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2017年07月05日
北海道機船漁連内 一般社団法人北洋開発協会 原口聖二
[2017年太平洋サケマス本格漁期直前カラフトマス等トロール調査]
ロシア太平洋海洋漁業研究所チンロセンターは、今年2017年太平洋サケマス本格漁期直前のカラフトマス等を対象とした同研究所科学調査船“Профессор Кагановский”(プロフェッサー・カガノフスキー)によるクリール列島太平洋側海域のトロール調査の結果を発表した。
トロール調査は、同年6月1日から7月1日までの間行われ、当該海域にある関連する太平洋サケマスのバイオマスが次のとおり算定された。
カラフトマス 3億3,700万尾 33万トン
成魚シロザケ 3,350万尾 6万2,000トン
成魚ベニザケ 390万尾 8,700トン
カラフトマスの雌と雄の比率は51.4%と48.6%だった。
雌が雄をわずかに上回っていのは、雄の一部が、調査前に、既にオホーツク海へ渡ったからと推測される。
カラフトマスの単位あたり平均漁獲量は、直近奇数年2015年の調査と比較して、今年2017年は1.5倍(34尾:44尾/1時間当たりのトロール)となっており、算定されたバイオマスも1.4倍(2億4,000万尾:3億3,700万尾)となっている。
これらのデータをもとにすると、オホーツク海のカラフトマスの漁獲量の設定は、直近奇数年2015年対比の約1.5倍が許容されるといえる。
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