2017年05月29日
一般社団法人北洋開発協会 原口聖二
[韓日漁業交渉来月6月再交渉]
昨年、韓日漁業交渉が決裂し、問題が長期化しているが、来月、再交渉が行われる見込みだ。
韓国一般紙(WEB)が伝えた。
韓国海洋水産部は来月2017年6月、日本側と2017年(期間2017.7.1-2018.6.30)の漁獲割当と操業隻数などを合意するための交渉日程を調整していると昨日5月28日明らかにした。
韓国政府関係者はこの日、新しい操業期間を控え交渉をするためのスケジュールを調整しているとし、一方で、日本側の態度に変化がないため、6月に交渉妥結に至るかは疑問だと述べた。
韓国政府は5月末-6月初めに交渉の再開を求めたが、日本側は、6月中旬とし、スケジュールを再調整している模様だと伝えられた。
交渉関係者も、過去のように課長級で交渉を開始するか、最初から局長級を投入するか思案している。
昨年6月、2016年(期間2016.7.1-2017.6.30)の操業について、双方の立場が激しくぶつかり交渉が決裂した。
韓国側は、日本水域のタチウオの漁獲割当を現在の2,150トンから5,000トンに増やすことを要求したが、日本側は、逆にタチウオ延縄漁船を現在の206隻から73隻に減らすべきだと主張、これを拒絶した。
交渉が妥結されるまで2015年に準ずる暫定操業を行うという韓国政府の提案にも、日本政府はこれを拒否し、強硬な姿勢を変えていない。
来月、再交渉が行われても見通しは明るくないといえる。
相手国EEZ漁業の依存度が日本より韓国ははるかに高く、交渉は不利で、閉塞状況の両国関係の作用も未知数となっている。
一般社団法人北洋開発協会 原口聖二
[韓日漁業交渉来月6月再交渉]
昨年、韓日漁業交渉が決裂し、問題が長期化しているが、来月、再交渉が行われる見込みだ。
韓国一般紙(WEB)が伝えた。
韓国海洋水産部は来月2017年6月、日本側と2017年(期間2017.7.1-2018.6.30)の漁獲割当と操業隻数などを合意するための交渉日程を調整していると昨日5月28日明らかにした。
韓国政府関係者はこの日、新しい操業期間を控え交渉をするためのスケジュールを調整しているとし、一方で、日本側の態度に変化がないため、6月に交渉妥結に至るかは疑問だと述べた。
韓国政府は5月末-6月初めに交渉の再開を求めたが、日本側は、6月中旬とし、スケジュールを再調整している模様だと伝えられた。
交渉関係者も、過去のように課長級で交渉を開始するか、最初から局長級を投入するか思案している。
昨年6月、2016年(期間2016.7.1-2017.6.30)の操業について、双方の立場が激しくぶつかり交渉が決裂した。
韓国側は、日本水域のタチウオの漁獲割当を現在の2,150トンから5,000トンに増やすことを要求したが、日本側は、逆にタチウオ延縄漁船を現在の206隻から73隻に減らすべきだと主張、これを拒絶した。
交渉が妥結されるまで2015年に準ずる暫定操業を行うという韓国政府の提案にも、日本政府はこれを拒否し、強硬な姿勢を変えていない。
来月、再交渉が行われても見通しは明るくないといえる。
相手国EEZ漁業の依存度が日本より韓国ははるかに高く、交渉は不利で、閉塞状況の両国関係の作用も未知数となっている。