ロシア漁業ニュースヘッドライン

北海道機船漁業協同組合連合会
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一般社団法人北洋開発協会

2021年日本海北海道接続ロシア海域のスケトウダラTACの増加等について

2020-03-17 15:25:00 | 日記

2021年日本海北海道接続ロシア海域のスケトウダラTACの増加等について

既報のとおり2020年2月7日、札幌市において水産庁主催の令和2年漁期のスケトウダラTAC設定に関する意見交換が開催されました。
同会合では、日本海北部系群について前年度となる2019年度漁期から400トン増の6,700トンとする案が発表(その後決定)され、これに対して当方からは、資源分布が重なる、北海道接続ロシア海域のTAC設定の近年の推移を指し示し、日本のTAC運用があまりに保守的であり、この海域の資源量に対する開発率が異常な低さに設定されている点を指摘するとともに、漁獲減に合わせて陸上の加工場も縮小均衡が進んでいて、これではたとえ資源が回復しても有効活用ができないとし、産業の実態に合ったTAC運用を求めたところです。
かかる状況下、ロシア漁業庁は、2020年3月11日、ロシア科学研究機関代表者との幹部会合を開催し、上向いている資源評価を背景に、更に、来年2021年の当該海域のTACを増加させる決定をした旨の情報を確認しましたので仮訳してご報告申し上げます。
時間的、数量的ラグにより、国際市場価格に影響を受ける業界にとって、ライヴァル国業界にさらに経営的にリードをとられることが懸念されます。

2020年03月14日
北海道機船漁業協同組合連合会 常務理事 原口聖二

2020年03月13日
北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
[日本海北海道接続ロシア海域 2021年スケトウダラTAC当初設定 2万7,200トン 前年比126%]
ロシア漁業庁は2020年3月11日、農業副大臣(漁業庁長官)シェスタコフを議長として、同庁幹部と科学研究機関の代表者による会合を行い、来年2021年の極東海域のスケトウダラのTAC設定勧告を承認した。
極東海域全体では197万7,000トン、前年2019年の当初設定比プラス14万3,000トンとなる。
また、この内、北海道日本海(日本海北部系群)と資源の分布が重なる接続海域の沿海地方・西サハリンは、2005年以来、最大の2万7,200トンが設定され、同様プラス5,600トン、126%となる。
当該内訳は次のとおりとなる。
(2021年日本海北海道接続ロシア海域スケトウダラTAC当初設定)
沿海地方海域 2万3,200トン(+5,100トン 128.2%)
西サハリン海域 4,000トン(+500トン 114.3%)
なお、日本の資源評価において“またがり資源”と位置づけられる東サハリン海域スケトウダラの状況も堅調で安定しており、12万6,100トンで プラス1,100トン、101%となる。

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ロシア フィッシュミール生産 右肩上がり 2020年03月17日 水産経済新聞

2020-03-17 10:09:12 | 日記

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