今朝の冷え込みは強く、氷点下の朝を迎えた。
水を入れた田んぼには薄氷が張って、春とは程遠い寒々とした風景だった。
あたりは霜で覆われていたが、日が昇るとたちまち湯気になって消えていく。
日差しの強さは春そのものだが、空気だけは吐く息が白くなるほど冷えていた。
咲き始めた花も霜にうたれた姿が痛々しいが、寒さに強い水仙は、少々の寒さに萎えるようなことは無い。
山わさびも霜をまとって首を垂れているが、日が射せばしゃんとする。
八重桜も満開を迎えているが、この冷え込みで花を楽しむ期間が長くなりそう。
花たちは、思わぬ寒さに我慢して耐えるしかないが、犬は暖かい場所に移動し、飼い主は冬の上着を引っ張り出したり、ストーブを焚いて寒さをしのいでいる。