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2017年07月13日
北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
[インテルルイブフロートはイカの日本の貿易障壁の撤廃を期待する]
“インテルルイブフロート”(Интеррыбфлот)社はスルメイカ(Тихоокеанский кальмар:チホーオケアンスキー・カリマル:太平洋イカTodarodes pacificus)について、日本の貿易障壁が撤廃されることを期待している。
ロシア業界紙(WEB)が伝えた。
日本は輸入水産物の輸入割当を設定し、経済産業省がこれを管理している。
昨年2016年、“インテルルイブフロート”社は、2,000トンのスルメイカを漁獲した。
“インテルルイブフロート”社は、長年にわたり、この資源の利用と海外への供給の実績がなかったことを指摘し、問題の解決をロシア漁業庁に対して要請、同年11月には、中国と日本の当局に対して、製品輸出に関する申請を送付した。
この結果、今般、中国の食品衛生当局は、ロシアからのスルメイカを輸入品目にリストした。
“インテルルイブフロート”社は、日本当局の速やかな同様の対応を期待している。
(関連過去情報)
2017年06月13日 モスクワ発
[インテルルイブフロートはスルメイカ漁業拡大を目指す]
今年2017年漁期、色丹島の漁業コンビナート”アストロブノイ“(Островной)の再建に関わる“インテルルイブフロート”(Интеррыбфлот)社は、イワシ・サバに加え、イカ漁業の拡大を計画している。
昨年2016年、“インテルルイブフロート”社は、2,700トンのサバと、2,000トンのスルメイカ(Тихоокеанский кальмар:チホーオケアンスキー・カリマル:太平洋イカTodarodes pacificus)を漁獲した。
これまでロシア市場では、ドスイカ(Командорский кальмар:コマンドルスキー・カリマル:コマンドル・イカ Berryteuthis magister)は良く知られていたが、スルメイカはほとんど知られていなかった。
同社は、スルメイカは、韓国、日本、中国で大きな需要があり、当該資源へのアクセスは極めて要望だとしている。