめぐっては、下院で所管する自然資源活用環境委員会が9日の本会議での採決を提案。8日の幹部会で対応を協議した。採決延期を指示した政府側の意図は不明だが、サハリン州の流し網業者は20年までの漁獲割当量を既に購入していると主張し、禁止時期の4年延期や調査目的などの流し網漁を認めるよう求めている。
法案が成立すれば、日本漁船が事実上、ロシア200カイリ内での操業から締め出される可能性がある。
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