ロシア漁業ニュースヘッドライン

北海道機船漁業協同組合連合会
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一般社団法人北洋開発協会

日本海北海道隣接ロシア海域スケトウダラのTAC案 大幅な増枠

2018-05-11 10:08:03 | 日記

2018年05月11日
水産経済新聞【札幌】
北海道機船連によると、ロシアの漁業研究機関「チンロセンター」は2018年5月3日、来年2019年の極東海域のスケソウ漁獲可能量(TAC)案を発表した。総計は18年TAC比微増の178万500トンで、引き続き高水準の漁獲が続く見込みとなっている。
TAC案は関係省庁の承認などを経て、例年秋ごろに正式決定される。
海域別にみると、西べーリングが18年TACに比べ2%増の39万9,800トンとなったほか、南千島も11%増の10万4,400トンと増加。
ボリュームは小さいものの、日本海(沿海地方、西サハリン)も28%増の1万5,500トンと大幅な増枠提示となった。
最もボリュームの大きいオホーツク海は一部海区が微減したが、全体ではほぼ前年並みの107万1,200トンを確保。
北千島は9%減の9万7,900トンと減少した。
ロシアのスケソウTACは、02年に93万トンと100万トンを割ったが、07年ごろから増加傾向となり、近年は170万-180万トンの高水準で推移、実際の漁獲も拡大基調をたどっている。
道機船連の原口聖二常務は19年のTAC案のうち、北海道に隣接する日本海のTAC案が大幅な増枠となったことに言及。「この海域の資源は日本側とも往来しているとされている資源。16年(6,520トン)で底を打って以降、これで3年連続の増枠提示であり、資源増加の兆候として期待したい」とコメントしている。

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