2016年03月24日
モスクワ発
[日本は水産物輸出の規制解除をロシアへ求める]
在ロシア日本大使館は、原発事故以後設定された福島周辺8県の水産物の輸入規制を解除するようロシア動植物衛生監督局に対して求めた。
当局は、在ロシア日本大使館田島浩志公使と会合を行った。
田島浩志 公使は、昨年2015年7月、青森県の23施設からの製品輸出が再開、可能となったことに謝辞を述べ、残りの地域についても規制が解除されるよう求めた。
また、日本の規制により、危険な製品が市場に出回る可能性がないこと等を説明、ロシアへ輸出する際の証明書等、その手続きが追加的コストにつながることに懸念を表明した。
これに対してロシア側は日本各地での放射線の状況等に関するデータをもって対応を検討する旨通報した。