たいちゃんの奥の細道

~人生、すなわち旅也~

酒と電車と動物達と私in長野 vol.3

2016年10月02日 05時58分09秒 | マイルド鉄の旅
そうだ、観光列車に乗ろう!!

9月22日(秋分の日)
旅行2日目・・・
本当は今日から1泊2日で紅葉の秋山を登るつもりでしたが・・・




長野県松本地方 
大雨警報発令中!!





潔く諦められる天候にちょっと安心しつつ、早朝より「空白の2日間」の計画を練ります。


思いついたのが、観光列車に乗ること。

長野地方は魅力的な観光列車が多く運行されておりまして、最終日には一番人気の「ろくもん」に乗る計画でおります。
その他の列車についてはノーチェックだったのですが、その内の一つに乗っておこうかと・・・
思いついたのが長野から飯山線をいく「おいこっと」


長野駅から十日町駅間を走る観光列車で、『「日本人のこころのふる里」を代表するローカル線として、訪れる人すべてにやすらぎと癒しを提供』というコンセプトです。
名前の由来は東京の真逆にあると言う意味で「TOKYO」の英語表記を反対にし(TOKYO→OYKOT)「おいこっと」とひらがなで表現したものです。


要は「田舎電車」ってことです(笑)


ちなみに、唱歌「故郷」を作詞した高野辰之氏は沿線の中野市の出身です。
この列車の車体のイラストには「うさぎ」「やま」「こぶな」「かわ」・・・など、「故郷」の歌詞のセンテンスが含まれています。


さらに魅力的なのは、車内のナレーションが「まんが日本 昔ばなし」などでおなじみの常田富士男さんということです。

切符は指定券が必要ですが、列車自体は快速なので、手頃な飯山まで行っても1050円です。

列車は9時15分に出発します。










出発してしばらくすると、車窓から唱歌に出てくるような風景が


うさぎ追いし かの山
鮒釣りし かの川


残念なのはりんご畑の向こうに広がる緑の山々は雲がかかり、



小鮒がいそうな川は濁流と化していることかな・・・


でも、刈りいれ時期を控える稲穂は黄金色に輝いています。




そんな中、車内では「野沢菜」の振る舞いが




「これはビールか日本酒だわ~~」



だが、しかし・・・




午後はレンタカーで安曇野まで行こうと思うので、ここは涙を飲んでサイダーで我慢
いわゆる「地サイダー」ってヤツですな。




その地サイダーと野沢菜の相性・・・





当然、「微妙」ですっ!!
(なぜ、ノンアルコールビールにしなかった??・・・)


さらに車窓の風景と常田さんのナレーションを楽しむことしばし。
乗車時間40分で目的地の飯山駅に到着です。



近っ!!



飯山駅で「おいこっと」は15分ほど停車します。
コンコースでは飯山の地酒「水尾」の振る舞いが!!



・・・飲めね~~し・・・



まぁ雰囲気だけ楽しんで、帰りますか。
帰りは北陸新幹線「はくたか」で・・・

車窓を楽しむ間もなく11分で長野です!!

のんびり電車で行き、最も合理的な便で帰る。


この鉄の旅の鉄則です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする