首の長いあの子です
今年も自由研究の季節がやってきました
今年のテーマはキリンです。
そう、首の長いあの子です。
※到津の森のトーマくん
キリン(Giraffa camelopardalis)は、偶蹄目キリン科キリン属に分類される偶蹄類です。偶蹄目とは、つまり、蹄(ひずめ)が偶数ってことで、牛と御親戚です。
キリンは言わずと知れた「もっとも背が高い現生動物」ですが、その他にも「動物の中で最も高い血圧」とかいうタイトルホルダーでもあります。
まぁ、あの高い頭に血液送るのなら、そりゃそうだろ
キリンの分類ですが諸説有りまして
9亜種とか12亜種とか言われていますが、聞くところによると昨年
「4亜種になった」のだとか・・・
まぁ、以前から「キリン」ということで亜種を顧みず交配が進んでおり、国内のキリンでも何がなんだか分かんなくなっているようです。
ちなみに4種はキタキリン、ミナミキリン、アミメキリン、マサイキリンだそうです。
そのキリンですが「今年はキリン年じゃね?」と勘違いするぐらい当たり年です。
まず、あちこちで子供が生まれています。
それと引き替え、あちこちでキリンの死亡が有りました。
出会いと別れ
まぁ、生き物ですから。
さらに最近あるキリンの話題でネットが盛り上がっています。
場所は岩手県盛岡市にある盛岡市動物公園
キリンの名前は「ユズ」
ユズは平成25年に多摩動物公園から盛岡へ移動になりました。
いわゆる「ブリーディングローン」で、繁殖のために所有権を元の動物園に残したまま動物を貸出し、または借入れることです。
売買が禁止された希少動物や、購入費用が高価な動物でも移動ができるし、新しい血統を取り入れるため行われています。
で、「ユズ」
まず、ユズは蹄が伸びる(伸びすぎる)のが問題となっています。
自然のキリンでは、歩いている内に削れるので長く伸びないのですが、動物園では運動不足のためか蹄が伸び(=過長蹄)になるので、飼育員が削る(削蹄)する必要があります。
これをしないと、つまづいたり引っかけたりして転倒のリスクが高くなります。
キリンが転けると言うことは、高さ5mから頭を地面にたたきつけられるのと同じです。
さらにユズの場合、この過長蹄が原因で関節周辺の炎症を併発しているようです。
過長蹄の対策は、概ね3つに大別されます。
ハズバンダリートレーニングにより削蹄するか、麻酔により眠らせて削蹄するか、あるいは十分な歩行運動により自然と蹄が削られるのを促すか・・・
有る意味キリンの足先を見ると、その園の実力が分かる訳です。
次ぎに「床ずれ」
昨年から、ユズの後ろ足に床づれの様な傷ができ、痛々しく歩行にも支障がでる様子を、キリン好きの方がtwitterで呟いたことから、コアな動物ファンの方々は「盛岡市動物公園は何してんねん!!」という事になってしまいます。
さらに7月にユズが出産し、その様子もtwitterで知れ渡ったのですが、園がユズが育児放棄をしているかごとく情報発信したもんだから、「いやいや、足が痛くて乳あげれんのやろ」との憶測から、軽く炎上した次第です。
さらに、マスコミもこの情報を聞きつけ、園への「批判」やら、「要望」やら、「お願い」やら「苦情」やら・・・
園もこの事態を重く受け止めたのか、状況と対処法を公式ホームページで公開したのですが、要は「原因よく分からないけど、何となく改善方向に向かってるので、このまま治療を続けます」との内容です。
もちろん、ファンの方々、納得できるわけもなく、「どおした物か・・・」と今は思案している状況です。
ええっと・・・
まぁ、予算の限られている中、がんばっている園を一方的に攻めるのもどうかと思いますが、今のところ「よくしてあげて下さいね」としか言いようがないです。
確かに写真を見ると、「一定の効果が認められる」というのも疑わしいし、正直、公式発表もただの「ガス抜き」なんだろなと言うのが感想です。
動物ファンの気持ちは一つ
キリンが幸せな動物園ライフ(笑)を過ごすこと
そのためにファンの方々も「ユズ」に何がして上げあげられるか、もう一度考えてみたいと思います。
ちなみに動物園で見るキリンの健康チェック!!
1 蹄が伸びすぎていないか
2 尻尾の先の毛が十分にあるか
3 舌が紫色か
4 檻や柵を嘗めていないか
我流ですが、そんなところです。
最後にお友達、福岡市動植物園のアミメキリン「ジュラ」さん
遊びに行くと挨拶に来てくれます
今年も自由研究の季節がやってきました
今年のテーマはキリンです。
そう、首の長いあの子です。
※到津の森のトーマくん
キリン(Giraffa camelopardalis)は、偶蹄目キリン科キリン属に分類される偶蹄類です。偶蹄目とは、つまり、蹄(ひずめ)が偶数ってことで、牛と御親戚です。
キリンは言わずと知れた「もっとも背が高い現生動物」ですが、その他にも「動物の中で最も高い血圧」とかいうタイトルホルダーでもあります。
まぁ、あの高い頭に血液送るのなら、そりゃそうだろ
キリンの分類ですが諸説有りまして
9亜種とか12亜種とか言われていますが、聞くところによると昨年
「4亜種になった」のだとか・・・
まぁ、以前から「キリン」ということで亜種を顧みず交配が進んでおり、国内のキリンでも何がなんだか分かんなくなっているようです。
ちなみに4種はキタキリン、ミナミキリン、アミメキリン、マサイキリンだそうです。
そのキリンですが「今年はキリン年じゃね?」と勘違いするぐらい当たり年です。
まず、あちこちで子供が生まれています。
それと引き替え、あちこちでキリンの死亡が有りました。
出会いと別れ
まぁ、生き物ですから。
さらに最近あるキリンの話題でネットが盛り上がっています。
場所は岩手県盛岡市にある盛岡市動物公園
キリンの名前は「ユズ」
ユズは平成25年に多摩動物公園から盛岡へ移動になりました。
いわゆる「ブリーディングローン」で、繁殖のために所有権を元の動物園に残したまま動物を貸出し、または借入れることです。
売買が禁止された希少動物や、購入費用が高価な動物でも移動ができるし、新しい血統を取り入れるため行われています。
で、「ユズ」
まず、ユズは蹄が伸びる(伸びすぎる)のが問題となっています。
自然のキリンでは、歩いている内に削れるので長く伸びないのですが、動物園では運動不足のためか蹄が伸び(=過長蹄)になるので、飼育員が削る(削蹄)する必要があります。
これをしないと、つまづいたり引っかけたりして転倒のリスクが高くなります。
キリンが転けると言うことは、高さ5mから頭を地面にたたきつけられるのと同じです。
さらにユズの場合、この過長蹄が原因で関節周辺の炎症を併発しているようです。
過長蹄の対策は、概ね3つに大別されます。
ハズバンダリートレーニングにより削蹄するか、麻酔により眠らせて削蹄するか、あるいは十分な歩行運動により自然と蹄が削られるのを促すか・・・
有る意味キリンの足先を見ると、その園の実力が分かる訳です。
次ぎに「床ずれ」
昨年から、ユズの後ろ足に床づれの様な傷ができ、痛々しく歩行にも支障がでる様子を、キリン好きの方がtwitterで呟いたことから、コアな動物ファンの方々は「盛岡市動物公園は何してんねん!!」という事になってしまいます。
さらに7月にユズが出産し、その様子もtwitterで知れ渡ったのですが、園がユズが育児放棄をしているかごとく情報発信したもんだから、「いやいや、足が痛くて乳あげれんのやろ」との憶測から、軽く炎上した次第です。
さらに、マスコミもこの情報を聞きつけ、園への「批判」やら、「要望」やら、「お願い」やら「苦情」やら・・・
園もこの事態を重く受け止めたのか、状況と対処法を公式ホームページで公開したのですが、要は「原因よく分からないけど、何となく改善方向に向かってるので、このまま治療を続けます」との内容です。
もちろん、ファンの方々、納得できるわけもなく、「どおした物か・・・」と今は思案している状況です。
ええっと・・・
まぁ、予算の限られている中、がんばっている園を一方的に攻めるのもどうかと思いますが、今のところ「よくしてあげて下さいね」としか言いようがないです。
確かに写真を見ると、「一定の効果が認められる」というのも疑わしいし、正直、公式発表もただの「ガス抜き」なんだろなと言うのが感想です。
動物ファンの気持ちは一つ
キリンが幸せな動物園ライフ(笑)を過ごすこと
そのためにファンの方々も「ユズ」に何がして上げあげられるか、もう一度考えてみたいと思います。
ちなみに動物園で見るキリンの健康チェック!!
1 蹄が伸びすぎていないか
2 尻尾の先の毛が十分にあるか
3 舌が紫色か
4 檻や柵を嘗めていないか
我流ですが、そんなところです。
最後にお友達、福岡市動植物園のアミメキリン「ジュラ」さん
遊びに行くと挨拶に来てくれます