たいちゃんの奥の細道

~人生、すなわち旅也~

「動物園を忘れる大人の旅」vol.2

2017年04月21日 05時40分05秒 | 旅行
緩い観光列車に乗ってうさぎ島へ

呉駅から呉線に乗って、忠海駅に向かいます。
これから竹原市の沖合に浮かぶ大久野島に向かいます
大久野島は戦時中、毒ガス工場があったことから「地図に載らない島」と言われてました。
戦後、小学校で飼われていたウサギが野に放たれ、繁殖したことから、多くのウサギが住む島として有名になりました。
ちなみに生息するのは「アナウサギ」だとか・・・
今回は「究極の癒し」を求め、天然のウサギと戯れに行くことにします。

呉駅から大久野島への連絡船が発着する忠海までJRで1時間移動し、駅から徒歩5分の忠海港から連絡船で15分です。
で、今回利用するのは「瀬戸内マリンビュー」という観光列車です。
2両編成で1号車は指定席、2号車は自由席です。

今回は自由席です。
ええっ、お小遣いが無いんです。



その出発は10時53分・・・
今、10時35分(港にて)・・・

一見、楽勝ですが、この間にウサギの餌となる野菜を仕入れて行こうと思います。

ですが、駅までの道のりは、できるだけ急ぎたいので、駅前の店で野菜を探すことにします。呉駅で切符を買い、15分勝負とばかりに出てみましたが、コンビニ(セブンイレブン)しか見あたりません。
仕方なくと言うわけではないんですが、カット野菜を一袋購入し、急いでホームに降りると、そこに「瀬戸内マリンビュー」が滑り込んできました。



先頭の2号車が自由席となっており、普通にベンチシートに陣取ります。
右側が海なので左側から眺めようと左側の席を確保します。
車内はっていうと、なんだか海っぽい造りです。


ちなみに「瀬戸内マリンビュー」は臨時快速です。駅をいくつか飛ばすのですが、その分、対向列車との待ち合わせで時間を取ったりします。




まぁ、急ぐ旅ではないので、いいんですが・・・




12時8分、忠海駅に到着です。
ここから港までは歩いて5分程ですが、次の船の便20分なので、都合12分程しか有りません。
それでも余裕でチケットを買い、売店でウサギ用のペレットを追加購入し、船に乗り込みます。



大久野島までは15分程で到着です。
港を降りた瞬間から、ウサギがいます。



それもあちらこちらに・・・



戯れたい気持ちを抑え、とりあえずシャトルバスに乗って国民休暇村へ向かいます。
まずは昼食。タコの香味揚げ定食&ビールです。




次はおみやげ。コーヒーとTシャツ、ジャムなんかを購入します。

さて、いよいよウサギさんとの触れ合いタイムです。
ウサギさん、やたらめったら、そこら中にいます。




ええっ、正に「より取り見取り」です。



適当なところで、背中に怪我をしているウサギさんを見つけ、餌を見せると、ヒョコヒョコと寄ってきて、手を膝に当てて、オネダリします。



めっちゃ、カワイイです。



やはり野菜の方が食いつきは良いようですが、追加で購入したペレットでも十分楽しめます。

その後、何匹も見つけては餌をやり、見つけては餌をやりして、歩いて港方面を目指します。







気を付けないと広場なんかでもウサギがあちこちに穴を掘るので、ぼーっとして歩いていると足をくじきます。



ベンチで休んでいると、ウサギが近づいてきてヒョコッと立ち上がり、


「どうしたのおじさん、元気だしなよ」
と言ってくれてるみたいです。



まっ、実際は

「なんだよ、エサ無いのかよ・・・」

と思ってるんでしょうが・・・





立ち上がるウサギの写真が撮りたくて、フォトジェニックに海、空、木そしてウサギを撮って見ましたが、よくよく見るとウサギと思っていたのは木の切り株で、軽くショックを受けます。


そうこうしている間に、いつの間にか船着き場まで歩いてきてしまいました。
予定では16時過ぎの船に乗って島を離れるきだったのですが、力も抜けきった事ですし、何より西側の空の様子が気になるので、14時35分の船で島を離れることとします。

忠海港まで戻り、船着き場でおみやげを物色し、駅まで戻ります。



駅に着く頃には再び雨が降り出します。
帰りは三原まで出て、後は新幹線で一気に新山口まで帰ることとします。

自宅帰着は18時15分
いや~~山口は大雨でしたわ~~


にしても、
ウサギはやばい、超やばい!!
特に天然は・・・


その内、再訪したいと思います。
コメント
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