年々田植えをする時期が早くなって、このあたりでは5月中旬から下旬にかけて行われるところが多い。
それでも連休を当てにしている農家は、田を起こして水を張り、田植えの準備が進んでいる。
代かきが終わった田んぼは、鏡のようにまわりの景色を映して、田植えが始まるまでのひと時を楽しませてくれる。
この時期は、田んぼではかえるが鳴き、藪では鶯がさえずり、野山の花も一斉に咲いて、のどかな山里風景に彩を添えている。
桜も霜に打たれたせいか、満開の花を長く楽しめるし、桃や、りんご、やまぶき、ツツジ、シャクナゲも咲き始めて、百花繚乱の様をあちこちで目にする。
大型連休は、お天気に恵まれそうで、どこの観光地も大混雑することだろう。
この集落の兼業農家は、好天を待って農作業に明け暮れそうだ。
「飛騨の山里暮らし」 5月号をUPしたのでご覧下さい。